そうそう、「痛いの痛いの飛んでいけー」に科学的根拠があるのをご存知ですか?
実は、先日ブログに書いたように、痛みの感覚は、末梢神経を通って脊髄の後角というところに行きます。そこで神経ファイバーを入れ替えるとき、同じ皮膚領域からもっと太い神経の刺激が入ったとき、その痛みの刺激がマスクされる現象があるのです。この理論を1955年に発表されたゲートコントロールセオリーといいます。その後この理論はいくつかの修正が行われていますが大方はこの通りなのです。
痛みの神経はとても細いですから、それと同等の太さの温痛覚や、より太い圧覚、触覚などの刺激がでさすってやるとよいのです。
マッサージなんて、痛みにはとても効果的なんですよね。
ただし、実際に組織が損傷している部位をさするのはいけません。あくまで、そのまわりですよ。