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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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レーザー・ミュージアム

僕はこのサイノシュア社の本社に初めて訪れたので、技術のトップが社内ツアーをしてくれるとになりました。

社内には今までサイノシュア社が生み出したヴィンテージ物のレーザーがずらり。

懐かしい機械も多く、レーザーマニアの僕としてはまさに垂涎の場所でしたよ(笑)。

細かく分かれた部屋には、開発中のレーザー機器が並んでいます。

こちらはクリニックFにもあるアファームの先端の消耗品チップを作っているセクションです。

一つ一つが手作りで、慎重に作業が進められていきます。仕事が丁寧なのがよくわかり、とても好感を持ちました。

こういった場所でレーザーが組み立てられていくのを見ると、愛着がわきますね。

そして出荷前のアファームの最終検査室。

検査に合格すると、僕の左にあるような木箱に入り、世界中に出荷されるわけです。

そろそろツアーも終わろうとしているとき、偶然経理のトップが通りかかったので紹介されました。

僕の名刺を出すと、名前を確認して本当にびっくりしています。

「どうしたの?」と聞いたところ、

「実はちょうどさっき、日本から届いたレーザーの注文書のドクターの名前が、この名刺に書いてあったんだ…。」

本当に偶然にも、数日前に日本を出るときに、僕はサイノシュア社の「エリート」という脱毛レーザー機の注文書を日本のサイノシュア支社に出したところだったのです。

「エリート」は僕の前のクリニックでも使用していたのですが、アレキサンドライトとNd:YAGレーザーの複合機で、現状販売されている機器の中では最も脱毛効率の高いレーザーだと僕は考えています。

今まで僕は、何種類もの脱毛レーザーを使用してきました。クリニックFに関しては、「肌質を改善するレーザー専門クリニック」というコンセプトだったので、本格的な脱毛レーザー機種は入れていなかったのですが、患者さんの脱毛ニーズが高まってきて、やはり一台購入しておこうと思っていたところ、選択肢に上がったのがこの脱毛機「エリート」だったのです。

このレーザーのメリットは、通常はできないといわれている肌の黒い、日に焼けた肌に対しても脱毛効果があること。

近年米軍では戦地に向かう兵士にひげのレーザー永久脱毛をするのですが、この波長の機械が出るようになって、黒人の兵士のひげの脱毛ができるようになったのですよ。

画期的なことですね。

ともあれ、クリニックFにも、レーザー脱毛機器が入ることになりました。

今まで脱毛を経験した方で、効果をあまり感じなかった方は、ぜひ「エリート」をお試しください。


ボストン Cynosure本社 CEO Mr.マイケル・ダービン

早朝6時にJFK空港へ向かいました。この日はボストンにあるサイノシュア本社を訪問する予定が入っていたのです。

CYNOSURE

2005年の米国レーザー医学会(ASLMS)の時には、NYペンステーションからボストンまで、アムトラックを利用しましたが、約4時間もかかりました。さすがに今回は飛行機で移動することに。

American

写真ではわかりづらいのですが、この飛行機、とても小さいのです。ちょっと不安になるぐらいの小ささ。欧米では国内の移動はだいたいこんなサイズですが(笑)。飛行機が好きなので、ついまた写真を撮ってしまいました。

NY-ボストンは、1時間程度の旅になります。

脱毛の「エリート」、フラクショナルレーザーの「アファーム」、Qスイッチアレキサンドライトレーザーの「アコレード」などの最先端のレーザーを開発/生産するサイノシュア本社は、マサチューセッツ州ボストン空港から高速道路で北西に約2時間走ったところにあります。

Highway

このあたり一帯は“テクノロジーベルト”と呼ばれているそうで、先端技術を持つ会社が多く集まっているそうです。

6時にNYを出て、約5時間。午前11時頃、ようやくサイノシュア本社に到着しました。

CYNOSURE約三年前に建てられたこの本社は、マサチューセッツの森の中にある、とても素敵な建物でした。

本社の門をくぐると受付が…。ふと横にある掲示板を見てみると

CYNOSURE

僕の名前です。粋なことしますね。見つけて嬉しくなりました。

偶然にもサイノシュアの創業者の一人である日系人のフルモト博士は、僕の名前と一文字違い。

そんなこともあって、僕の苗字は日本人の名前の中でも、米国サイノシュア社の人に覚えてもらいやすい名前のようです。

到着早々、 サイノシュアのCEOであるマイケル・ダービンの部屋に通され、朝食を兼ねた打ち合わせをしました。

CYNOSURE

彼とは2007年の7月にタイで行われたディストリビューターミーティングで僕が招待講演をした時以来の再会でした。

マイケルはもともとカルフォルニア州のレーザー会社であるCUTERA社にいましたが、その営業手腕を買われてサイノシュアのCEOに就任し、ついに今期数あるアメリカのレーザー会社の中で売上トップに躍り出ました。いわゆるレーザー会社きっての「やり手」ですね。

彼はとてもゴルフが好きだそうでゴルフの話題でも盛り上がりました。この近辺はゴルフ場がとても多くて、素晴らしい環境らしいです(笑)。

でも話の主題は今年から日本でも本格始動する脂肪溶解レーザーであるスマートリポMPXについてでした。

このサイノシュア社とは昨年も何度か共同研究の機会を与えて頂き、今年の米国レーザー医学会(ASLMS)でも発表をしてきたので、その話題についてもディスカッションをしました。

さらに、2009年の米国レーザー医学会で、僕がどんな発表をする予定であるかも話をしてきました。内容は・・・まだ秘密です(笑)。マイケルは僕のPCに保存してあるいくつかの症例写真を見て、感嘆の声を上げていましたよ。


ボストン CYNOSURE本社訪問

翌日早朝6時にJFK空港へ向かいました。この日はボストンにあるサイノシュア本社を訪問する予定が入っていたのです。

2005年の米国レーザー医学会(ASLMS)の時には、NYペンステーションからボストンまで、アムトラックを利用しましたが、約4時間もかかりました。さすがに今回は飛行機で移動することに。

写真ではわかりづらいのですが、この飛行機、とても小さいのです。ちょっと不安になるぐらいの小ささ。欧米では国内の移動はだいたいこんなサイズですが(笑)。飛行機が好きなので、ついまた写真を撮ってしまいました。

NY-ボストンは、1時間程度の旅になります。

脱毛の「エリート」、フラクショナルレーザーの「アファーム」、Qスイッチアレキサンドライトレーザーの「アコレード」などの最先端のレーザーを開発/生産するサイノシュア本社は、マサチューセッツ州ボストン空港から高速道路で北西に約2時間走ったところにあります。

このあたり一帯は“テクノロジーベルト”と呼ばれているそうで、先端技術を持つ会社が多く集まっているそうです。

6時にNYを出て、約5時間。午前11時頃、ようやくサイノシュア本社に到着しました。

約三年前に建てられたこの本社は、マサチューセッツの森の中にある、とても素敵な建物でした。

本社の門をくぐると受付が…。ふと横にある掲示板を見てみると、

僕の名前です。粋なことしますね。見つけて嬉しくなりました。

偶然にもサイノシュアの創業者の一人である日系人のフルモト博士は、僕の名前と一文字違い。

そんなこともあって、僕の苗字は日本人の名前の中でも、米国サイノシュア社の人に覚えてもらいやすい名前のようです。

到着早々、 サイノシュアのCEOであるマイケル・ダービンの部屋に通され、朝食を兼ねた打ち合わせをしました。

彼とは2007年の7月にタイで行われたディストリビューターミーティングで僕が招待講演をした時以来の再会でした。

マイケルはもともとカルフォルニア州のレーザー会社であるCUTERA社にいましたが、その営業手腕を買われてサイノシュアのCEOに就任し、ついに今期、数あるアメリカのレーザー会社の中で売上トップに躍り出ました。いわゆるレーザー会社きっての「やり手」ですね。

彼はとてもゴルフが好きだそうでゴルフの話題でも盛り上がりました。この近辺はゴルフ場がとても多くて、素晴らしい環境らしいです(笑)。

でも話の主題は今年から日本でも本格始動する脂肪溶解レーザーであるスマートリポMPXについてでした。

このサイノシュア社とは昨年も何度か共同研究の機会を与えて頂き、今年の米国レーザー医学会(ASLMS)でも発表をしてきたので、その話題についてもディスカッションをしました。

さらに、2009年の米国レーザー医学会で、僕がどんな発表をする予定であるかも話をしてきました。内容は・・・まだ秘密です(笑)。マイケルは僕のPCに保存してあるいくつかの症例写真を見て、感嘆の声を上げていましたよ。

2009年の米国レーザー医学会で発表される、これらの施術はすでにクリニックFで施術が出来るものばかりです。ご興味のある方はクリニックでご質問くださいね。


オペラ座の怪人

NYの夜はミュージカル「オペラ座の怪人」を観にゆきました。

実はこのミュージカルはNYでも日本でも、もう何度も何度も観ています。

好きなんですよね。

時は19世紀末のパリ。いわゆるチョイ役でオペラに出ていた主人公の女優クリスティーヌが、自分の衣裳部屋の影から聞こえる「天使の声」によって特訓を受け、一流の歌唱力をつけ活躍するようになります。

この指導の声の主は、実はパリのオペラ座の地下水廊に人知れず住んでいた、とても醜い顔を持つ「怪人」といわれる人物。

「オペラ座の怪人」は、クリスティーヌの才能をいち早く見出し、夜な夜な歌の特訓をして、一流の女優に育て上げたのです。

ところが、クリスティーヌの恋人・ラウル子爵が、この天使の声に嫉妬をして、主を探し出そうとします。正体を明かされると考えた怪人が、恋するクリスティーヌを地下水廊にさらうのです。ラウルはパリ警察と共に怪人を追うべく、地下水廊に乗り込んでゆき・・・

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短いNY滞在中に観られるミュージカルが限られていたのもあったのですが、何度見ても感動するので、今回も楽しみに行ってきました。

オペラ座の怪人は、パリのオペラ座を舞台にしています。原作は、ガストン・ルルー。作品を手がけたのは、「キャッツ」「ジーザスクライスト・スーパースター」「エヴィータ」などで有名な、天才アンドリュー・ロイド=ウェバー。初演は、ロンドン・ウェストエンド。1986年のことだそうです。

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実際、パリのオペラ座にはこの舞台で描かれる地下水脈もあるそうですし、シャンデリアの事故も実際に起こった事をモチーフにしていたとか…。

このミュージカル。

どのシーンも印象に残っているのですが、第二幕が開いた後のマスカレード(仮面舞踏会)のシーンの華やかさ。

そして最後の怪人のマスクのみがスポットライトに照らされるシーン。

何度観ても、忘れられないですね。

今回の出張は、NY-ボストン-NY-パリ・・・という工程だったので、パリに入る前にこのミュージカルを観て、イメージが膨らみました。

この舞台を見ると、毎回

「本物のミュージカルは大人のための娯楽だな」

と思いますね。


ニューヨーク公共図書館

42番街にある、もうひとつの名所=ニューヨーク公共図書館へ。

様々な映画や文学で、ここは舞台となっていますよね。

映画「ティファニーで朝食を」では、オードリー・ヘップバーンとジョージ・ペパードがこの図書館に行くシーンがありました。「スパイダーマン」のロケでも使われていましたね。漫画「BANANA FISH」では、ここでアッシュが死んだな・・・。

ちょうど修復中でした。

夏休み期間だったのもあると思いますが、中に入ると教科書を広げている大学生らしき人たちでいっぱいです。

僕もニューヨーカーを気取って、気になったNYのマスコミについての本を一つ手に取り、しばし読書。

内装は予想していたよりもかなり豪華で、建築も素晴らしいと思いました。写真では見づらいですが、天井画も美しかったですよ。

驚いたのは、著作権の切れた多くの書物が画像として取り込まれており、自由に読むことができるデジタル・ライブラリーの充実度です。これには、びっくりしましたね。

この図書館は、私立の図書館としては世界屈指の規模であり、ニューヨーク市の設置ではなく、民間の寄付による独立の法人なのだそうです。

寄付者の名前が壁に彫られていました。このように多くの寄付の下、この図書館が成り立ったのですね。

優れた図書館とは、

①情報拠点としての機能

②情報公開と共有、偏りのない公平な歴史の記録を残すという徹底したアーカイブ(保存)としての機能

③司書の高い専門性による資料の選択・収集・保管、電子情報の活用、高度な検索システム

④市民への情報リテラシー教育サービス・無料ビジネスコンサルタントサービス

⑤市民のコミュニケーション、コミュニティの空間

これらが揃っている図書館を指す、と昔読んだことがあります。そして、その理想的な図書館が、このニューヨークにある、と。

「図書館発展途上国」で育った僕としては、その優れた図書館を一度自分の目で見てみたい、と思っていましたが、今回それが叶って、納得。東京にこんな図書館があったら、僕の人生も変わっていたかもしれないな、と思ってしまいましたね。念のため聞いてみましたが、原則としてニューヨーク市に在住または勤務した人しか、この図書館の会員にはなれないということです。

いつかニューヨークに住むしかないな(笑)。

滞在中は非常に天気が良く、ポロシャツで十分でした。

改めて自分の写真を見てみると、本当に眠そうですね(笑)。


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