来週から、米国レーザー医学会(ASLMS)がアリゾナ州フェニックスで開催されます。
グランドキャニオンで知られるアリゾナ。州都フェニックス以外に、避寒地として高額所得者層に人気のスコッツデールや、パワースポットとして有名になったセドナ、キャニオン・ランチなどのヘルス&アンチエイジングリゾートを抱えるトゥーソンなど、魅力的な場所がいくつもあります。魅力的なゴルフ場もいくつもあります(笑)。
米国スパファインダー誌などで投票される全米を代表する「ベスト10スパ」の内4つがアリゾナにあり、美容やアンチエイジングに関する施設も、ニューヨーク、LAに次いでレベルが高いと言われているんですよね。
日本皮膚科学会総会の開催と日程が重なるため、日本人医師の参加者が今年は少ないのでは? と言われていますが、今回は米国レーザー医学会始まって30回目の記念式典なので、とても楽しみにしています。
今年僕は先月フロリダで開催された米国皮膚科学会(AAD)で演題を3つも発表したため、実はこちらの学会には先月まであまり集中できていなかったのです。それでもホヤコンバイオのメドライトC6という機器を使った肝斑治療の演題が一本通りました。
このアメリカレーザー医学会で僕は、2004年にメンバー(認定医)の資格をとり、2006年にフェロー(専門医)の資格をとりました。演題の方は、足掛け7年で9回目の発表となります。
気合を入れて頑張ります(笑)。
米国レーザー医学会は、世界中からレーザーに興味がある医師たちが集まる学会として知られています。毎年レーザーに関する最新ニュースをここで知ることも多いのですが、実は今回の学会で、ある画期的なレーザー機器が発表されるという噂があるのです。
僕はフロリダのAADなどでも情報を集めてきたのですが、それらしきドクターに、
「こんなレーザーが開発されていると噂に聞いたんだけれど、知っている?」
と話を振ってみると
「なんで君がその話を知っているの!?」
とか
「その話、一体どこから聞いたの!?」
など
顔色がさっと変わるのです。
アメリカ人はポーカーフェイスが苦手ですよね(笑)。
さて、いったいどんなレーザー機器なのでしょう?
もう学会発表演題になっていて、英語ではアクセスできるようですので答えを明かしてしまうと、
ピコ秒単位で発振できる 次世代のQスイッチレーザー
なのです。
シミ治療において画期的な革命を起こすはずですよ。
この話だけでこのレーザーの真価を理解できるのは、レーザーの専門家か、よほどのレーザーマニア(オタク)だけなのでしょうが(笑)、発表演題を聞いたら、理論も含めて、またこのブログでご報告させていただきますね。