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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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2011年6月イタリア出張⑨ ミラノ スカラ座 ガレリア

今回の出張はミラノから入り、ミラノ近郊のパヴィアにあるクリニックで施術を見学した後、フィレンツェのDEKA本社に訪問する・・・というスケジュールでした。

ミラノは好きな街です。

好きな理由はいくつもありますが、やはりクラシックとオペラの殿堂 トスカニーニが率いたスカラ座の存在は大きいですよね。

イタリア到着翌朝。

目が覚めて、ホテル近くを朝の散歩。

プッブリチ公園を抜けて

このゲートを超えて、ミラノのマンゾーニ通りを歩きます。

この道沿いにスカラ座があります。

まだ朝が早いので誰もいません。

目の前のスカラ広場にはレオナルド・ダ・ヴィンチの像があります。

このスカラ広場からヴィットーリオエマヌエーレ2世のガッレリアを通過すると

その先に

ドゥオーモが現れるのです。

毎回このルートで気分が盛り上がります(笑)。

 


レーザートーニングによる肝斑治療の最前線

さて、今日6月28日もクリニックFの診療日です。

何度かお知らせしていますが、今週は土曜日までの診療で、週末から再びロシアの学会に出張予定です。

9日朝の帰国予定ですが、その日の外来を終えた翌朝に札幌に飛び、7月10日にレーザー界の大先輩である久保田潤一郎先生が代表世話人/座長をされる

「第一回光線治療セミナー in 札幌」で

「レーザートーニングによる肝斑治療の最前線」

という講演をさせていただく予定になっています。2005年より、肝斑治療がレーザーで行うことができるようになり、この治療法の常識が変わりました。

僕自身も

ルートロニック社のスペクトラVRM3(マックスピール)

サイノシュア社のQスイッチアレキサンドライトレーザー(アコレード)

ホヤコンバイオ社のメドライトC6(レーザートーニング)

と、

いくつかのQスイッチレーザー機器を使用した肝斑治療の比較研究を、過去数年にわたりアメリカのレーザー医学会(ASLMS)や、ヨーロッパの美容系学会(IMCAS)などで発表してきました。

この内容を踏まえて

そもそも肝斑の成因はなになのか?

なぜ、白変を伴わない程度のローフルレンスのQスイッチヤグレーザーで、肝斑が消褪するのか?

これらの理由とメカニズムを、工学的な数式を使用して解明してみたいと思います。

そんなわけで、ロシアで学会発表の準備がどこまでできるかわかりませんので、朝からクリニックに出勤し、プレゼンをコツコツ作っています。

が、煮詰まってきたのでちょっと一休みして、間もなく始まる診療に備えます(笑)。

 


2011年6月イタリア出張⑧ スカラ座の生んだ歌姫 ニーノ・マチャイゼ Nino Machaidze

おはようございます。今日6月27日はクリニックFの診療日です。

土曜日朝にイタリアから帰国したばかりで、ついそのまま週末を過ごしてしまったため時差ぼけを解消しきれず、朝4時に目が醒めてしまいました。

でも、今週日曜日からまたロシアのサンクトペテルブルグへの学会出張が待っています。こうなると、時差を直した方が良いのか悪いのか分かりませんね(笑)。

今日のクリニックFの音楽は、イタリア ミラノはスカラ座で購入したソプラノ歌手 ニーノ・マチャイゼ Nino Machaidze のファーストアルバム「Romantic Arias」です。

彼女はスカラ座の研修所を卒業したのち、2008年のザルツブルグ音楽祭でアンナ・ネトレプコの代役として、ロミオとジュリエットのジュリエット役という大役を果たし、絶賛を浴びたのです。

当時25歳。その時の映像がこちらです。

Romeo et Juliette – “Je veux vivre dans”

主役の突然のキャンセルが、新人歌手にとっては絶好のチャンスで、登竜門だったりしますが、彼女の歌も演技も、完成度が非常に高いですよね。

きっちりとチャンスをものにしたのでしょう。

このCD、確認したのですが、まだ国内ではアマゾンでも売られていないようで、輸入盤の購入も来月かららしいです。

スカラ座に並んでいたものを、何となく気になって購入してきたのですが、かなりお勧めですよ。

 


2011年6月イタリア出張⑦ ミラノはアルプスを越えて

スイスのチューリッヒ空港から、ミラノ行きの飛行機に乗ります。

気温は15度。ちょっと肌寒いです。

少し前までは東京・成田~ミラノ・マルペンサ間はJALの直行便が毎日のように出ていたのですが、現在はアリタリアとのコードシェア便がだいぶ本数の減った形で運行しているのみ。

原発の影響もあると言われていますが、機体も小さくなってしまったようですね。

飛ぶ曜日が限定されているので、うまくスケジュールが合致しないと利用できませんし、本数が減った分混んでいるようです。

秋以降またスケジュールも変わるでしょうから、状況が変わるといいのですが・・・。

今回はそんな背景でのチューリッヒ経由、というわけです。

スイスは基本的にドイツ語圏ですので、機内誌の英語版の新聞がヘラルドトリビューンしかありませんでしたが、 ギリシャ危機についての観測が書かれていましたよ。

窓の外、機体はアルプス越えです。

これは僕も最も好きなルート。

必ず右側の席をお願いしています。

なぜなら・・・

写真でわかりますか?

フランスとイタリアの国境に位置する、ヨーロッパアルプスの最高峰。

フランス語で白い山を意味する「モン(山)ブラン(白)」が右側の席だと座席から見えるのです。

晴れた日にこのように綺麗にモンブランが見えたのも久しぶりです。夏に近いこともあって、地面が雪に覆われていないところも、コントラストがあっていいですよね。

飛行時間は1時間ちょっと。

アルプスを超えると南にあるイタリアの湖沼が見えてきます。

この辺りはイタリアのロンバルディア州の高級保養地です。

さて、機体はミラノに到着しました。

ミラノ到着は、日本を出てから16時間ぐらい。日本時間で夜明け前です。

この日は何とかホテルにたどり着き、倒れるように寝てしまいました。

 


2011年6月イタリア出張⑥ スイス チューリッヒ空港にて、時計の話を

スイスのチューリッヒ空港に到着しました。

この空港はトランジットで使うばかりで、空港の外にまだ出たことがありません(笑)。

国際線空港から、ヨーロッパ線空港に電車で移動します。

ここ数年、スイスの機械時計の売り上げは絶好調らしく、空港免税店でも時計の店が以前に来た時よりも活気があるように思いました。

とはいえスイスの高級時計会社で、現在も完全独立を保っているのはロレックスとパテック・フィリップだけです。

他のメーカーは

■オメガ

■ブレゲ

■ブランパン

■カルバン・クライン

■ロンジン

■ミドー

■ラドー

■スウォッチ

■ティソ

を擁する「スウォッチグループ」

■カルティエ

■ピアジェ

■ヴァシュロン・コンスタンタン

■A.ランゲ&ゾーネ

■ジャガー・ルクルト

■オフィチーネ・パネライ

■インターナショナル・ウォッチ・カンパニー(IWC)

■ボーム&メルシエ

■モンブラン

を擁する「リシュモングループ」

■ルイ・ヴィトン

■タグ・ホイヤー

■ショーメ

■ゼニス

■デビアス

■ディオール・ウォッチ

■ウブロ

を擁する「ルイヴィトンモエヘネシー(LVMH)グループ」

この三つのグループに、基本的に統合されてしまいました。

経営上別メーカーではなくて、ブランド名の1つになっているというわけです。

ついこの間までロレックスのデイトナに搭載されていた、ゼニスのエルプリメロなどは、1969年に開発された自動巻クロノグラフムーブメントですね。

ゼニスがLVMHに買収されてから、価格が跳ね上がりました。

これらのグループ会社のムーブメントは、基本的に統一されてしまいましたし、原則としては他グループには出さない方針になりましたので、機械好きとしてはちょっとさびしいような気もします。

個人的にちょっと面白いと思ったのはキャメルラウンジ

アメリカに比べると喫煙率が高いヨーロッパですが、このキャメルラウンジが空港の中のいたるところにありました。

お土産屋さんもキオスクです。

スイスのお土産がたくさん。

僕も少し買いものをしたのですが、おつりはスイスフランで出てきました。

ミラノ行の飛行機はもうすぐ飛び立ちます。

 


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