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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

BLOG|ブログ

ありがとうございました

今日で今年最後の診療が終わりました。

診療の後は、スタッフと共に大掃除。毎朝掃除をしていても、知らず知らずのうちに要らないものを溜め込んでいるものですね。

5月26日にクリニックFを開院して早7ヶ月。多くの方に支えていただき、なんとかこうして無事に年を越すことが出来そうです。開院にあたってお力添えくださった皆様、今年も多くの学会で講演の機会を与えてくださった皆様、診察に来てくださった患者さん、ブログを読んで下さっている皆様、日々サポートしてくれたスタッフ、そして家族、僕の2007年を支えてくださったすべての方に感謝の気持ちで一杯です。

ありがとうございます。

病院をひとつ作り、それを維持していく、というのはそれがどんな規模であっても何を以って「成功」とするのか、何を「ゴール」とすればいいのか、院長は常に悩むものなのではないかと思います。僕もまだ答えは出ていませんが、来年は更なる地盤固めに励みながら、なんとか自分の中でその答えを見つけることが出来ないか、模索していきたいと思っています。

「クリニックF」という名前をクリニックにつけたときに、「F」には、「FINAL(最終章)」の意味も実は込めています。

このクリニックで僕にとってひとつの完成形をいつかお世話になった皆様にお見せすることが出来れば、と思っています。

本年度は本当にお世話になり、ありがとうございました。

また来年もどうかよろしくお願いいたします。

良いお年をお迎えください。年始は1月7日からとなります。


門松

お正月まであと3日。クリニックFでも今朝から門松を飾っています。

今年の診療も残すところあと2日です。今日は朝からレーザーフル稼働でばたばたしています。


部分痩せできるボディオイル?

痩身やボデイメイキングのご相談をよく受けます。特に最近多いのは部分痩せに関するご相談です。食事を減らして体重を落とすと、本来落ちてほしくない部分の脂肪も落ちてしまいますよね。

患者さんが希望する部分痩せのために、メソセラピーやアクシダームなどの機器を導入してきましたが、ひとつ面白い商材を見つけ、クリニックFでごく親しい方に試していただいたところ大変好評だったものをひとつご紹介させていただきます。

ScienSight 「Parts Slim」というボディオイルです。

メソセラピーで部分痩せをするときに、脂肪組織から脂肪酸を出すために「フォスファジチルコリン」を。さらに血中にでた脂肪酸を、ミトコンドリアなどの燃焼系に回すために「カルニチン」を薬剤に混ぜて注射して部分痩せを実現させてきたのですが、確かに効果はあるのですが、5~10回も注射をしなければならず、患者さんの負担を考えるとどうかなと思うことがありました。

このオイルは、特殊な技術で部分痩せのために必要な、これらの分子量の大きな物質を、エマルジョンという状態にして注射や機械の力ではなく皮下に取り込む工夫がされています。

自分でも1月間、実験してみましたが、おなかの肉が柔らかくなり、ベルトの穴の位置が一つ変わりました。100ml 18900円です。ご希望の方にはクリニックで販売させていただきます。


高周波

企業の方から病院やサロンで扱う機器ではなく、家庭で使う健康/美容機器の相談を受けることがあります。世界的に見ても日本の家庭はこうした需要が高い、と言っていいでしょう。炬燵の文化が元々あることも土台にあるのかもしれません。また高齢化社会によって腰痛、肩こりなどの改善にこうした健康機器は需要がますます高まり、アンチエイジングや美容への注目が集まることによってこうした美容機器もどんどん開発が進んでいく・・・という背景もあるようです。

僕自身も機械は元々好きなので興味があります。そこで「電気治療器」という言葉をどう定義しているのか今回調べてみました。 

特許庁のWEBによると、

「電気治療器は、人体に直接電流を流すことにより鎮痛、血行改善を行なう治療機器であり、低周波治療器、高周波治療器が含まれる。」

と書かれています。

このうち、低周波治療は肩こりや神経痛などの症状緩和に効果があるといわれていす。高周波治療は温熱効果・自律神経調整作用、アレルギー性疾患などに効果があると言われているのです。

実際に「高周波市場」というのは益々広がっていく傾向にあると聞いています。聞けば巷では「家庭用高周波治療器」が安いものでは10万円以下のものから高いものになると100万円くらいするものまであり、これらを使うことによって

「ぎっくり腰が治った」

「よく眠れるようになった」

「アレルギー症状が緩和された」

「腫瘍が小さくなった」

「うつ病が治った」

「髪の毛が生えてきた」

「冷え性が治った」

「疲れづらくなった」

・・・などの報告が実際あるようですね。

医者の立場から見ると、まだまだエビデンスに弱い部分もあり発展途上であると言わざるを得ない部分ではありますが、レーザーや光治療器を扱う機械マニアの視点から見ると

「人体に電流を流すことによって改善される疾患がある」

というところには非常に興味があります。

美容の世界を振り返ってみると、業務用の高周波機器と言えば、スペインのインディバという機器が有名です。レーザー専門医としては、高周波=RFと言えばやはりサーマクールでしょう。サーマクールの登場は非常に衝撃的でした。

この続きはまた後日。


オスカー・ピーターソン

23日にジャズの巨匠であるオスカーピーターソンが腎不全で亡くなりました。カナダ人で超絶技巧のテクニックに定評があった彼なので、とても残念です。心よりご冥福をお祈りいたします。

僕がオスカー・ピーターソンに出会ったのは、大学生の時。当時僕はピアノの音色が好きで、ピアノ協奏曲のクラシックばかり聴いていたのですが、写真の「We Get Requests」「プリーズ・リクエスト(邦題)」を聴いて、ピアノはこんな音も出せるのかと感激したのを覚えています。

昨日からCDを取り出して聴いてみているのですが、「We Get Requests」は、ピアノトリオの最高傑作のひとつかもしれません。どの曲も高度な演奏テクニック。選曲もスタンダードで心地よいスイング感。自然と体が動いてしまいます。聞けば、ジャズファンがオーディオチェック用に使用する定番とのこと。お持ちでない方はお勧めします。


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