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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

レーザーアシストのドラッグデリバリーの研究

昨日の休診日は、薬学部の大学研究室へ。

今年から始めたレーザーアシストのドラッグデリバリーの研究。

学部5年生の学生さんたちが、新たに研究に加わることになったので、そのブレストでした。

簡単な講演の後、実際にレーザーを照射してみたりと、基礎実験をしてみました。

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ちょうど目の前が増上寺なのですが、晴れた空に、紅葉が美しいこと。

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秋という季節があるのは、世界的には日本とニュージーランドぐらいです。

この季節を楽しめるのは、幸せなことですね。

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久しぶりに日本の秋を、堪能しましたよ。


レーザーアシストドラッグデリバリーの第一人者 Dr. Jill S. Waibel先生

 

続いて翌朝訪れたのが、レーザーアシストドラッグデリバリーの第一人者 Dr. Jill S. Waibel先生のクリニックです。

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米国レーザー医学会などで講演を良く聴かせて頂くのですが、今回は研究について実際のプレゼンテーションを見せて頂き、深いディスカッションをする事が出来ました。

PRPやメソセラピーの技術を用いたレーザーアシストによる皮下ドラッグデリバリー。

特に傷跡治療に関しては今後大きく進化するでしょう。

僕の研究についてもお話ししたところ、とても興味深く聞いて下さり、是非今後も引き続き情報交換をしていきましょうと仰っていただいて話を終えたのですが、こちらの担当者が

「あの後もワイベル先生が、ドクターフジモトはすごいと10回以上何度も何度も話していたわ。」

と伝えてくれました。

世界一流の研究者に認められる事は、最も嬉しい事です。

情報交換を続けさせてもらうことで、より優れた研究が出来るといいですね。

良い写真が撮れているのですが、こちらは理由あって来月まで公開出来ず。

またアップしてゆきますね。


雪の中八王子の薬学系研究室へ

おはようございます。

今日は2月21日(金)クリニックFの診療日です。

今朝はソチ・オリンピックでの女子フィギュアスケート二日目。フリーの日。

深夜からTVにかじりついて、泣きはらした顔で朝を迎えてしまった方も多いのではないでしょうか。

うちのスタッフはそうだったようです。

浅田真央選手の胸を打つ奇跡の演技。本当に感動しましたよね。

※※※

昨日の休診日は、レーザー皮膚ドラッグデリバリーの評価の薬学系実験系を作るために、東京工科大学の八王子キャンパスにある正木仁教授の研究室に伺ってきました。

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新たな実験系評価系さえ確立してしまえば、数々のレーザー機器による評価が可能になり、エビデンスが裏付けされますので、研究がより進んでいく。

80年代に入り、レーザーが医療分野に応用されるようになってからレーザーは二つの分野で医療に貢献するようになりました。

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僕が進化するレーザー工学を学ぶために、工学の博士課程に再入学したのは、この工学的な進化をキャッチアップしたかったからです。

しかしながら、レーザー工学の進化を考えると、この21世紀にははるかに大きなマーケットが存在することに気づきました。

それは、フラクショナルレーザーを利用した経皮的薬剤塗布、つまりドラッグデリバリーの研究です。

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正木先生の研究室はこうした評価のための測定機器がそろっていますので、研究員の方と三人で評価すべき、そして評価可能な実験系を次々と上げ、ブレストをしました。

専門が違った研究者が「レーザー」を軸に意見を交わしたのですが、今まで知らなかった生体評価方法などをたくさん教えていただき、非常に有意義な打合せとなりました。

お時間を作ってくださった教授ほか関係者の皆さんに感謝です。

※※※

東京工科大学には初めて伺いましたが、アメリカの大学のような環境ですね。

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まだまだ雪深かったですが、とても充実した休診日になりました。

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リヒテンシュタイン公国のフラクショナルレーザー PLEASE

おはようございます。

今日もクリニックFの診療日です。

先月クリニックFでデモ機を購入し、テストをさせていただいているパンテック社(リヒテンシュタイン公国)の開発した新機種。

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ちょっと異質なフラクショナルレーザー PLEASEのご紹介です。

2004年のソルタメディカル社のフラクセルの販売以降、本当に数多くのフラクショナルレーザー機器が市場にデビューしてきました。

初期にはにきび跡や肌の入れ替え(リサーフェシング)を中心に機器が開発されてきたのですが、最近は、

●高出力で、肌の深部までエネルギーを進達させることを重視した機器(ソルタメディカル社フラクセルリペア、ルミナス社アンコアなど)

●表皮の圧迫や吸引により、深部にエネルギーを進達させることを目的とした機器(パロマ社スターラックス1540XDなど)

●肌の平行方向の収縮力を重視した機器(DEKA社マドンナリフトなど)

●機器を低出力にすることで、小型化した機器(ソルタメディカル社C&B、パロマ社のEmerge)

など、様々なの用途のものがが開発されて、進化してきました。

このPLEASEは、技術者が一から新しい理論で、すべての部品を自社で作り上げて、丁寧に組み上げた小さなスタイリッシュなフラクショナルレーザー機器。

僕も最近工学部のレーザー研究所に通っていますので、この機種を一から設計した技術者の熱意はすごく良く理解できるんですよね。

機器本体はこのように円盤形です。

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アプリケーターに、

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このような使い捨てチップを装着することから始めます。

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電源を入れ、施術をすると、このように赤と青の四角いLEDが点灯します。

こちらを照射面に近づけると二つの四角が徐々に重なり合い、施術面を合わせることになります。

機器の設定ですが、こちらもあまり観たことの無いパラメーター設定です。

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繰り返し率(Hz)とパルス長をこのように碁盤の様にそれぞれを組み合わせて設定できます。

この設定は300Hzで125msで施術を行うという設定です。

ビーム径も、照射密度も独立したパラメータで照射可能です。

レーザー照射面は、金属で出来ており、照射部位からレーザー光がもれると自動停止される様になっていて、安全性も優れている。

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自分の肌に照射してみましたが、かなり深い部位までレーザー光が入っているのがわかります。このような小型の機器に特有な低出力を、スタッキングで補っているのでしょう。

さらにこの機器には手のアプリケーターに、エバキュエーター(掃除機の様に施術面を吸引する)がついていて、表皮の離散もありません。

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施術後はこのように、蒸散した表皮が使い捨てチップについているのがわかります。

非常に興味深い機器です。

僕はレーザーを購入する際、

第一に、その機種の効果が、自分のクリニックの患者さんの治療に必要で、かつ、手持ちの機器で対応できない性質を持っているのか?

第二に、特に新たな会社とのおつきあいの場合、その後の機器のメンテナンスが可能なほど、技術者が有能か?

第三に、その機種単体で、採算性(定期的に機器は買い替えなければなりませんので)が合うのか?

ということを基準に決定しています。

この機種を、美容目的で利用するとしたら、鼻の頭の毛穴や、こめかみのにきび跡など、限定的な部位の部分照射。

この利用法ですと効果が高いのではないでしょうか?

もう一つの案が、この機種を経皮的ドラッグデリバリーに利用することです。

フラクショナルレーザーを利用すると皮膚に人工的に小さな穴を開けることが出来ますので、この穴の開いた部位に、インシュリンやグロースファクターのような、皮下注射が必要な薬をより楽に使用することが出来るのです。

この研究はアメリカのハーバード大学のロックスアンダソンのグループを中心にかなり進んでおり、発表も多いです。

先日も、ケロイドをご自身の治療の専門の一つとされている日本医大の小川令准教授とも、これらの蒸散系レーザーを利用した後に、ステロイドや、肺線維症をなどに使用する塩野義の抗線維化薬のパーフェニドンなどを併用利用して、古くなったケロイド治療に使えないかとディスカッションしたばかり。

ケロイドで固くなった組織に、注射をしてステロイドを入れる現在の方法ですと、痛みを伴いますものね。

少しこの機器を使って、臨床研究を重ねてゆきたいと思います。


2006年11月12日(日)

Dr.バニーニ、メソセラピー、カルボキシセラピー、Meso-Carboxy Therapy 国際ワークショップ


ナポリ プロモイタリア本社にて

フランスの学会EMAAで出会ったプロモイタリアという医薬品会社より招待を受けて、ナポリの本社で、メソセラピーのトレーニングを受けることになりました。

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ナポリに二日間、ローマに一日滞在し、二人のドクターの指導を受けることになったのです。イタリアの特にナポリは全く英語の通じない地域です。道を聞くにも、イタリア語が全く分からず、困りました。プロモイタリアのスタッフのうち数人は英語がしゃべれたので、助かりました。

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プロモイタリアのスタッフたちと

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ドクターバニーニは、気さくなイタリア人です。ナポリ近郊でメソセラピーとカルボキシセラピーをもう20年近くやっています。バニーニはイタリア語しかしゃべれないので、英語の通訳がつきました。でも彼女の英語もイタリア語なまりなんですよね。ブリティッシュの英語を聞いてきたばかりなので、最初は戸惑いました。バニーニは患者をしっかりと診察して、いろいろと説明してくれます。朝から夜遅くまで、患者を診ながらハードなトレーニングが続きました。

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トレーニングを行った場所で、バニーニと患者さん、そして通訳さんと。
僕の撮った写真は女性のお腹やお顔に注射をしている写真ばかりなので、割愛しますが、この二日間に合計12人ぐらいの患者さんを集めてくれました。
2005年11月14日にホテルニューオータニ紀尾井町倶楽部でメソセラピー学会のサテライトが行われましたが、バニーニはこのときに日本に招待講演に来て、クリニックを訪問してくれました。

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トレーニング最終日はローマです。ナポリを朝早くに出発して、300km離れているローマに車で移動します。雨だったのですが、途中バチカンに立ち寄りました。サンピエトロ寺院の前で、写真だけ撮りました。この寺院にも12年前に訪れたことがあります。

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Dr.Forenzaのオフィスはビルの中にあります。もう20年以上もアンチエイジング医療を続けています。若いときにアメリカ留学をしていたときがあったそうで、流暢な英語をしゃべります。

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顔の中にVITAJALという総合ビタミンとすべてのアミノ酸が含まれたエキスを注射しています。
アミノ酸は皮下にあるコラーゲンの原料になりますので、まさに若返りのエキスです。化粧品業界は、より浸透効率の良い商材を開発する努力をしていますが、やっぱり注射して肌の中に入れてしまうのが手っ取り早いでしょうね。

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Dr.Forenzaのオフィスでおいしいマティーニをご馳走になりました。二人とも、ちょっと顔が赤いですね。

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テーブルを見ていたら、Dr.Forenza の2005年のEMAAの参加証が出てきました。ということは、たった2週間前に僕も彼女もお互いパリにいたのですね。(笑)

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5日間滞在したナポリのホテルともお別れです。


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