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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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米国皮膚科学会(AAD)の推薦状

日米含めて、医学系の学会に入会するときには、その学会員の推薦状が2名分必要です。

僕は、これまでもアメリカのレーザー医学会(ASLMS)と、ヨーロッパ皮膚科学会(EADV)の認定医でしたが、レーザー皮膚領域の研究発表の場においては、アメリカ皮膚科学会(AAD)を外すことができません。

アメリカ皮膚科学会(AAD)入会にも、当然推薦状が必要となります。

パリのヨーロッパ皮膚科学会に参加した時から、AADの推薦状にどの先生からサインを頂こうか・・・と思案していたのですが、僕が常日頃から尊敬している素晴らしいドクターからサインを頂く機会に恵まれました。

ちょうど来日中のエミル・タンゲッティ医師からサインを頂くことができたのです。関係者の方には感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございます。

エミル・タンゲッティ医師は、米国カルフォルニア州サクラメントで開業している皮膚科医です。2008年の米国レーザー医学会(ASLMS)でもプログラム・チェアマンを務められていました。

彼はアファームやシナジー、エリート、アコレードといったサイノシュア社の製品にとても詳しく、アファームMPXの照射法など、沢山のヒントを頂きました。

「NINJA」という赤坂の店で会食をしたのですが、楽しい店ですね。

僕も三年ぶりに訪れましたが、これは外国からのお客さんは皆喜ぶだろうな、と改めて思いました。英語も通じるので接待にはとても楽です。

彼が来日するのはこれが二回目だそうです。

20歳代の二人のお嬢さんの話や、日本に来る前に立ち寄った中国の話などで、会食は大変楽しく、盛り上がりました。

最後にこんなかわいらしいカエルのデザートが出ました。

「また日本に帰ってきてください」と伝えましたよ。


イスラエル出張番外編~ゴルゴ13

「ゴルゴ13」の連載が始まってから、今年でとうとう40年を迎えたとのことです。この8月でしたか、150巻も発売されましたよね。

あのクオリティを低下させることなく、連載を続ける「さいとうたかを」さん率いるサイトウプロの能力には脱帽です。

「ゴルゴ13」とは、ご存じの方ばかりだと思いますが、主人公の天才スナイパー・デューク東郷のコードネームです。

この名前は、イエスが十字架を担いで磔にされたというイスラエルの名所「ゴルゴダの丘」。そして亡くなった日時である13日の金曜日からキリスト教の最も忌み嫌う文字と数字を繋げた名前なのだそうです。

日本ではゴルゴ“ダ”と濁って発音しますが、あちらの人は「ゴルゴタ」と発音していましたね。今回のイスラエル滞在中、ゴルゴダの丘に着いたときには、

「この丘から、ゴルゴの名前をとったのか・・・」

と、感慨深かったですよ。

漫画の中ではデューク東郷自身はこのコードネームを気に入っていないらしく、この名前で呼ばれることを嫌っているのですが、いつかこの漫画を読んだときに、デューク東郷のスイスの取引銀行の暗証番号を「56513」にしていたのを覚えています。

実はお気に入りなのかも知れません。

そういえば、かの麻生総理もこの漫画の大ファンで、世界情勢は「ゴルゴ13」で勉強しているとおっしゃっていたとかいないとか。

「さいとうたかを」さんは、既にゴルゴ13の最終回のストーリーまで決めていらっしゃるとのこと。

総理のためにも、これからクライマックスに向けますますおもしろくなってほしいと思います(笑)。


さらばエルサレム

長い道のりを経て、エルサレムから帰路につくことになりました。

もう24時間後には日本についているはずです。

僕を案内してくれた運転手さんと写真を撮り、空港に送ってもらいました。

最後に見えた、エルサレムの遠景です。

わずか数時間の滞在でしたが、ここで得られた経験をもとに、次のステップに踏み出したいと思いました。

 


ゴルゴタの丘と聖墳墓教会

岩のドームから、再びキリスト教区を聖墳墓教会にむかって歩いてゆきます。

この教会はキリスト教徒にとって記憶すべきいくつかの場所を祭っているのです。

聖墳墓教会(Holy Sepulchre)は、その名の通り、キリストが十字架に架けられたゴルゴタの丘に建っています。

そして、この教会の内部には、キリストの遺体が埋葬されたお墓があるのです。

トンネルをくぐり、僕の目の前に突然現れたのがこの聖墳墓教会でした。

教会に入り、右手の階段を登ると、その場所は、かの有名な「ゴルゴタの丘」でした。

ゴルゴタの丘という名前から、僕は野原ある丘のようなものを想像していたのですが、今は教会の内部にあるのですね。

すぐ左のイエスの十字架が建てられたとされるこの場所には、祭壇がありました。

祭壇の下には小さな穴があるそうで、この穴に十字架が建てられたのだそうです。

多くの人たちが祭壇の下にもぐっています。

おそらくキスをしているのでしょうが、長い行列で僕は穴を見ることが出来ませんでした。

階下にはゴルゴダの丘の割れた岩が見える場所がありました。

階段を降りると、十字架から降ろされたイエスの遺体が、アリマタヤ出身のユダヤ人ヨセフによって降ろされた場所とされる石が祭られています。

このヨセフは、イエスの処刑を行ったローマ帝国のユダヤ属州提督のピラトゥスに願い出て、イエスの遺体を引き取ったと新約聖書の4つのすべての福音書に記載があります。

12人の愛弟子すらも全員が逃げ出した状況下で、イエスの遺体を引きとり、香料とともに亜麻布でくるんでイエスの埋葬を引き受けた行為は、当時さぞかし勇気があったのでしょう。アリマタヤのヨセフは、聖人として今も祭られています。

さらに左手に進むと、イエスの埋葬された「復活の御堂」があります。

この中にイエスの墓があるのですが、こちらも小さな部屋に入るために長い行列があり、残念ながら中に入る時間はありませんでした。

僕の母はクリスチャンなのですが、まだ僕が小学校に上がる前に、このイエスの最後の日の聖書の記載について、話してくれた記憶があります。

僕は仏教徒でクリスチャンではありませんが、この教会は、どうしても訪れてみたかった場所だったのです。クリスチャンであれば、きっと涙を流したことでしょう。

この日もひっきりなしに人が訪れていました。


イスラム教の聖地、岩のドーム

嘆きの壁から旧市街の小さな小道を歩きながら、今度はイスラム教の聖地である「岩のドーム」を目指します。

このあたりはユダヤ教地区。

ヨーロッパのような綺麗な街並みが続きます。

途中歩く光景は、異国情緒にあふれています。

こんなTシャツを見つけました。

「アイ・ラブ・NY」ではなくて、

「アイ・ラブ・エルサレム」。

当たり前ですが、初めて見ましたよ。面白い!!

しばらく歩くと隣接するイスラム教地区に入ります。この街を歩いていると、あたかもインディージョーンズの映画の中にいるよう…(笑)。

岩をくり抜いたようなレストランもありました。

たどり着いた「岩のドーム」は、イスラム教の教祖であるムハンマドが、一夜のうちの昇天する旅(ミウラージュ)を体験した場所とされています。

さらに、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教にとっての共通の預言者アブラハムが、息子のイサクを神にささげようとした場所と信じられている「聖なる岩」を取り囲むように西暦692年に建設されました。

この「岩のドーム」、残念ながら僕がこの地に着いたときは時間が遅くて、中を見ることはできませんでした。次にもし来られたらぜひ見たいですね。


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