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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

第63回ナレッジプール講演会

昨日は、六本木にある政策大学院大学で、隅蔵康一教授の定期的に開催される第63回ナレッジプール講演会にて講演をさせていただきました。

アカデミックなお仕事でした。

懐かしい友人なども再会し懇親会まで楽しく過ごさせていただきました。

講演会

テーマ「レーザーの医用工学的応用」

人工光であるレーザー光線は、アインシュタインの理論を基礎として構築されたが、物理学者のセオドアメイマンがルビーレーザーを完成させたのは1960年5月。

わずか60年あまりの歴史しかない。

80年に初期にはCDやDVDなどに応用がなされるようになるともに、その時間的コーヒレンスと空間的コーヒレンスが、バーコードリーダー、レーザー彫刻、レーザーによる情報のファイバーデリバリー、レーザー検査機器、レーザー治療機器などに広く応用されるようになった。

レーザーの医療応用は、外科、泌尿器科、眼科、歯科などでも活用されているが、皮膚科形成外科領域での応用が8割を占める。

本講演ではまず、美容医療領域で使用される治療法について紹介した後、工学的に作られるファイバーデリバリーのレーザー技術、さらに、レーザーアシストによる経皮ドラッグデリバリーなどの、最新薬学的応用などについて述べたい。

講師紹介 藤本幸弘(ふじもとたかひろ)


ラフマニノフのCD

今日は休診ですが、朝から取材原稿の校正、クリニックで指揮練習、雑誌の撮影取材、再生医療の企業との打ち合わせ、六本木政策大学院大学での講演、その後懇親会とハードスケジュールです。

3月2日の音楽は名医で演奏する ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番は浅田真央選手がソチオリンピックのスケートで使用した曲ですが、僕はこの曲が好きで、違う演奏家のCDを数十枚持っています。

CD

中でもワルシャワフィルのリヒテル版が本当に素晴らしく、この拍子に合わせて指揮を振ろうかと思っていました。

海外のAmazonを検索すると他のヴァージョンのリヒテル盤があるようで、勉強のために全て購入してみたのですが、表紙は違えど聴いてみると同じ音源でした。涙。

まあそうだと思ったんですが、もしかしたら掘り出しものがあるかと。

もうマニアの域ですね。

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藤本ミュージックアカデミー主催
「音楽は名医」 第一回 セルゲイ・ラフマニノフ編
脳の活性・ホルモンの分泌に有効なこと、それは音楽をライブで聴くこと
企画・指揮 藤本幸弘(医師・医学博士)
第一幕
スペシャルトークショウ
「クラシック音楽をライブで聴くことにより脳に何が起きるのか」
(医学博士:藤本幸弘 トークゲスト:元宝塚歌劇団宙組トップスター 和央ようか)
第二幕
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番 作品18 ハ短調
指揮:藤本幸弘
ピアノ:国内外で活躍中の男性ピアニスト(当日発表)
東京オーケストラMIRAI(創立5年目の新進気鋭の新しいプロオーケストラ)
https://eplus.jp/sf/detail/2986790001-P0030001P021001


話題になった本

おはようございます。

クリニックFの診療日です。

昨日は「祝賀御列の儀」パレードが行われましたので、クリニックFの周りは一都三県から集まった警備の方々が沢山いました。

今日は少し落ち着いた感じですね。

本

週末に読んだ二冊の本。

どちらも話題になった本ですよね。

麹町中学校はまさにクリニックFの学区内の公立校なのですが、日本の教育がこう変わるべきではないかという素晴らしい本ですね。

「美術、音楽、体育はそれぞれが人生の趣味であり糧になるので、点数評価すべきではない。」というのが心に響きましたね。

僕も中学校教育のために、体育が嫌いになりました。

AIについては万能感ばかりが議論されますが、所詮は機器です。

弱点を知っておき、AIに潰されない職業を選択するのも大切だなあと思いましたよ。


「音楽は名医」コンサート秘話 その4

「音楽は名医」コンサート秘話 その4

2018年9月末。

クリニックFは12年診療を行ってきた麹町のオフィスを引き払い、お隣の町 半蔵門に引っ越しをしました。

移転に際してはレーザーを始めとした電子機器がとにかく多かったので、専門の輸送手配なども今思えば大変でしたね。

新しいクリニックでなんとか診療は始められましたが、細かい調整などもあり落ち着くまでに半年ほどかかったと思います。

スタッフの希望通り、オーディオシステムは各部屋毎に切り替えられるようにしました。

院長室、診療室、各施術室、受付、スタッフルームで独自にON/OFFを切り替えられるようにし、ボリュームの調節もでき、かける曲も各部屋で選択できるようにしたのです。

また、受付には大画面のモニターも設置し、DVDやブルーレイなども流せるようにしました。

オペラや映画、コンサート映像も流せるとこれには僕も賛成で、患者さんも施術前後とても楽しんでくださるようになりました。

映画の話で盛り上がることもあり、思いがけずカンバセーションピースとしても役に立つことがわかりました。

DVDは家から持ち込んだものが日増しに増えていき、ちょっとしたライブラリー状態になっていきました。

クラシックばかりがBGMで流れていた麹町にいた時よりも、スタッフは楽しそうです。

とはいえ、前回の僕のブログを読んだスタッフに、昨日言われたのですが、「あんなこと言いましたが、実際に10年以上もほとんど聴いたことが無かったクラシック音楽を聴かされて、今では演奏が素晴らしい演奏かどうか、すぐに見分けがつくようになりましたし、耳が養われたのは感謝しています。」と。笑

現在のクリニックFのライブラリーには、ロックやポップスのミュージックビデオがいつの間にかスタッフより持ち込まれ・・・

数回に一度こんな映像が流れるようになったのです。

まさか、自分が院長を務めるクリニックの受付で、オアシスを聴く日が来るとは!

以前外国人の友人とばかり行った都内カラオケ屋さんで、オアシスの「Don’t look back in anger」を皆が大盛り上がりで熱唱するのを見たことはありますが、白衣を着て聴くのはまた違う感覚ですね。

ちなみに僕自身は以前にも書いていますが、歌を聴いても音符や音階にばかり気を取られ、歌詞が耳になかなか入ってきません。

僕からすると、中でもオアシスのようなバンドは、リズムと歌詞が際立ち、それに対しメロディとハーモニーが薄くなるので、このジャンルを聴きながらでは仕事が捗らない。

ところがスタッフに聞くと、いやいやクラシックの方が仕事は捗りません、オアシスの方がやる気も出るし仕事も捗りますよと。

ただ、これはBGMとして、音楽の使い方なのかもしれません。

人間が集中するためには、無音という状態はすごく不快です。

以前録音ルームの無音室に入ったことがあるのですが、あれは長くいたくないですね。

ちょうどコンピュータのメモリを、メインの仕事でどれだけ使うかによって、音楽が聴ける脳の部位と余力が変わるということなのかもしれません。

僕自身もロックもハードロックも聴きますし、合同会社ユニバーサルミュージックでCDを編纂しているぐらいジャズは好きです。

カラオケで歌うのも好きです。

ロックやハードロックは高速道路運転の時はいいですよね。

Deep Purple – Highway Star なんて昔よくかけていました。

普通の運転ぐらいならロックや歌詞のあるジャパニーズポップスで良いように思います。

運動能力は、大脳というより、小脳をメインに使いますので、運動に合わせたリズムがある曲にするのは良いのだと思います。

僕のクリニックでの仕事は大きく、

1)レーザーを照射したりする手技

2)論文や本などの文字を書く

3)企画や研究の発想をすること

に分かれますが、つい先日までは

4)ワインのソムリエ試験のために記憶すること

というのが含まれていました。

考えてみると、手技をしているだけであれば、BGMはなんでも大丈夫。

反対に文章を書く時、研究発想する時は、曲を選びますね。

ジャズでもクラシックでも曲だけを聴きたいのか、それともBGMとして脳を活性化するために聴きたいのかによって変わるのかもしれませんね。

以前ブログにも書いたのですが、僕は論文を書くときに決めて聴いている音源があります。

アイザックスターン(ヴァイオリン)&ユージンイストミン(ピアノ)83年録音の、べートーヴェン作曲、ヴァイオリンソナタ第五番「スプリング」と第九番「クロイツェル」の二曲が入ったCDです。

もともとスプリングとクロイツェルはベートーヴェンのヴァイオリンソナタを代表する曲ですが、この演奏には、二人の演奏が全く危なげがないというか、非常に端々としていて、曲に聴き込んでしまうということがないのです。

お勧めです。

クラシック音楽演奏を生業としていない普通の人はバロックの音楽とかが良いのでしょうかね。

但し、二曲を聴くためにCDをかける時は、ハイフェッツなどの他のヴァイオリニストの演奏の方が、抑揚があって、断然いいのですよ。

特に最近、耳に聴こえない2万ヘルツ以上の音源を流すシステムを作っている企業と付き合いがあり、クリニックFでも3階の受付と診察室、6階の院長室にはその機器を置いています。

耳に聴こえない音も含め白神山地の、神主さんしか入れない場所の音源を流しているのです。

森林浴や海水浴がなぜ気持ちがいいのか?僕はこうした耳に聴こえない音源が含まれているからなのではないかと思うのですよね。

感覚の鋭い人は、クリニックに入った瞬間に、これはなんですか?と聞いてくれますね。

これだと音楽の好き嫌いを選ばないので、いいですよね。

今書いた超高音域の音源や、20ヘルツ以下の振動も人間は耳ではなく肌の感覚受容器で聴いています。

こうした音源はストレスや過緊張の解消にとても効果的であることは医学的にも検証されていますので、健康維持やアンチエイジングにはとても良いです。

こうした音源は通常のスピーカーやイヤフォンでは聴けません。

ライブ音楽空間や舞台芸術では、肌で聴くことができるますので音楽を生で聴くというのは健康にも良い事なのですよね。

そして、この頃もうひとつ今回のコンサート構成を考えるきっかけとなることがありました。

その5につづく

コンサート

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藤本ミュージックアカデミー主催
「音楽は名医」 第一回 セルゲイ・ラフマニノフ編
脳の活性・ホルモンの分泌に有効なこと、それは音楽をライブで聴くこと
企画・指揮 藤本幸弘(医師・医学博士)
第一幕
スペシャルトークショウ
「クラシック音楽をライブで聴くことにより脳に何が起きるのか」
(医学博士:藤本幸弘 トークゲスト:元宝塚歌劇団宙組トップスター 和央ようか)
第二幕
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番 作品18 ハ短調
指揮:藤本幸弘
ピアノ:国内外で活躍中の男性ピアニスト(当日発表)
東京オーケストラMIRAI(創立5年目の新進気鋭の新しいプロオーケストラ)
https://eplus.jp/sf/detail/2986790001-P0030001P021001


マーラーの交響曲第8番

先週マーラーの交響曲第8番を聴いてきました。

演奏に大オーケストラと8名の独唱、さらにいくつかの合唱団が必要で、約1000人のキャストを擁するため、千人の交響曲と呼ばれる曲です。僕はこの曲を実際に聴いたのは人生2度目。

なかなか聴くことができない曲です。

マーラーはこの曲の初演の8ヶ月後に、50歳で亡くなりました。

まさに今の僕と同世代。

「交響曲第8番は人生最大の作品で、まさに大宇宙が響き始める様子。

もはや人間の声ではなく、運行する惑星であり、太陽です。」と書簡に残したことも知られています。

マーラー自身は千人の交響曲という副題は嫌悪していたようですが、この曲の壮大さを、まさに表現していますよね。

この交響曲は大きく二部に分かれていて、

第1部は賛歌「来れ、創造主なる聖霊よ」

第2部はゲーテの『ファウスト 第二部』から最後の場

という展開です。

ゲーテが生涯をかけて書き上げた物語、「ファウスト」を題材にした作曲家はベルリオーズやシューマン、リスト、グノーなどとても多いです。

国際学会周遊記でも何度か触れています。

http://clinic-f.com/blog/…

哲学、法学、医学、さらに神学まで研究しつくし、全ての学問を極めた老ファウスト博士が、悪魔メフィストフェレスと契約をしてまで求めたもの。

それは自らの若返りと女性との交わりでした。

マーラーはこの曲でファウストを「女性の愛をヴァルハラへ導く浄化作用」のモチーフとしていて、この作品を年が離れた妻のアルマに捧げているのですよね。

マーラーが自分の曲を他人に献呈したのは最初で最後だったのだそうですが、何かの思いを伝えたかったのでしょうか。

グスタフマーラーについて語ることはたくさんあります。

僕の初めてのマーラー体験は、高校生の時に聴いた交響曲第1番の「巨人」。

マーラーに嵌って、鎌倉図書館で順番にLPレコードを借りて、せっせとテープにダビングすることをしていました。笑。

ところがマーラーの交響曲は実際にリアルで聴いてみると、テープに入っていない音が聴こえる気がするのです。

多くの楽器が反響して倍音を作り上げているのでしょうか?

特に第8番は、旋律というものがあまりなく、ハーモニーで展開してゆきますので、リアルで聴くことがもっとも楽しむコツなのだなあと、改めて感じた次第でした。

こうした人生経験も、3月2日のクラシックコンサート企画につながってゆくのですね。

音楽_1

音楽_2

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藤本ミュージックアカデミー主催
「音楽は名医」 第一回 セルゲイ・ラフマニノフ編
脳の活性・ホルモンの分泌に有効なこと、それは音楽をライブで聴くこと
企画・指揮 藤本幸弘(医師・医学博士)
第一幕
スペシャルトークショウ
「クラシック音楽をライブで聴くことにより脳に何が起きるのか」
(医学博士:藤本幸弘 トークゲスト:元宝塚歌劇団宙組トップスター 和央ようか)
第二幕
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番 作品18 ハ短調
指揮:藤本幸弘
ピアノ:国内外で活躍中の男性ピアニスト(当日発表)
東京オーケストラMIRAI(創立5年目の新進気鋭の新しいプロオーケストラ)
https://eplus.jp/sf/detail/2986790001-P0030001P021001


国際レーシングライセンス

講演プレゼンに何か良い写真をと探していたら、懐かしい写真が出てきました。

国際レーシングライセンス維持のため、2016年ドイツはニュルブルクリンク北コースにて。

憧れのサーキットで時速300km体験してきた時の写真です。

車_1

車_2

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医学生の時から各グレードのレーシングライセンスを取得して、レーシングカートレースや、オフロードバイクモトクロスレースに出場してきましたから、もう長い趣味です。

特に一瞬の判断基準がとても多いレーシングドライブで養えるのは、高い集中力と迅速な決断力、機敏な対応力です。

今年佐藤琢磨さんとお話しさせていただく機会がありましたが、本当に頭脳明晰な方でした。

http://clinic-f.com/blog/diary/post_23783/ 

高速でリヤを滑らせたり車を自在にコントロールできたときは快感ですね。

僕もサーキットでは飛ばしますが、公道では安全運転です。

そうそう。

指揮者カラヤンも無類のスピード狂だったんですよね。

ジェット機を所有し、操縦士免許やヘリコプター免許を持ち、愛車もメルセデス300SL、フェラーリ275GTB、ランチア・ストラトス、ポルシェ911などを乗り継いだそうです。


映画「インビクタス」

日本のラグビーW杯は、南アフリカの優勝で終わりましたね。

まだ興奮冷めやらぬ感じですが、僕もにわかラグビーファンとして、W杯中はテレビ中継で試合を楽しませてもらいました。

南ア戦も何度か観ましたが、デクラークは憎らしくも最高でしたね。

優勝決定後のキャプテン・コリシの涙にも胸打たれました。

DVD_1

DVD_2

南アフリカ&ラグビーときたら、映画「インビクタス」を外すわけにはいきませんね。

クリニックFで観直しました。

僕は大学受験に世界史と地理を選択したので、アパルトヘイト問題はどちらの科目でも論述となりうる重要なトピックでした。

僕としては記憶に新しい、1990年にネルソンマンデラが27年の投獄の後に同国初の黒人大統領になった時から、映画は4年後の話。

政治とラグビーチームの両面で黒人と白人の混成チームが再編成され最初は反目しつつも最後は一致団結して目標を達成するのです。

クリント・イーストウッド監督のもと、主役のモーガンフリーマンが素晴らしい演技をしてくれました。

つい先日見直したバットマンでもいい演技していましたね。

僕は、この映画でモーガン・フリーマンが好きになったのですが、実は配役としてネルソン・マンデラ自身の希望があったようですよ。

僕も2008年に南アフリカ共和国に行ったことがあります。

エンビロンの総帥であるDr.フェルナンデスのメディカルスパを訪れたのです。

http://clinic-f.com/blog/international/southafrica/

素晴らしい環境とサファリでの体験。

今でも思い出しますが、また行ってみたい国の一つですね。


筋肉こそ金なり

前田拓摩先生との初の共著になる「筋肉こそ金なり」。

いよいよ年内に発売になります。

乞うご期待。

筋肉_1

筋肉_2

今日は最終原稿チェックと、裏表紙の写真を撮影。

大きな大会を10日前にした、まさにバキバキに鍛え上げた前田先生を横に、さすがに僕は脱げませんでした。(笑)。


「音楽は名医」 コンサート秘話 番外編 その1

「音楽は名医」 コンサート秘話 番外編 その1

今年5月のネイチャーニューロサイエンスに採択された、とても興味深い論文です。

その4

sono

人間の脳は、他の霊長類に比較して、ハーモニーに対する認識度が高いという事を、ファンクショナルMRIを使用して立証したものです。

音楽が脳に与える影響を、21世紀の科学の分析能力によって、人間どころか動物の脳を用いて、客観的に判定できるようになってきた証拠です。

これらの機器のおかげで、この分野、音響科学は大きく進むと思います。


「音楽は名医」 コンサート秘話 その3

「音楽は名医」 コンサート秘話 その3

2020年3月2日、オペラシティで新進気鋭のオーケストラとこの人の弾くラフマニノフに向かい、タクトを振るーー指揮者になりたいという、それまでは無音のモノクロームだった僕の夢が、突然多重音声流れるハイビジョンのカラー映像になって浮かび上がってきた2018年7月。

どうしてもやりたい。

必ずこの企画を実現させたい。

そう思いました。

そのために、企画に反対しそうな身内・スタッフには、ギリギリまで黙っておこう。

去年の7月と言えば、9月のクリニック移転を前にスタッフは多忙を極めていました。

状況的にもとてもこんなこと言える雰囲気ではありません。

そもそも移転を決めた直接的な理由は、それまで借りていたビルの老朽化によるところが大きかったのですが、それとは別にこんなことを言われていたのです。

先生、移転先なんですが、広くならなくても良いので、2階層に分けられませんか?

で、院長室だけ別のフロアにするか、もしくは階層分けるのが難しければ、同じフロアにするとしても院長室の音響を受付や施術部屋とは切り離せるようにしてもらえないでしょうか?

何が言いたいのかわかりません。

つまりですね

先生は平気かもしれませんが、朝から晩までずっと先生と同じようにクラシック音楽を聴いてるとこちらは疲れてしまうんです。

これには思わず絶句してしまいました。

僕のスタッフは少人数ですが、その中のさらに核となる数人はもう10年以上の付き合いになります。

クリニックFで勤務してきた、その10年の歳月とは、つまり、クラシックの名演を英才教育並に受けてきた10年と言って良いはずなんです。

数あるクラシックの楽曲、演奏の中から僕が選びに選んだ名演奏ばかり、朝に昼に晩にと聴いてきたわけですから。

それなのに。

はて。

たまに違うジャンルの曲を聴きたい、という気持ちはわかる。

だけど

クラシックを聴いて「疲れる」? あんなに良いものなのに? なぜだろう?

幼少期からクラシックに慣れ親しんでないと、脳の構造上で何が問題があるのだろうか?

ふと思いついたことがまず一つあります。

音楽には三つの要素があります。

リズム メロディ ハーモニー

このうち、現代人が音楽として認知するものは、まずメロディでしょう。

あの旋律が素晴らしいと。

クラシック音楽は、メロディも大切ですが、ハーモニー(和声)をより重視して作られています。

ハーモニーを愉しむためには、立体把握構造を理解するのが得意な男性脳、理系脳の方が合っている。

オーケストラの場合は30あまりの楽器が同時並行で音を奏でるのですから。

クラシック音楽の作曲家がほとんど男性なのはこうした理由があります。

反対に女性は幼少期からハーモニーに触れていないと、理解するのが苦手かもしれません。

考えてみれば、僕の好みでクリニックでかけていた曲は、ハーモニーが美しいクラシック音楽ばかりだった。

また、ハーモニーを美しく奏でる為には、スピーカーの構造もより優れたものが必要です。

そんなわけで、新しいクリニックでは、各階のスピーカーをLINNという機器に変え、スタッフ部屋は、ハーモニーがありつつメロディを主に楽しめる曲に選曲を変えたのです。

こちらオーディオメーカーLINNの動画です。

LINN

http://linn.jp/c/the…/linn-japan/image/EXAKT1%20Movie_jp.mp4

ハーモニーを愉しんで聴いてもらうための英才教育、というか壮大な長期実験ですね。笑。

そして、あれこれと考えていく内に、音楽の第四要素としての、リアルな音楽を聴くことによる、音の周波数の違いに考えが至りました。

こちらがコンサート当日の第一部トークの根幹議題になります。

その4に続く

写真はダニエルバレンボイム指揮の、2014年ウィーンニューイヤーコンサートを聴きに行った時のもの。

ちょうど満月だったのですよね。

この会場はテレビではわかりませんが、薔薇の花の香りで満ちていました。

最後のラデツキー行進曲の拍手に加われたのは嬉しかったなあ。

コンサート_1

コンサート_2

コンサート_3

コンサート_4

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脳の活性・ホルモンの分泌に有効なこと、それは音楽をライブで聴くこと
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第一幕
スペシャルトークショウ
「クラシック音楽をライブで聴くことにより脳に何が起きるのか」
(医学博士:藤本幸弘 トークゲスト:元宝塚歌劇団宙組トップスター 和央ようか)
第二幕
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番 作品18 ハ短調
指揮:藤本幸弘
ピアノ:国内外で活躍中の男性ピアニスト(当日発表)
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「音楽は名医」 コンサート秘話 その2

「音楽は名医」 コンサート秘話 その2

僕の「小さい頃指揮者になりたかった」「それはすでに諦めた過去の夢ではなく、実は今でもなりたいと思っている」という夢を真面目に聞いてくれる人が現れ、では具体的にどうしましょう? という話になったのが、昨年の7月だったと思います。

時期はいつにしますか?

という質問に対し、2020年3月2日はどうでしょうか?と答えました。

この日は僕の50歳の誕生日で、何か節目になることをしたいと以前から思っていました。

また、指揮をするとしても当然練習が必要で、その期間を一年半と見積もったのです。

次に

場所はどうしますか? という質問になりました。

具体的には、新宿オペラシティかサントリーホールのどちらにしますか? という質問となりました。

オーケストラを前に指揮を振る、音響を考えれば都内でこの二カ所はトップ2と言えるでしょう。

しかし会場費が二者では異なる、サントリーホールの方がオペラシティよりも金額が上がるとのこと。

なるほど、たまにピアノ教室などでサントリーホールを借りるところがあると聞いたことはありましたが、どれほどの予算で借りているのかに興味をもったことはかつてありませんでした。

具体的な数字を聞いて、唸るところがありました。

実際にオペラシティにホール予約状況を確認すると、2020年3月2日は、予約が空いていたのです。

そして

何の曲を振りたいのか? という質問となりました。

こちらには、即答で「ラフマニノフのピアノ協奏曲」と答えました。ラフマニノフの2番か3番。本当は3番の方が好きだけれど、浅田真央ちゃんがソチオリンピックのスケートで使った2番の方がメジャーではないかと。

では、と話が続きます。

オーケストラはこちらで用意できます、ラフマニノフを弾くピアニストは〇〇さんであれば、伝手があるのでお願いすることが可能です。

それを聞いて、僕の気持ちは完全に決まりました。

ピアニスト〇〇さんは、演奏が本当に素晴らしくて、僕がとても注目していた若手ピアニストだったのです。

そんなことが可能なのか⁈

事務所に確認を取ったところ、プライベートコンサートであればピアニストもお受けすることができますと。

ここで、すべてを含めた概算の予算が明かされました。

まあ大きめの高級外車1台。

クリニックにあるレーザー機器1台分ぐらいの値段です。

身内やスタッフに話せば必ずやめろと止められると思った僕は、どうしてもこの企画を実現させたい、でも反対されるだろうから今しばらくは黙っていよう、と考えました。

コンサートが赤字になりそうなら車やカメラやスピーカーや・・・売れるものを売ってどうにかしよう、と覚悟も決まりました 笑

その3に続く

音楽

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第一幕
スペシャルトークショウ
「クラシック音楽をライブで聴くことにより脳に何が起きるのか」
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第二幕
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番 作品18 ハ短調
指揮:藤本幸弘
ピアノ:国内外で活躍中の男性ピアニスト(当日発表)
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ダークナイトライジング

まもなく今日の診療が終わります。

今日は大変だった。

DVD

今日最後の映画はダークナイトライジングです。

アンハサウェイが出ていたんだなあ気付かなかった。


「音楽は名医」 コンサート秘話 その1

「音楽は名医」 コンサート秘話 その1

11月に入り、今年の年末も見えてきました。

2019年は博士論文のような課題がなかったため、例年よりも多少時間に余裕ができるつもりで年始を迎えましたが、通常業務と並行してワインの資格試験にも手を出してしまったため(苦笑)、結果例年と同じようにキャパシティぎりぎりでここまでたどり着いた、というのが正直なところです。

途中書籍の企画も飛び込んできたり、と振り返れば今年も様々な人と機会に恵まれありがたい一年でした。

振り返る余裕も多少生まれたところで、FBやインスタ、HPなどで細々と告知をしてきた来年のコンサートについても、至る経緯など振り返っておきたいと思います。

よろしければしばしお付き合いください。

ご存知の方もおいでになるように、子供の頃の僕の夢は指揮者になることでした。

研究者だった父が、オーディオマニアでかつ、趣味でフルートを吹いていたのもあり、家の中は常に吹奏楽のクラシック音楽が流れていました。

大学受験の時もピアノを弾いてから勉強すると脳の血の巡りが良くなったので、大好きだったショパンの幻想即興曲を15分だけ弾いてから勉強机に向かうという事をしていましたが、近所の方が、真剣に「藤本君は音大を受けるんですか?」と母に聞いたこともあったそうです。

常日頃から僕の周りにいる人たちにとってこの「指揮者になりたかった」という話は、耳にタコができるほど聞かされている話であり、聞かされている内に「なりたかったけど、なれなくて残念でしたね」という話だったようです。

しかしながら僕自身にとってそれは過去の夢ではなく、現在進行形の夢でした。

すなわち「なりたかった」のではなく、今でも「なりたい」と思っていたわけです。

昨年、その僕の夢を真面目に聞いてくれる人が現れました。

人を介して紹介された方で、その方が「指揮者をやってみますか? オーケストラと舞台を整えるお手伝いをしましょうか?」とお声がけくださったのです。

思いがけないお話で、最初に聞いた時は驚きました。

これはチャンスなのか、それとも無謀な企画なのか。

自分では判断がすぐにつきません。

素人の自分が指揮者として舞台に立つ。

そんなことが可能なのか。

ご存知のように、僕は無類のクラシック・オペラファンで、そこにバレエやミュージカルといったものも含めれば、何百回何百場所舞台に足を運んだか・・・

舞台とは、それがどんな規模のものであっても、実現することがどれだけの奇跡か、よくわかっています。

実力、資金、演者、スタッフ、会場、企画内容、集客力・・・

様々な力学の相互作用によって、開演の日を迎えることは誰だって想像できることです。

様々な思考が瞬時にいくつも浮かびましたが・・・

「はい、やりたいです」と答えていました。

そこから怒涛の日々が始まりました。

その2に続く

この写真は僕が1歳の時に父と。おそらく、横浜の野毛山動物園に連れて行ってもらった時です。

父

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「クラシック音楽をライブで聴くことにより脳に何が起きるのか」
(医学博士:藤本幸弘 トークゲスト:元宝塚歌劇団宙組トップスター 和央ようか)
第二幕
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番 作品18 ハ短調
指揮:藤本幸弘
ピアノ:国内外で活躍中の男性ピアニスト(当日発表)
東京オーケストラMIRAI(創立5年目の新進気鋭の新しいプロオーケストラ)

https://eplus.jp/sf/detail/2986790001-P0030001P021001


映画「JOKER」

仕事終わりで、映画「JOKER」を観てきました。

ちょっと苦手な映画かな、としばらく躊躇してたんですがやはり観たくなってしまって。

感想は・・・いや、やはりホアキン・フェニックスは評判通り凄かったです。

早世したリバー・フェニックスを兄に持つ演技派俳優。

ジャック・ニコルソン、ヒース・レジャー、ジャレッド・レトと名優たちがバットマン以降のジョーカーを演じてきましたが、心優しいアーサーが、人間に傷つき、最後にジョーカーとして生まれ変わる。迫真に迫る演技でしたよ。

そして、僕が感動したのは、音楽でした。

わざわざ音のよいIMAXシアターを選択した甲斐がありました。

チェロの素晴らしさをあますところなく表現したアイルランドの女性チェリストのヒドゥル・グドナドッティル。

チェロは人間の声の音域をすべてカバーできる唯一の弦楽器です。

チェロの旋律が舞台の緊張感を上げるんですよね。

これはDVDや機内ではなく、映画館で聴くことが出来て良かったですね。

映画

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藤本ミュージックアカデミー主催
「音楽は名医」 第一回 セルゲイ・ラフマニノフ編
脳の活性・ホルモンの分泌に有効なこと、それは音楽をライブで聴くこと
企画・指揮 藤本幸弘(医師・医学博士)
第一幕
スペシャルトークショウ
「クラシック音楽をライブで聴くことにより脳に何が起きるのか」
(医学博士:藤本幸弘 トークゲスト:元宝塚歌劇団宙組トップスター 和央ようか)
第二幕
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番 作品18 ハ短調
指揮:藤本幸弘
ピアノ:国内外で活躍中の男性ピアニスト(当日発表)
東京オーケストラMIRAI(創立5年目の新進気鋭の新しいプロオーケストラ)
https://eplus.jp/sf/detail/2986790001-P0030001P021001


メトロノームを購入

指揮練習のため遅ればせながらメトロノームを購入しました。

小学校の時のピアノの練習以来。

都立の看護学校で非常勤講師をしていた時は、心臓マッサージは秒針より少し早いテンポでとか教えていましたが、ラフマニノフピアノ協奏曲第二番は、テンポや拍子がコロコロ変わるのです。

きっちりテンポ管理しないと振れないことが良くわかりました。

メトロノーム

藤本ミュージックアカデミー主催

「音楽は名医」 第一回 セルゲイ・ラフマニノフ編

脳の活性・ホルモンの分泌に有効なこと、それは音楽をライブで聴くこと

企画・指揮 藤本幸弘(医師・医学博士)

第一幕

スペシャルトークショウ

「クラシック音楽をライブで聴くことにより脳に何が起きるのか」

(医学博士:藤本幸弘 トークゲスト:元宝塚歌劇団宙組トップスター 和央ようか)

第二幕

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番 作品18 ハ短調

指揮:藤本幸弘

ピアノ:国内外で活躍中の男性ピアニスト(当日発表)

東京オーケストラMIRAI(創立5年目の新進気鋭の新しいプロオーケストラ)

https://eplus.jp/sf/detail/2986790001-P0030001P021001


2020年3月2日(月)新宿初台オペラシティ

2020年3月2日(月)に行うコンサート、新宿初台オペラシティ。

ぜひいらしてください!

音階を作ったピタゴラスの時代から音楽は薬でした。

何故薬なのか?

音楽が、病気の根源となる「ストレス」と「過緊張」を改善するからです。

それはライブ音楽の多くの楽器が織りなすリズム、メロディ、ハーモニーに加わり、耳に聞こえない20000Hz以上の高音域と、20Hz以下の低音の振動が、1/fの揺らぎを作ることで、耳ではなく、肌の受容体を通して身体に響くのです。

ファンクショナルMRIを用いた最新の医学分析ツールなどにより、音楽を聴いた時の脳の動きがわかってきました。

こうした最新の知見についてもご紹介させていただきます。

オペラ

藤本ミュージックアカデミー主催

「音楽は名医」 第一回 セルゲイ・ラフマニノフ編

脳の活性・ホルモンの分泌に有効なこと、それは音楽をライブで聴くこと

企画・指揮 藤本幸弘(医師・医学博士)

第一幕

スペシャルトークショウ

「クラシック音楽をライブで聴くことにより脳に何が起きるのか」

(医学博士:藤本幸弘 トークゲスト:元宝塚歌劇団宙組トップスター 和央ようか)

第二幕

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番 作品18 ハ短調

指揮:藤本幸弘

ピアノ:国内外で活躍中の男性ピアニスト(当日発表)

東京オーケストラMIRAI(創立5年目の新進気鋭の新しいプロオーケストラ)

https://eplus.jp/sf/detail/2986790001-P0030001P021001


ハロウィン

世の中はハロウィンですね。

論文

休診日の今日は依頼原稿の締め切り日のため、クリニックで頑張って作文します。


秘密会議

打ち合わせが早く終わったので、伊丹空港にて企業顧問をしているテイコク製薬の畠山社長と秘密会議です。

秘密会議


新国際学会周遊記

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