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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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フランクリンプランナーの手帳

最近、様々な手帳の紹介がされていますよね。

一種のブームなんでしょうか??

以前は、PDAのような小さな携帯型のコンピューターを持ち歩いていたこともあるのですが、立ち上げが遅いし、すぐ思いついたことを書き込めない。やっぱり手帳は紙に限りますよね。

関谷ブログにもありましたが、僕の手帳はここ数年、フランクリンプランナーというシリーズに落ち着きました。僕は、リーダーシップ(英語版)というシリーズを使っています。カラーなので、とても綺麗なのですよ。

バインダーは薄いものと、厚いものの二つ種類を持っていて、海外に行くときとかは薄い物を使います。普段はバインダーにクレジットカードとお札、名刺などを入れて、財布代わりにして持ち歩いているときもあります。

このシリーズには効果的なリーダーシップを発揮するのに必要な6つの要素、Communication, Trust,Vision and Forcus, Collaboration(協創),Creativity, Execution(遂行)を書き込んで、実行するために、作られたようです。

さらに、日めくりで、現在と過去の偉大なリーダー達の言葉が紹介されています。なるほどなと、感心するものから、???というものまで。

右脳手帳と左脳手帳とを持ち歩くという本も読みましたが、あれも面白かったです。僕の右脳手帳はもっぱらポストイットですね。

そういえば、ポストイットは3Mの研究者の、糊の失敗作からできたのだそうですね。ノーベル賞の田中さんの発見も、偶然試薬を間違えたことが発端でしたし、世の中を変えるような発明や、もしかしたら新しいビジネスモデルなども、常識のうちからは生まれないのかもしれませんね。


どうやったら勉強が出来るようになるのか?パート2

そういえば、前回書き忘れたことがあります。

医師になるためには、医学士をとらなければなりません。

普通の学部だと、文学士なら文学のみ、経済学士なら経済学のみ勉強すればよいのですが、

日本の大学で医学士を取るには、解剖学士や生理学士、衛生学士、内科学士や整形外科学士、外科学士などの全く関連の無い分野の、38の学士をとらなければならないのです。

勉強するにしても結構な分量です。

ですから、全く新しい分野の勉強法というものが自然に身についてきます。

新しい分野の勉強で、もっとも有意義な事は何でしょうか???僕が都立の看護学校で非常勤講師として教鞭をとっていたときに、学生に話したことがあります。

それはまず最初に、教科書の目次を暗記するように、しっかりと読み、ノートに書きとることなのです。

教科書の目次は、著者がもっとも頭を使う場所です。実際に自分で本を書いてみると分かります。こうやったらこの分野の説明が上手く出来る。そう考えて、骨組みを組むのです。通常目次なんて読み飛ばしてしまうのですが、いかにこれが、もったいないことか。

まず目次を読んで、頭の中に本棚を作り、内容の文章を読むことで、その本棚に一冊づつ本を入れていく作業をするのが、もっとも早く、新しい分野を勉強するコツなのです。

また、知恵蔵や、imidasの特定の分野を切り取って、大まかな分野の理解に使用するのは、実に役立ち、さらに時間の節約になります。

情報過多の時代、その情報の選択がいかに大切かということですよね。


日本美容皮膚科学会

8月19日、20日と大手町サンケイプラザで開催された、日本美容皮膚科学会に出席してきました。

レーザー皮膚治療というと、日本では形成外科出身の先生が多いのですが、これは世界的には珍しく、ほとんどの国では皮膚科医の先生方が先頭を切って治療器を導入、検討しています。

美容を中心とした皮膚科ということで、ケミカルピーリングや、外用剤を中心にした治療から、レーザー治療、ひいてはレーザー機器導入のための経営指南の発表あり、資生堂を中心とした化粧品会社の研究者の発表あり、非常に有意義なものでした。

新しい知識を求めるには、海外の学会に参加することがもっとも有利だと思いますが、多くの先生方の創意工夫が見られて良かったです。

ポスターセッションですが、アロエ入りヨーグルト摂取による肌状態への影響や、ハンドマッサージによる顔面皮膚改善効果の検討など、違った分野の視点からなされていた発表もあり、興味深かったですよ。


研究者向けの血液型

血液型って気になりますよね。最近思いついたことがあります。

それは、良い研究者はB型が多いのではないか?ということです。B型の人は物事にこだわりが強いし、ある意味マイペース。研究は孤独なものですし、結果が出なければ粘り強く同じ作業をしなければなりません。うちのクリニックでも、B型の職員は、自分が気に入った仕事は、とことん突き詰めて、自ら技術レベルを上げる人が多いですね。

きっと有名になる調理師さんとか、そういった人が多いのではないでしょうか?


LED(発光ダイオード)治療機器の新しい発表

コントロバーシーには、ロックスを初めとして、LED(発光ダイオード)治療に否定的な先生が多いのです。

理由はしごく単純で、光のパワーがレーザーに比べて圧倒的に低いからです。

おそらく少なく見積もっても100分の1ぐらいです。

ですが、弱いレベルの光でも、皮膚の細胞の中のミトコンドリアに影響して、様々な若返り効果があると主張する研究者もあります。

実は僕もLEDの賛成派の一人です。

顔の傷の治療にLEDを使用することがありますが、傷の治りも速くなりますし、この光に何らかの作用があることは確かだと思っています。

今回、非常に興味深い発表をしたカナダの医師がいました。

日焼けの前に、LEDを照射すると、サンスクリーン剤のように、皮膚の着色が防げるというもの。コントロバーシーにLEDの効果を主張する医師が出てくるなんて、すごい勇気ですよ(笑)。

でも、既存の常識を覆す発表をすることで進化してきたのが自然科学です。まだ、単なる研究発表ですが、追加報告が楽しみです。


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