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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

マイクロボトックスの考案者Dr.Woffles T.L.Wu

今日は診療前の時間を使って、朝からこんなドクターが来てくださいました。

シンガポール在住で、マイクロボトックスの考案者Dr.Woffles T.L.Wu先生。

BOTOX治療といえば、眉間やオデコの表情ジワを止めるために打ったり、歯ぎしりによる偏頭痛や歯の損傷を改善させるため、エラの張りを改善するために打ったり、汗を止めるために脇に打ったり、足を細くするためにふくらはぎに打ったり・・・といった使用方法が主流のものでしたが、このマイクロボトックスでは皮膚の浅い部分にごく微量のボトックスを細かく細かく注入していきます。

それにより、皮膚のアンチエイジングにつながり、ハリの改善や毛穴の改善、リフトアップ効果などを望むことが出来るというもの。

今回は、アラガン社のテクニックシェアプログラムとして、様々な技術とノウハウを披露してくださいました。

例えばモデルとなった歯ぎしりによる偏頭痛を訴えていたクライアントには、両エラの部分を広範囲に細かくまずは注入した後、顎に移り、それから首へ。喉ぎりぎりまで何十ヵ所も注入を行っていきます。

その間、

「注入液はたった一滴も無駄にしないように!」

と何度も声がかかります。

これが一通り終了した後、今度は注射針を変えてまたエラに戻り、今度は筋肉の深い箇所に改めて注入していくのです。

非常に繊細な指の動きと集中力が要求される技術。

「この技術は結果を出さなければ患者は戻ってこない。だからこそ必ず一度の注入で結果を出さなければならない。機能はもちろん、必ず患者は注入の後格段と美しくなる。だから皆にこの注入方法は支持され、愛されているんだよ」

と仰っていました。

とても勉強になりましたし、良い刺激を受けました。

一方でレーザーとはまた違った痛みを患者さんは堪えないといけませんので、そういった点をどう改善していくのか。価格設定をどう考えるのか、などいくつかの課題検討を踏まえてから、クリニックではご紹介していきたいと思います。


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