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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:赤み

ニキビにはプラズマをダブル照射

プラズマの登場でニキビ治療が変わることになりそうです。

クリニックFでは現在この二台のプラズマ治療器を採用していますが、プラズマと一言で言っても二台それぞれに特性があります。

クリニックではこの二台をどちらも使って炎症性ニキビにアプローチしており、場合によってはダブル照射を行っているのです。

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これが結果を伴うことに手ごたえを感じています。

現在大学の研究室と一緒になって研究を行っていますが、論文などで前後の写真使用を御承諾いただければモニター照射も可能ですので、お困りの方はお声がけください。

赤みや痛み、凹凸に悩まれていて鏡を見る度憂鬱な思いをされている方のお役に立てればうれしいです。


静かなDEKA社オフィスにて

フィレンツェはDEKA社のオフィスに行ってきました。

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今日はファクトリーがお休み。

本社をほとんど貸切の状態で、副社長のマウロガリ博士と機器のアップグレードと共同研究テーマについて打ち合わせをしてきました。

静かなオフィスで良い話ができましたよ。

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特に今年は僕も慶應義塾大学薬学部で薬学博士号が取れたばかりなので、マドンナリフトやスマートサイドスクエアを使ったフラクショナルレーザーアシストのドラッグデリバリー後の、生体内のサイトカインカスケードをパヴィア大学と研究する事になりそうです。

新たなレーザーの機序が、薬学的な側面でも解明できるかもしれません。

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飽くなき知的好奇心の探求。楽しみです。


ほうれい線やニキビにXD1540

先日ブログ(http://clinic-f.com/blog/laser/post_17417/)でもお話ししたスターラックスLux1540XDですが、ご興味をお持ちくださった方からいくつかご質問頂きましたので、今日はもう少し追加のお話を書き加えておきたいと思います。

 

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XDに関する懐かしい写真もすこし。

2011年ですね。

 

XD1540はほうれい線やちょっとしたニキビにノーダウンタイムで打てることも特徴の一つです。
アメリカの学会では数年前パワー設定や照射の仕方によっては額の皺にも着実に効果がある、ボトックスよりも良いかもしれないと話題になりました。

 

 

そうしたことからクリニックFでは、ギャラクシーやトリニティといった機器で全顔の照射を行った後、オプションで部分的に気になる箇所のみに照射される方も最近また増えていますね。
アゴ、頰、額、鼻などブロックを決め、そこに集中して追加で打つ方法です。

 

部分的な皺を気にされる方、部分的な毛穴やニキビ跡を気にされる方がその部分だけの照射を御所望されるのです。
基本的に、照射中や終了後の痛みは、ほんの僅かにジンジンとした感覚を除けば非常にマイルドなものです。
そのため麻酔塗布の必要もありません。

 

そうした側面からもフラクセルやマドンナリフト、ヘイローといった機器に尻込みしてしまう初心者、痛みに弱い方、ダウンタイムが困る方にも抵抗なく行えるものだと思います。
「部分照射に強いフラクショナル機器」といったイメージでしょうか。

照射後多少の赤み、腫れ感はありますが、エネルギーも高く深達度もあり、より深くまで線維芽細胞を活性化させることができるのです。
XDのフラクショナルは、リサーフェシングというよりは、光線を集中することで深達度を上げる為に設計されているのですよね。

 

 

1540は近赤外線波長なので、人によって過敏反応する可能性はあります。
そのため初回は反応も見ながら保守的に打っていきますのでそうした安全面でもご安心頂けるかと思います。
照射した患者さんのご感想を伺うと、照射後3日目くらいに皮膚のテクスチャー変化がとても感動的だそうです。
こうしたお話を聞くと素直に嬉しいです。

 

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写真はインドで開催された国際学会でXD1540について招待講演及びデモンストレーターをした時のものです。


赤ら顔やニキビ跡、小じわの治療:最近活躍しているスターラックスLux1540XD

おはようございます。

 

昨日は突然の嵐にびっくりしましたが、今日は一日晴れそうですね。

 

新緑が爽やかな季節になりました。
今日はクリニックFで赤ら顔やニキビ跡、小じわの治療においてまた最近活躍しているスターラックスLux1540XDについて改めてご紹介したいと思います。

 

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スターラックス自体は新しい機器ではなく、2008年にアメリカのパロマ社で開発されたフラクショナルレーザーです。

 

 

本ブログでも当時から度々取り上げ、これまで多くの患者様に高い評価を頂いてきましたが、メンテナンスしながら照射方法を何度も調整し、ここへ来てまた患者さんの支持厚いデバイスとなっているのですよね。

 

 

機器としても改めて面白いな、と僕も思っています。Lux1540XDは1540nmのEr:Glassレーザーを短時間に高出力で照射し、皮膚のリサーフェシングを行います。

 

 

先端のクリスタルをピラミット型の構造とし、業界唯一の“ micro-compression”技術でより真皮の深部まで安全にレーザーを到達させることが可能です。

 

 

 

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圧迫しながら照射するため、真皮の水分量を減らしレーザーの深達度を約40%アップさせると共に、照射後の真皮と表皮の解離が最小限となり、より迅速な再生が促されます。

 

加えて、皮膚との接触面を急冷するコンタクトクーリングシステムを採用することで、皮膚表面のダメージを最小限にしています。

 

 

 

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最近人気がまた出てきた理由として、特に

 
① 他の治療機器では治療に難渋するニキビ跡(凹凸)

 
② ダウンタイムや疼痛を避けたい

 
③ 他のレーザーや光治療で取れない赤みや色素沈着

 

等の特徴や思いある患者様からの高評価ということが挙げられます。

 
表面麻酔やジェルの塗布は必要なく、施術中・施術後の疼痛はほとんどありません。

 
それにも関わらず、効果は真皮深層にまで達し、照射後2-3日すると肌の内側からパンッとした張りが出てきます。

 
昨日も、半年前に突然顔全体に赤みを伴う丘疹が出現した40代の患者さんに対して、3回目のLux1540XDの照射を行いました。

 
これまで、他院にて保険診療による内服や軟膏治療が奏功せず、今年の2月から当院でLux1540XDによる治療を開始しました。

 
ダウンタイムや疼痛は絶対に避けたいというご要望。

 

 

初回の照射後2-3日目から、赤ら顔やハリ・ツヤの改善を認めました。

 
また、照射後の腫脹や発赤も目立たず、施術後のダウンタイムは殆どありません。

 
本日で3回目の照射ですが、これまで何をやっても改善しなかった症状が、みるみる良くなっています。

 
赤みがほとんど消失した現在でも、肌全体のテクスチャの改善やハリの満足度が高いため、本人の希望から照射を継続しています。

 
次回は3週間程度あけて、照射予定です。

 
当院では、活動性のある炎症性皮疹から挫創瘢痕に至るまで、“ micro-compression”という技術を用いたLux1540XDによる効果的な治療を提供しています。

 
いつでもお気軽にご相談下さい。


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