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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

ヴィーナスジャパン社主宰 第三回美容医療セミナー ヴィーナスレガシー

昨日の日曜日は品川で開催されたヴィーナスジャパン社主催の第三回美容医療セミナーが開催されました。

こちらのセミナーで招待講演と座長を仰せつかったのです。

11時からの出番でしたので、朝一番で氏神様の赤坂日枝神社にお参り。

気持ちをスッキリさせて、会場に向かいました。

ヴィーナスコンセプト社はイスラエルの企業で、美容機器メーカーとしては比較的新しい会社です。

イスラエルの美容メーカーといえば、ルミナス社というフォトフェイシャル(IPL:強力パルス光線による治療機器)を作り上げた会社があります。

ルミナス社のIPLの技術を持ってスピンアウトした技術者が作ったシネロン社が、バイポーラーRF(ELOS)の技術を完成させ、現在も日本で主に使用されるeMAX、ePLUSなどの機器を作り上げました。

このシネロン社がレーザー業界の老舗であるキャンデラ社を合併し、組織が変革しまし一部の技術者が流出しました。

その彼らが2009年に作り上げたのがヴィーナスコンセプト社です。

レーザーではなくRFを中心とした機器がラインナップとして並んでいますが、中ほどにあるビーナスフリーズという機種は、2013年に米国美容大賞を取得した痩身の機器です。

国際的には知名度が高いものの国内の販売はまだまだ始まったばかりで、国際的な評価とは格差がありますが、注目の企業だと思います。

今回は、フリーズを新たに進化させた右手前「ヴィーナスレガシー」の国内一号機が昨年クリニックに入りましたので、その使用経験と、痩身治療の総論をお話しさせていただきました。

会場は会場の定員一杯で熱気にあふれていましたよ。

こちらはタイの著名なドクターAtchima Suwanchinda。

彼女のクリニックではなんと5台ものヴィーナスコンセプトの機器が活躍しているのだそうです。

僕がこのヴィーナスコンセプト社の技術力で注目していたのは、LASERでもIPLでもないTRASERという第三の光技術を開発していること。

この技術は、2011年のノースカロライナで開催された皮膚科系レーザー学会である、コントロバーシーズ&カンバセーションズで発表されたのですが、二つのレーザーロッドを利用して、ナローバンドの光を作り上げる新しい技術です。

TRASERとは、 Total Reflection Amplification of Spontaneous Emission of Radiation の略となりますが、レーザーロッドを二つ利用して細かく調節可能なナローバンドの照射を作るシステム。

米国の医学誌では、Experimental Traser Device Could Be Laser’s Replacement(レーザー機器の代替となりうる可能性がある)と評価しているものもありました。

レーザーと比較すると、より多くの波長が技術的にもコスト的にも、ハードル低く作ることができますので、これも臨床応用されるとなると、将来性がありそうですね。

 

 


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