TakahiroFujimoto.com

HOME MAIL
HOME PROFILE BOOKS MUSIC PAPERS CONFERENCES BLOG MAIL CLOSE

BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

BLOG|ブログ

アメリカの本屋さん

学会に参加した後、夜まで時間が空くときは、その間を利用してサンフランシスコの街を歩きます。

海外の街で僕はいつも本屋さんに寄るようにしているのですが、アメリカは特に世論や思考が本屋に行くとわかるような気がします。

この日はユニオンスクエアから少し入ったところにある大きな本屋に入りました。

ベストセラーのところには「Wicked」が…。

オズの魔法使いのミュージカルを、悪い魔女の視点から書き出したストーリーです。以前のブログにも書きましたが、このミュージカル「ウィキッド」は僕もとても好きなミュージカルの一つです。

ちょうどユニオンスクエアのところにも、こんな垂れ幕がありました。ミュージカルを劇場でやっているのでしょうね。

この本屋さんでは、専門書も多く取り扱いがありました。アンチエイジングのサプリメントなどの話を一般向けに書いた本は、違う角度から書かれているので、医者の僕が読んでも参考になりそうです。

仕事関係の本を一通りチェックして、必要なものを購入した後、写真集のブロックに…。

ここで僕は自分のために二つ本を買いました。

ひとつはフェルメールの画集。

もうひとつは西洋のお城の写真集。

日本ではなかなか買う機会のないこうした書籍は、眺めているだけで発想の転換につながるのですよね。


AADで見つけた面白い医療機器

AADのブースを歩いていて、面白い機器を見つけました。これ、なんだかわかりますか?超音波診断装置なのですが、これが指先につけられる携帯型のものなのです。

血管の中に針を刺しているところを echo しているのですが、血管腔に針が入るところがよく見えます。

指先にコンパクトな超音波の発信装置がついているのですが、手触り感と一緒に目で確認できますので、中心静脈カテーテル導入などのときには役立つのでしょう。

太い血管だと、粥状硬化も判断できるようですよ。

僕のかけている、このメガネの左目のところに小さなディスプレイがあるのですが、このメガネをかけるだけで上記のものと同じ画像が確認できます。

指先で探すだけで、体内の構造が目に見えるのは画期的でした。

今後、いろいろ応用した使用法が開発されてくると思いますよ。


AADのブースにて

AADのブースを歩いていて、面白い機器を見つけました。これ、なんだかわかりますか?超音波診断装置なのですが、これが指先につけられる携帯型のものなのです。

血管の中に針を刺しているところを echo しているのですが、血管腔に針が入るところがよく見えます。

指先にコンパクトな超音波の発信装置がついているのですが、手触り感と一緒に目で確認できますので、中心静脈カテーテル導入などのときには役立つのでしょう。

太い血管だと、粥状硬化も判断できるようですよ。

僕のかけている、このメガネの左目のところに小さなディスプレイがあるのですが、このメガネをかけるだけで上記のものと同じ画像が確認できます。

指先で探すだけで、体内の構造が目に見えるのは画期的でした。

今後、いろいろ応用した使用法が開発されてくると思いますよ。


米国皮膚科学会の講演 

今年は参加者が少ないとはいえ、学会期間中のサンフランシスコは、AAD一色になります。

会場もほら。この通り。綺麗なデコレーションですよね。

会場のところどころにもAADの文字が浮かび上がります。

AADは巨大な学会なので、講演会場がたくさんあります。

こんな感じで部屋毎に、垂れ幕がかかっています。

この建物には10室のフォーラムがあったのですが、同時に別棟でも講演があります。

そんな中、学会誌を見て、聴きに行きたいフォーラムを探すのです。

もちろん講演も興味深いものが多いのですが、アメリカをはじめとした海外の学会の場合、質問者が長い列をつくることも多く、その質問の中にも核心を突いたものが出てきます。この質疑応答を聞くのも楽しみの一つ。

講演者や施術医師の本音を聞けるチャンスなので、一言も漏らさずに聞き取らなければと、毎回神経を集中させてじっくり聞くのですが、これが結構エネルギーを消耗して、一日が終わるとぐったり疲れてしまうのですよ(苦笑)。

もちろんレーザーのフォーラムにも参加してきました。

写真のこのセッションの講演者は先日ボストンのハーバード大学まで訪ねに行った、レーザーの大御所ロックス・アンダソン。

さすがの集客力でしたよ。


ナパヴァレー・ワイナリー

 

晴天のサンフランシスコ。

この日はナパヴァレーに行くことになりました。

久しぶりのアメリカでの運転です。アメリカの高速道路は車線も多いので、走りやすいですよね。

ゴールデンゲートブリッジを走りましたので、お決まりの場所で写真を撮りました。

以前もこの場所に何度か来ましたが、こんなに晴れている日はなくて、眩しいぐらいの陽光でしたよ。

サンフランシスコからナパヴァレーまでは2時間も運転すれば着いてしまいます。

しかも通る道は地平線の見えるような田園地帯。とっても気持のよいドライブコースなのです。

お喋りしながらあっという間にナパヴァレーに着きました。

酒飲みやワイン好きな人にとってはお馴染み、世界でも有数のワイン産地のひとつとして数えられるナパヴァレー。

多様なマイクロクライメット(微小気候)に恵まれ、カベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネの他に、メルロー、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワール、カベルネ・フラン、ジンファンデル、サンジョベーゼ・・・等々、様々な葡萄品種が広く栽培されているこの土地は、南北わずか50km。面積で言うと、フランス・ボルドーのおよそ8分の1しかないと聞いて驚いたことがあります。

ワポ族インディアンの言葉で「豊潤の地」を意味する「ナパ」。アメリカというお国柄か、誰でもカジュアルに楽しめるところが僕は好きです。この日のようにお天気の良い日に細かい予定も決めずふらっと出掛け、線路沿いの通りを走りながら、気になるワイナリーが目に留まれば、そこで車を止め散策や試飲、歓談、買い物などを楽しむ。極めて庶民的なところから、予約の必要な高級ワイナリーやマニア垂涎モノのワイナリーなど、幅広く層も厚いところもまたいいんですよね。

この日はちょうど菜の花が満開。気持ちのよい「ワイン日和」となりました。

こちらは初めて来たワイナリー。

さっそく試飲です。素晴らしい味でしたが、このワイナリーでは購入には至らず。

ワイナリーにいくつか立ち寄っていると、ちょっと酔っ払ってしまいます。もちろん試飲後は運転は代わってもらいましたよ(笑)。

そしてワイナリーを北上していくうちに見覚えのある建物が…。

そう、OpusOne(オーパスワン)ワイナリーです。

建物も優雅で神々しいですよね。

オーパスワンでは、いつも綺麗なクラシックの曲が流れています。

もともとこの「オーパスワン」とは音楽用語で「作品番号1番」という意味。

「一本のワインは交響曲、一杯のワイングラスはメロディのようなものだ」

という、創始者のひとり、フィリップ・ド・ロッチルト男爵が命名した話は、以前のブログにも書きましたが、有名な話ですよね。

あまりに美しいその中庭で、皆が雰囲気を楽しんでいます。

そして、今回初めて訪問したのですが、シャンパンのドン・ペリニヨンで有名なモエ・ヘネシー社が1973年に建てた発泡酒(スパークリングワイン)のためのDomaine Chandon(ドメーヌ・シャンドン)。

日本では発泡酒=シャンパンとされていますが、本来「シャンパン」とはフランスシャンパーニュ地方でつくられる発泡酒のみ、語ることが許されている商号。

ですから、厳密な意味ではいくらモエ・ヘネシー社が作ったとはいえ、ナパでつくられる限りはシャンパンとは言えないのです。

ここでは多くの人たちが陽を浴びながら発泡酒を飲んでいます。

僕たちはここでお昼をいただいたのですが、この料理が本当においしかった。

僕はもう何度もアメリカに行っていますが、正直、もしかしたらアメリカ人は味を感知する味蕾というレセプターが違うのではないか? と思うことが時々あったのですが(笑)

ここの料理は味も繊細で、料理の量も日本人にちょうどよい感じです。

本当に素晴らしい。

それぞれの料理に合ったお勧めの発泡酒がメニューにのっています。お勧めのものを注文してみると、本当に料理ととろけるように味がミックスするのです。

想像以上にバリエーションも豊富で、最後まで楽しませて頂きました。

また次にナパに来た時には必ず行こうと思いましたよ。

帰りはベイブリッジ経由で帰りました。まだ明るいうちにサンフランシスコに帰ることができました。


カテゴリー