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小菅優のラフマニノフ

そういえば、最近クラシックのコンサートにいっていないと思い、年末の第九でも探そうかと思っていて、ネットサーフィンしていたら、見つけてしまいました。

小菅優さんピアノのラフマニノフ、ピアノ協奏曲第二番の演奏会が11月7日に東京芸術劇場であったようなのです。これを聞き逃したのは痛いですよ。小菅優といえば、フランツ・リスト(1811-1886)の超絶技巧練習曲集をあっさりと弾きこなし2004年にCDを出した天才です。

彼女は1983年東京で生まれ、東京音楽大学付属音楽教室を経て、なんと10歳のときよりヨーロッパに在住して、多くの演奏会に参加しているのです。 現在ヨーロッパで、その高度なテクニックと美しい音色、深い楽曲理解と若き感性で最も注目を浴びている若手ピアニストの一人で、WEBの検索も ”小菅優” より ”YU KOSUGE”で検索したほうが多くひっかるのではないでしょうか。実は日本よりヨーロッパで有名なピアニストです。

僕も一昨年だったか、サントリーホールで彼女の演奏を聞き、すっかりファンになってしまったのです。彼女が僕の好きなラフマニノフのピアノ協奏曲を弾く機会があったら、絶対に聴きにいこうと思っていたんですよね。残念だなー。本当に悔しい。


週間女性に載せていただきました

今週号の週間女性(p65-68)に載せていただきました。

冬のボディ かさかさ、かゆみのアンチエイジングという記事で、先月取材を受けたのです。

粉ふき肌や、ガサガサ荒れ肌などの乾燥を放置すると、どんどんお肌が老化します。防止・対策法は本誌を読んでくださいね。


映画「ゆれる」を観ました

映画「ゆれる」をご覧になりましたか? 評判をいろんなところで読んだり聞いたりして僕もずっと観たいと思っていたのですが、なかなか時間が合わなかったのです。でも昨晩やっと渋谷のアミューズCQNで最終の回に間に合いました。

西川美和さんと言えば、監督デビュー作『蛇イチゴ』で映画賞を総ナメにした俊英ですが、今回の「ゆれる」も、映像・セリフ・伏線に入れられたエピソード・・・と全てが記憶に残る、すばらしい映画でした。

オダギリ・ジョー演じる東京でカメラマンとして活躍する弟。香川照之演じる実家に残り、ガソリンスタンドの家業と父親の世話に明け暮れる兄。対照的な兄弟、だが二人は互いを思いやり、尊重し、尊敬していた、あの事件が起こるまでは…。

この映画は、長子か末子かで、兄弟どちらに感情移入できるかわかれると思うのですが、僕はと言えば三人兄弟の長男なので、どこまでもお兄ちゃんらしい香川照之さんについつい感情移入しながら観てしまいました。長男としての責任や忍耐。

映画では、兄と弟の心の動きが、舞台になっている山梨の渓谷の吊橋のようにゆれるのです。

「誰の目にも明らかだ。最後まで俺が奪い、兄が奪われた。」
「・・・・・危うくも確かにかかっていたか細い架け橋の板を踏み外していまったのは、俺だったのだ。・・・・・・・」

オダギリジョーがそのときの感情と正義感に任せてとった、兄に対する言動の重みと意味に気付くシーンにはジンときました。映画の最後のシーンでこの兄弟は再会するのですが、弟を見て、兄は弟の行為を赦し、そして笑いかけます。弟は救われた顔をするのですが、多分兄が家に帰ることはないでしょう。脇役も実力派俳優ばかりで、これは今年の邦画ナンバー・ワンかもしれませんね。

ところで、映画の中に、DNA鑑定の結果についてキム兄演じる検事が発言するシーンがありました。

遺体の中に残されていた精液がDNA鑑定によって、被告のものと違っていた・・・と言うシーンなのですが、実は、この映画のように兄弟間の精液が、DNA鑑定によって、確実に“他人のもの”と判定されることはまずありません。本人の可能性もあるという判定しかでないはずなのです。

現在のDNA鑑定技術は、制限酵素というもので、被疑者のDNAを切り、同じ配列を探す方法が主流なのです。兄弟の場合は同じ配列が含まれる可能性が当然あり、そういった方法は使えないのです。でも、DNA鑑定の技術は年々進歩しています。

アメリカでは数十年前に裁判で残された証拠を用いて再度DNA鑑定を行ったところ、一旦迷宮入りした事件の無罪や有罪が確定したなどという報告もあります。これから進歩が期待される分野ですよね。


初めての歯医者さん

実は今まで歯医者さんと言うものに行ったことがなかったのです。甘いものを食べる習慣がないというのもあるのですが、僕の歯はなぜか虫歯と無縁で、研修医のときに大学病院で、親知らずを抜いた経験があるだけでした。

でも、僕は上唇の後ろの舌小体のところを小さいときに怪我をしたので、前歯の間の歯茎にふくらみがあります。それ取っちゃったらどうですか?   歯のクリーニングもしてくださいという、スタッフの勧めもあり、井澤歯科クリニックに行ってきました。初めての歯医者さん経験です。

緊張して門をくぐったのですが、いきなり自分のクリニックの患者さんにお会いしました。毎月二回、歯のクリーニングにいらしているのだそうです。しかも、診療室に入ると隣から、「先生」と僕を呼んでるらしい声が…。

スタッフの久保田だったのです。なんともいつも自分の仕事場で顔を合わせるなじみの顔が4人も揃ってしまったのでした。

結局、僕の歯茎の腫れは、口腔外科の先生と相談してくださることになり、切開は後日になりました。井澤先生の対応はもちろん、スタッフの接客面でも充実した良いクリニックでした。でも、慣れない施設に行くと、患者さんの不安な気持ちが改めてよくわかりますね。勉強になった日でした。


クリニックロタージェ

今回の連休を利用して、後輩の林秀樹先生の名古屋のクリニックに見学に行ってきました。名古屋は本当に久しぶりですね。新幹線で名古屋まで行き、タクシーを使ったのですが、約10分で、

クリニックロタージェに着きました。

林先生とは大学時代からの付き合いで、もう15年近くなるのです。婦人科医が一人クリニックにいてもらえると患者さんにも良いサービスが提供できるので週一度、通ってきてもらっていたのですが、この時期は、ちょうど彼のクリニックの建設途中でもありました。僕も今まで4つのクリニックの設計に関わっていますので、いろいろアドバイスはしたつもりだったのですが、実際に彼の作り上げた40坪の機能的な構造に感動しました。

気の流れも非常に良いと思いましたし、何よりも患者さんがいて、快適な空間になっているんではないかと思います。あのクリニックだったら、今後もっと有名になると思います。

夜は林先生のご実家に泊まらせていただきました。前に泊めていただいたときはちょうど97年。僕がまだまだ下っ端の医師だった時に、夢だった鈴鹿サーキットでF1の観戦に行ったんですよね。ちょうど同じ名古屋コーチンが夕食に出てきて、その時のことを懐かしく思い出しましました。

昔の友人と話すと、夜更かししてしまいます。彼の奥さんも交えて、色々と語り合いましたよ。とてもよい思い出になりました。


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