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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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THE DA VINCI CODE

18日に世界同時リリースされた映画”ダビンチコード”ですが、昨晩、六本木ヒルズシネマで、観て来ましたよ。最後のセッションは21時45分からだったので、打ち合わせが終った後に駆け込みました。

ダビンチコードについては、2005年9月にパリで開催されたヨーロッパ美容・抗加齢学会EMAA (European Masters in Aesthetic & Anti-Aging Medicine)のブログでも、一度ふれたのです。ブログには、ルーブルにあるマグダラのマリア像の写真もありますよ。

キリスト教で長い間封印された、キリスト最大の秘密について書かれたこの本は、瞬く間に世界のベストセラーになりました。フィクションか、ノンフィクションか、曖昧にしてあるところがまた、作者の意図の憎いところです。

映画は映像的にはすばらしかったけれど、あれは本を読む予習が必要ですね。主人公が蘊蓄を駆使してパスワードを解析する時間もかけることなく、映画ではあっさりコマが進んでしまったし、キリスト教やヨーロッパ文化の説明など、随所にちりばめられたサブストーリーが無かったのは残念でした。まあ読むのと観るのとで違った楽しみ方が出来るということです。

トムハンクスもジャンレノもはまり役でした。原作を読んでから観るのがお勧めです。


ダイエットプラン LOHAS風

僕は毎日女性スタッフや患者さんからサンドバッグのように鍛えられていますが、さらに本部やPRの女性陣からも鍛えられています。

先日PRの方から、「先生、最近太ったでしょ? せっかくいろんな雑誌に取材してもらっても、写真写りが悪くて、顎がない! それに最近肌も荒れてるし・・・。こういう仕事なんだから、痩せて肌も綺麗にしてください!!」と言われてしまいました。確かにベスト体重と比べれば3kg近く太ったかもしれないし、最近肌もカミソリ負けして荒れてるかもしれないが、しかし、繊細な男心をわかってくれる人はこの職場にはいないものだろうか・・・。

ここは痩せなくては・・・!!と奮起して、実家からいつもの有機野菜に加え、玄米を送ってもらいました。また、僕はインターネットでモノを買うことが多いのですが、魚屋から金目鯛や鯵の干物なども購入し、魚と野菜中心の自炊生活に切り替えましたよ。大好きな納豆を食べるときも、中に紫蘇やえごま、オクラなど混ぜて量を増やし、味噌汁も野菜一杯。

玄米と野菜、魚に納豆。そんな生活を続けていたところ、1週間で3キロ痩せました。まさにマクロビ食。あるいは、ロハ~ス生活でしょうか、関谷先生!?


医者の履歴書

僕は医師免許を取得してまず麻酔科を選択しました。多くの友人には僕が性格的にも必ず外科に行くだろうと思われていたらしく、驚かれたものです。

麻酔科の選択は臨床面と研究面の二つから考えました。

臨床面では、手術室の中で麻酔科は、心電図を見たり、呼吸管理をしたりと、内科の仕事を行います。反対に手術室の外では、外科やERのような救急の仕事も担当できる。他の科に比べて、技術を習得することが早いため、得意分野を持った上で、他科に転科がしやすく、人間の全身を診ることの出来る数少ない科なのです。

若い医者はいろいろな病院にアルバイトにいくことになるのですが、僕はわざわざ他の科の外来も進んで経験して勉強しました。内科、外科、皮膚科、耳鼻科、精神科、眼科、放射線科、小児科、救急部。行かなかったのは脳外科と、産婦人科ぐらいでしょうか。

また研究面では、麻酔科は痛みの専門です。病気は何がいやかって、痛いことがいやですよね。その痛みをとる研究をしたかったのです。

麻酔の勉強はわき目もふれず、一処懸命やりました。大学病院の初期研修の後、医局人事で東京都老人医療センターという世界的にも稀な、400床以上の病棟を持つ、都立の高齢者専門病院に3年間配属され、合併症の多い難しい患者の麻酔を多く担当しました。在任中には病院にペインクリニック外来という痛み治療専門の外来も立ち上げました。麻酔科の専門医と、ベインクリニックの認定医もここで取得しました。

横には東京都老人研究所という研究施設もあり、自律神経の研究もそこで行うことが出来ました。この病院にいた時は、日本老年医学会会員となり、いわば、すでに病気になってしまった高齢者のみを診ていたのですが、病気にならないためにはどうすればよいのか、今だったらアンチエイジング医療なのでしょうが、それを考える場を与えてくれました。

いわゆる特別介護老人ホームも併設されており、そこでも笑顔の素敵な魅力的なおばあさんを殴り合って取り合うおじいさんも目撃しました(笑)。幾つになっても人間には本能があることをある意味喜ばしく感じ、見た目の若さは人生の中では、いつまでたっても想像以上に重要なことだということも知りました。

この病院を、大学院に進学するために退職して、大学院在学中に六本木に最初のレーザーのクリニックを開き、勉強のため日本の形成外科学会と、アメリカのレーザー学会の会員にもなりました。アメリカでレーザーについて学会発表をしているうちに、アジアやヨーロッパの国々から講演に呼ばれるようにもなり、これが縁になって、フランスのメソセラピーの認定医の資格を取ったり、今のようなアカデミックな最新レーザー医療や、世界のナチュラルセラピーを日本に紹介するメディカルスパという形態のクリニックをニューオータニの中に作ることになったわけです。

高齢者専門の病院にいたことは、今のアンチエイジングの仕事をするために、大切な経験だったのでしょうね。


抗加齢医学会

クリニック銀座の関谷先生のブログにもありましたが、昨日一昨日は抗加齢医療学会でした。この学会の演題やシンポジウムはどれもが本当に興味深く、食いつくように聞いてしまいました。

医師の専門細分化が問題になって久しいとは思います。無意味な延命治療や、他科から見て、ありえないような基礎知識の欠如。これらは現代医療が細分化されて過ぎて、人では無く、病気を中心とした治療が成されてきたことへの、警笛だったのだと思います。

実は、今までバラバラに学会を開催していた外科や内科、眼科、皮膚科、形成外科、そして歯科の先生までもが集まって1つの学会を開催するような機会はあまり無かったのです。

しかしながら、抗加齢医療・アンチエイジングという言葉によって、これらの細分化された医療が再度統合されて、人間を全人的に医学し、診療するチャンスが再び到来したのを実感しました。すばらしいことだと思いませんか?

今後はナチュラルセラピストや鍼灸師さんなどの統合医療の方々も参加していただき、病でなく人を診る診療が進んで行けばよいと思います。

僕は今まで、インタビューを受けると、「”アンチエイジング”という言葉は、単にブームのようになっているが、ここで私達医師が本物を提供しなければ、消費者にそっぽを向かれてしまう。非常にチャンスであるとともに、危険なときにある。」と言ってきましたが、昨年の12月にも参加した、米国のアンチエイジング学会(A4M)と比較しても、この学会のレベルはなかなかのものでしたよ。日本で本物の抗加齢医療が提供できる日が近いのだと思います。

医師の専門細分化が問題になって久しいとは思います。無意味な延命治療や、他科から見て、ありえないような基礎知識の欠如。これらは現代医療が細分化されて過ぎて、人では無く、病気を中心とした治療が成されてきたことへの、警笛だったのだと思います。

実は、今までバラバラに学会を開催していた外科や内科、眼科、皮膚科、形成外科、そして歯科の先生までもが集まって1つの学会を開催するような機会はあまり無かったのです。

しかしながら、抗加齢医療・アンチエイジングという言葉によって、これらの細分化された医療が再度統合されて、人間を全人的に医学し、診療するチャンスが再び到来したのを実感しました。すばらしいことだと思いませんか?

今後はナチュラルセラピストや鍼灸師さんなどの統合医療の方々も参加していただき、病でなく人を診る診療が進んで行けばよいと思います。

僕は今まで、インタビューを受けると、「”アンチエイジング”という言葉は、単にブームのようになっているが、ここで私達医師が本物を提供しなければ、消費者にそっぽを向かれてしまう。非常にチャンスであるとともに、危険なときにある。」と言ってきましたが、昨年の12月にも参加した、米国のアンチエイジング学会(A4M)と比較しても、この学会のレベルはなかなかのものでしたよ。日本で本物の抗加齢医療が提供できる日が近いのだと思います。

医師の専門細分化が問題になって久しいとは思います。無意味な延命治療や、他科から見て、ありえないような基礎知識の欠如。これらは現代医療が細分化されて過ぎて、人では無く、病気を中心とした治療が成されてきたことへの、警笛だったのだと思います。

実は、今までバラバラに学会を開催していた外科や内科、眼科、皮膚科、形成外科、そして歯科の先生までもが集まって1つの学会を開催するような機会はあまり無かったのです。

しかしながら、抗加齢医療・アンチエイジングという言葉によって、これらの細分化された医療が再度統合されて、人間を全人的に医学し、診療するチャンスが再び到来したのを実感しました。すばらしいことだと思いませんか?

今後はナチュラルセラピストや鍼灸師さんなどの統合医療の方々も参加していただき、病でなく人を診る診療が進んで行けばよいと思います。

僕は今まで、インタビューを受けると、「”アンチエイジング”という言葉は、単にブームのようになっているが、ここで私達医師が本物を提供しなければ、消費者にそっぽを向かれてしまう。非常にチャンスであるとともに、危険なときにある。」と言ってきましたが、昨年の12月にも参加した、米国のアンチエイジング学会(A4M)と比較しても、この学会のレベルはなかなかのものでしたよ。日本で本物の抗加齢医療が提供できる日が近いのだと思います。


人はどうしたら若く見えるか?

 

僕は職業柄、人の年齢を当てるのが得意です。でも、予想が外れて、人がより若く見える時は、ただ1つ、”肌のうるおい”があるときと断言できます。

私たちの皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3つに大きく分かれています。

表皮はさらに角質層、透明層、顆粒層、有刺層、基底層の5層に分かれます。一番下の基底層には10個に1つぐらい、メラノサイトという細胞があり、紫外線が当たると、メラニン色素を生産するのです。これが、シミやそばかすの原因となります。

表皮の一番下の基底層で生まれた細胞は、14日間かけて角質層に押し上げられ、さらに14日ほど角質層の表面にとどまった後に、垢としてはがれ落ちます。健康な肌なら28日間を周期に入れ替わるのです。

30代、40代になって新陳代謝が衰えてくると、周期は35~40日とゆっくりになり、いらなくなった角質が長く皮膚に残ってくすみの原因になり、最下層のメラノサイトによってできたシミも動かずそのままになってしまいます。

うるおいのある肌を守るために欠かせないもの。これは肌からの水分の蒸発を防ぐことです。角質層には、肌から水分を蒸発させないための4つのバリア機能があります。

1つ目は、肌の表面を覆おう皮脂膜

2つ目は、肌の表面の角質層

3つ目は、角質層内にあるNMF=Natural Moisturizing Factor と呼ばれる天然保湿因子

4つ目は、角質が簡単にはがれ落ちるのを防ぐセラミド

この中でアミノ酸と関係が深いのは、肌のモイスチャー成分の主力になるNMF。アミノ酸や乳酸、尿素などから作られる天然保湿因子のことで、角質層の細胞内に点在しています。水分を維持して肌をみずみずしく保ちます。 アミノ酸はNMFの主原料になり、保水力をアップして、しっとりとした肌をつくってくれます。
だからこそ良質なアミノ酸をとって、NMFが十分な角質層を作ることが大切。アミノ酸を摂ると表情筋をつくる筋肉の発達も期待できるので、笑顔の美しい美肌をつくることができるのです。

このNMFに成分がそっくりなのが、カイコから抽出したセリシンという物質です。この物質を利用した外用薬を現在開発しています。こうご期待。


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