2010年も終わりが見えてきた11月。今年僕にとって最も大きな意味をもつ仕事のひとつが、納品の日を向かえました。
株式会社ヤマハミュージックメディアさんと今年ずっと取り組んできた仕事が、今週形になったのです。
来週、僕が初めて一般向けに書いた書籍が発行されます。
「聴くだけでスッキリ痛みがとれる」藤本幸弘著 発行:ヤマハミュージックメディア
ここ数ヶ月、診療と学会出張、そして大学院の準備に平行して執筆と校正を繰り返してきました。
一昨日ヤマハの國井さんと、企画・編集を御担当くださった造事務所の堀川さんが、出来立てほやほやの本著をクリニックまで届けてくださり、初めて出来上がったものを手にしました。
本当に感無量です。
元々音楽が好きで、けれど音楽を仕事にすることはできず、医師となった僕ですが、まさか大人になった自分がヤマハさんとお仕事をさせていただけるようになるとは、夢にも思いませんでした。
人生とは、本当におもしろいものですよね。
このご縁を下さった方々、ご協力を頂いた方々、皆さんに感謝したいと思います。
ありがとうございました。
聴くだけでスッキリ痛みがとれる! ~頭痛や生理痛がみるみる解消~ | 藤本 幸弘 |本 | 通販 | Amazon
ペインクリニック認定医でもある僕が、なぜクリニックのBGMにこだわるのか。
「聴覚性痛覚消失」と呼ばれる現象に着目し、医師向けではなく一般の方にとってわかりやすく、痛みと音楽の関係を解説したものです。
そして、写真でわかるように、CD付き。
「NO MUSIC NO LIFE」とは、有名なキャッチコピーですが、音楽には、僕がここで言及するまでもなく様々な効果があります。その内の1つに、痛みを軽減する役割を期待することができるのです。
以下の痛みを和らげる4つの神経系の理論を説明し、これらを活性化する音楽について書かせていただきました。
■エンドルフィンおよびドーパミンが関わる脳内報償系
■旧脳に効果があるセロトニン系
■交感神経を優位にするアドレナリン系
■副交感神経を介するアセチルコリン系
特にクラシックにジャンルを特定し、痛みに効く様々なクラシック音楽も紹介しています。
来週には書店に並ぶそうです。
また後日詳しく内容も御紹介しますね。