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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

アミノ酸で体が変わる!!

たんぱく質(写真)は、炭水化物、脂質と並んで三大栄養素の一つとしてよく知られています。アミノ酸はたんぱく質を作っている原材料です。

では、皆さんは五大栄養素という言葉を知っていますか?
これは上記の3つの栄養素にビタミンとミネラルを足したものなのです。
最近このビタミンとミネラルに注目した議論が中心になされていると思うのですが、これら二つの補佐の栄養素は、三大栄養素が満たされたのちでなければ、効果を発揮できないことを忘れてはいけません。

ビタミン、ミネラルなどのサプリメントをお弁当のように嬉しそうに食べているOLさんを見かけることがありますが、憂慮すべきことだと思います。良質なアミノ酸を摂取すること、良質な炭水化物、脂質を摂取することが人間の体を作るために、いかに大切なことなのか、考え直すときなのではないかと思うのです。

たんぱく質を構成している、20種類のアミノ酸のうち、体の中で合成できるものを『非必須アミノ酸』と呼び11種類あります。体の中で合成できず、食事などから補給する必要があるものを『必須アミノ酸』と呼び9種類あります。体内で合成出来ない必須アミノ酸のうちひとつでも必要量に満たないアミノ酸があると、他のアミノ酸も一番少ないレベルでしか働けなくなります。私たちは、意識して必須アミノ酸をバランスよく摂取することが大切なのです。

実は日本は世界で一番アミノ酸の研究が進んでいる国なのをご存知でしたか?味の素や宝酒造などがこの研究が最も進んでいるのです。

ちなみに、スベスベの肌になるためには、体をつくる20種類のアミノ酸すべてが必要ですが、なかでも美肌効果が高いのはアスパラギン、チロシン、セリン、プロリン、アルギニンの5つのアミノ酸です。肌細胞の原料になり、細胞分裂を促す酵素にもなるアスパラギン、チロシン、セリンは、ターンオーバーの周期を整える潤滑油とも呼ばれています。プロリンとアルギニンは、肌にハリを与えるコラーゲンをつくる材料になります。

以下にアミノ酸の説明を載せます。

必須アミノ酸

バリン・ロイシン・イソロイシン

3つの必須アミノ酸は分岐鎖アミノ酸(BCAA)と呼ばれます。カラダのたんぱく質を増やす働きや筋肉増強や疲労回復に効果があります。
たんぱく質をつくる作用を高める、肝機能強化作用など

リジン

身体の成長を促進し、組織を修復する
集中力を高める
ブドウ糖・脂肪の代謝促進(ダイエット効果)
コラーゲンの生成をサポートする(美肌効果)
育毛・発毛効果
肝機能強化作用
ウイルスを抑制

スレオニン

脂肪肝になるのを防ぐ

メチオニン

血液中のコレステロール値を低下
ヒスタミンの血中濃度を低下させる
肝機能強化作用

ヒスチジン

紫外線の害の予防。
赤血球、白血球の形成に関与

フェニルアラニン

脳と神経細胞の間で信号を伝達する神経伝達物質になる
記憶力を向上させる
抑うつ症状の改善
気分を高揚する作用

トリプトファン

神経伝達物質であるセロトニンの前駆体
成長ホルモンの分泌を促進します。

非必須アミノ酸

アラニン

アルコール代謝を改善する作用があり、肝臓のエネルギー源として重要

アルギニン

コラーゲンの主原料でもあり、肌再生アミノ酸とも言われる
血行促進、免疫機能の向上、肝機能増強、脂肪の燃焼などの作用もあり

グルタミン

最も多くみられるアミノ酸
免疫機能の向上・筋肉のたんぱく質合成を助けたり潰瘍の治癒を早める

アスパラギン酸

体内の老廃物の処理、肝機能の促進、疲労回復

グルタミン酸

潰瘍の治癒を早める
脳の機能・知能を高める
アンモニアを体外に出す効果

プロリン

筋肉のエネルギー源で脂肪の燃焼を促進する効果

システイン

傷の治癒の促進
シミの原因となるメラニン色素の沈着を防ぐ

チロシン

神経伝達物質であるドーパミン、ノルエビネフリン、エビネフリン、甲状腺ホルモン、成長ホルモン、メラニンの前駆体
気分を高揚させる

アスパラギン

セロトニンをつくる前駆体

グリシン

コラーゲンの合成、遺伝子の構成成分の合成
赤血球のヘム、クレアチンの合成、グルタチオンの合成

セリン

コラーゲンの手助けをする、エラスチンを形成


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