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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

年末モードに入ってきました

おはようございます。

今日のクリニックFは西嶌順子先生の外来です。

順子先生

週末は遠方からお越しになる方の御予約も多いですね。

また年末に向けて海外から一時帰国される方の御来院も一気に増えてきます。

マドンナリフトやウルセラ、サーマクール、halo、4Dといった「自分へのX’masプレゼント/お年玉施術」がフル稼働になります。

今年も一年で一番忙しいこの年末を元気に乗り切りたいと思います!


産後の抜け毛が生えてきました。年末の人気メニューと裏メニュー

本日外来を務めております西嶌順子です。

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産後の抜け毛がだいぶ生えてきました。つんつん立ってますがご容赦ください(笑)。

私も藤本先生と同じ髪用のサプリメント「豊me」を飲んでいますが、効きますね。

髪の伸びる速度が速いように思います。

 

***

 
さて、最近年末の診療がいつまでなのかお問い合わせが増えました。もう年の瀬が見えてきたことを患者さんとの会話からも感じます。

ちなみにクリニックFの年末は、12月30日土曜日まで開院しています。

 

すでに29日金曜日と30日土曜日は御予約が埋まりつつありますので、御予定されている方は早めにお電話ください。

年明けは1月9日から診療開始となりますので、よろしくお願いいたします。

年末の予約はだいぶ埋まってきましたが、この時期に圧倒的人気を誇るメニューとしては、あえてカサブタを作り肌を入れ替えるアブレイティブレーザー、通称マドンナリフトです。

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http://clinic-f.com/laser/smartxide.html

 

去年を上回る御予約をすでに頂戴しているようなので、今年も人気に陰りが全く見えないようですね。

 

ダウンタイムは5-7日間あるため、なかなか施術のために時間を作るのが難しい方は、年末年始のこの機会に是非ご検討いただければと思います。
美意識の非常に高い方には、マドンナリフトに加えてHSCM100®、プラズマを併用する裏メニューをご案内しています。

HSCM100®とは、臍帯血幹細胞培養上清液のことで150種以上の多種多量の皮膚を蘇らせる再生因子エキスのことです。

通常はマイクロニードルなど針を使って注入しますが、アブレイティブレーザーで無数の小さな傷が出来た状態の肌には、そのまま塗布するだけで十分です。

プラズマは、炎症を抑える効果も高いので、ダウンタイム期間を短くしたり施術後の赤みや痛みを早く引かせるために併用しています。

 
この施術を5回受けてくださった方の肌を先日拝見しましたが、40代後半の方がどう見ても30歳前後にしか見えないので私自身その効果に驚きました。

 
まだ予約枠に若干空きもございますので、ご希望の方はお早めにお問い合わせください。

 


FOTONA社スマイルアイリフト×DEKA社マドンナリフトを組み合わせたら

目元周りの非観血的な施術では、クリニックFで行なっている目の下の結膜からアプローチするたるみ治療のFotona社スマイルアイリフトと、目の上から照射するCO2フラクショナルレーザーのDEKA社マドンナリフトを組み合わせて説明しました。

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笑いもバッチリとりました!


フラクショナルレーザーを利用したドラッグデリバリーの講演

フラクショナルレーザーを利用したドラッグデリバリーの講演。

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昨年通過した僕の2つの論文を使って説明させて頂きました。

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この演題枠は Dr.Neil Sadick 、Dr.Klaus Hoffmann、Dr.Ofir Artzi など大物ドクターと一緒でした。


静かなDEKA社オフィスにて

フィレンツェはDEKA社のオフィスに行ってきました。

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今日はファクトリーがお休み。

本社をほとんど貸切の状態で、副社長のマウロガリ博士と機器のアップグレードと共同研究テーマについて打ち合わせをしてきました。

静かなオフィスで良い話ができましたよ。

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特に今年は僕も慶應義塾大学薬学部で薬学博士号が取れたばかりなので、マドンナリフトやスマートサイドスクエアを使ったフラクショナルレーザーアシストのドラッグデリバリー後の、生体内のサイトカインカスケードをパヴィア大学と研究する事になりそうです。

新たなレーザーの機序が、薬学的な側面でも解明できるかもしれません。

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飽くなき知的好奇心の探求。楽しみです。


ガリレオ・ガリレイと血が繋がるDEKA社のマウロ・ガリと再会

ジュネーブのビジネスラウンジで待っていると、Dr.Fujimoto?との声が。

振り向くと、イタリアのレーザーメーカーDEKAの副社長で工学博士のマウロ・ガリでした。

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マウロはあのガリレオ・ガリレイの親族なのですよ。

偶然にもフランクフルト行きの飛行機まで一緒。

久しぶりに思い出話に華を咲かせました。

フランクフルトからは僕はベルリン。

マウロはフィレンツェに向かいます。


目元外来のページが完成しました

クリニックFでは目元周りのお悩み、アンチエイジングにもレーザーでご対応、治療を行っています。

目の周りの皮膚は薄く、負荷がかかると非常にその名残が出やすいのはご存知の通りです。

また、やはりこの5年ほどはスマートフォンなどの酷使で瞳や目の周りに力がなく、老化が進んでしまっている方も多い。瞼の緩み、たるみ、目の周りのシワ、くすみ、くま・・・と年齢問わず様々なお悩みがありますね。

プチ整形、美容整形を考える方も依然多いエリアである一方、当院にお越しくださる方は「できればメスや注射針を使ってほしくない・・・」というご希望の元ここに辿り着かれるケースが多いのです。

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そういった方のために、レーザーでどういったことができるのかをできるだけわかりやすく平易な言葉を使ってまとめたページを作成してみました。

http://clinic-f.com/memoto/index.html

良かったらご参考にされてくださいね。

 

 

 


フラクショナルレーザー照射後に臍帯血再生因子

今日も宮下宏紀先生の外来です。
お盆目前、クリニックFではダウンタイムのあるフラクショナルレーザーの照射が増えてきました。
夏休みを利用してカサブタを形成するパワフルなレーザーを打つという発想ですね。
クリニックFにあるフラクショナルレーザーは
マドンナリフト
ヘイロー
フラクセル
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などとなります。
この中でも特に高い効果を期待できるのはマドンナリフトです。
こちらはイタリアDEKA社が開発したフラクショナルCo2レーザーSmart Xide シリーズのレーザーです。
マドンナリフトは中空からの非接触型照射なので、眼球をコンタクトレンズで保護しながら両まぶたに照射できるという特長があります。
今まで外科手術でしか改善の難しかった眼瞼下垂や目周りのアンチエイジング効果を期待できますね。
1回の照射で自前の肌が10%弱入れ替わります。
5~7日程度でカサブタが取れた暁にはむきたまごのようなツルツルの肌を得られます。以前のブログでもマドンナリフト照射の様子を動画で紹介しました。
もし宜しければご覧ください。
http://clinic-f.com/blog/laser/smartxide2/post_16663/
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マドンナリフトにはその効果をさらに引き上げるためのオプションがあります。
それがHSCMです。

 

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これは臍帯血再生因子すなわち臍帯にある幹細胞を培養した液から抽出した純度の高い再生因子製剤です。
ここにはTIMP-1、SCF、MCP-1、IGF-1、MIP-1、RANTES、IL-8などの重要な再生因子が含まれており、アンチエイジング、発毛、アトピー性皮膚炎の改善などの効果が期待できます。
マドンナリフトのレーザー照射により皮膚には小さな穴が無数にあくので、そこにHSCMを塗布して注射針を使うことなく効率的に皮膚全体に均一に再生因子を届けることが可能です。
この施術も一緒に行えば夏にダメージを受けたお肌を強力に回復させられそうですね。
ドラッグデリバリーの意味を肌でわかるメニュー。ご興味のある方は気軽にお問い合わせください。


2017 AAD Summer Meeting

2017 AAD Summer Meeting。

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レーザーのセッションを聞き終えました。

米国皮膚科学会でもお馴染みのドクターで、僕のFB友達でもある Arisa Ortiz, Eric F. Bernstein, MD, Kimberly J. Butterwick, Neil S. Sadick, Robert A. Weissによるセションでした。

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議題は以下の6つ。

1)血管系疾患を最高効率で治療するにはどうしたら良いか?

2)フラクショナルレーザーによる観血もしくは非観血リサーフェシング施術を、Energy-Based Devices と組み合わせる施術。

3)色素斑をターゲットとした新しい戦術

4)スキンタイトニングの新製品。

5)非観血の脂肪溶解機器及びセルライトに対する新たな治療法

6)レーザー光治療機器をいかに安全にフィラーと組み合わせするか?

 

日本では少し廃れた感じのあるフラクショナルレーザー機器は、米国では未だに第一線の機種。

クリニックFでは、ヘイローやスマートサイドスクエア、フラクセル3デュアルなどの機種が一線で動いていることを考えると、日米の違いというよりも機器の使用方法の違いなのではないかと思います。

日本人の患者さんは、まだ肌質を若々しく入れ替える「リサーフェシング」という言葉にピンと来ていないのではないかと思います。

脂肪やセルライトによる痩身機器は、日本で評判の良い機器が必ずしも評価が高いとは言えないようで、人種差によるものもあるのでしょうね。

ただ、色素系レーザーと違って、この分野の治療法も治療機器も未だ完成したとは言えず、新たな機種がどんどん開発されているのも事実。

 

 

日本の学会であれば、この分野に臍帯血由来の幹細胞上澄液を加える話が出てきますし、クリニックFでもレーザーアシストのドラッグデリバリーは最も得意とする分野でもあるのですが、こちらは一部の商材しかFDAでは認可されておらず、ディスカッションには至りませんでした。

むしろアジアの方が進んでいる分野ですね。

 

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やはり、情報も機器も人も自分の足と目、耳、頭を使って取材するに限ると、当たり前のことですが改めて思いました。

 


宮下宏紀先生 マドンナリフト

今日のクリニックF、外来は宮下宏紀先生です。

 

 

 

 

春が近づいてきたせいか、マドンナリフトやフラクセルなどの施術が最近また増えてきました。

 

http://clinic-f.com/laser/smartxide.html


ハースト婦人画報社RichesseリシェスNo.17に掲載されています

今季号のリシェスに載せていただきました。

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眼瞼下垂のマドンナアイリフト。

クリニックFでは随分前からのメニューですが、他に替える施術が無いだけに、息の長い治療ですね。

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今季はクロアチアの特集でした。

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ヘイロー マドンナリフト フラクセル3DUAL 1540XD 最新フラクショナルレーザー機器の違いについて 

年末ご要望の多い、肌質を改善し、ニキビ跡や毛穴を縮小する「フラクショナルレーザー」機器。

ずらっと並べてみました。

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フラクショナルレーザー治療法(fractional laser skin resurfacing:)は,2004年にMansteinらが報告した新しいレーザー照射概念です。

Manstein D, Herron GS, Sink RK, et al: Fractional photothermolysis: A new concept for cutaneous remodeling using microscopic patterns of thermal injury. Lasers Surg Med 34:426- 438, 2004.

この機器はレーザー光線を分離し、皮膚表面に1cm2あたり約2000個の、直径70μm前後の凝固柱を作るもので、創傷が非常に小さいため炎症が少なく、治癒が早い。

さらに、確実に真皮まで創傷を作るため、コラーゲン産生量が多く、小じわが改善し、かつ凝固した表皮が再生し新生の皮膚に入れ替わる為、皮膚表面が若々しい状態変化させることを可能としたのです。

僕は2004年のダラスの米国レーザー医学会でこの機種を初めて見て衝撃を受け、世界のレーザー治療はこの理論によって大きく変わると確信した医師の一人です。

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先日も美容皮膚科学会誌でフラクショナルレーザー機器の総論論文の執筆を依頼され、最終原稿を投稿させていただいたばかりですが、ずっとこの機種理論の進化を見守ってきました。

クリニックFのFの文字も、Fujimotoの頭文字と共に、フラクショナルレーザー機器の頭文字「F」の意味を込めたつもりです。

それほど思い入れのある機種であるため、クリニックFには多くのフラクショナルレーザーがありますが、現状のラインナップではこちらでしょうか?

■サイトン社 ヘイロー(Halo)

■バリアント社(旧ソルタメディカル社) フラクセル3 DUAL

■DEKA社 スマートサイドスクエア(マドンナリフト)

■サイノシュア/パロマ社 スターラックス1540XD

この四機種が、2014年の年末現在クリニックFのトップ4フラクショナルレーザーになります。

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今日はそれぞれの機器の違いについて改めて触れたいと思います。

まずは

① サイトン社 ヘイロー(Halo) 

◆こちらは1470nm(凝固)と2940nm(蒸散)の役割を持つ二種類の波長のレーザー光を同軸に照射するという世界初のハイブリッドフラクショナルレーザー機器。

1470nmを利用することで、皮下100-700ミクロンメーターの表皮と真皮に熱刺激を加え、コラーゲンの再生によりタイトニング効果を引き出し、2940nmを利用することで0-100ミクロンメーターの表皮を蒸散させる効果があります。

照射後のダウンタイムは3日間程度。

フラクショナルビームが細かいため、目視できません。施術3日後には肌が脱皮をするかのように、古い角質層をはがします。

タイトニング、引き締め効果も高いので、表皮のきめが細かい35歳以上の人に適しています。

次は

② バリアント社 フラクセル3 DUAL です。

◆こちらの機種はフラクショナルレーザーの元祖、リライアント社(旧ソルタメディカル社、現バリアント社)の開発した機器。

1927nmのツリウムグラスと、1550nmのエルビウムグラスレーザーの複合機器ですが、アブレイティブとノンアブレイティブの中間にあたるツリウムグラスの波長が、ちょうどアジアンスキンにはぴったりでダウンタイムも少ないことからこの機種を選択する人が多いです。

三番目は

③ DEKA社 スマートサイドスクエア(マドンナリフト)

◆CO2レーザーとラジオ波を複合させた、フラクショナル機器。

非常に優れたスキャナ機能を持ち、空中照射が可能なため、疾患や部位に影響なく使用できるのが特徴です。さらに、蒸散能力が高いため、深いニキビ跡や毛穴の様に立体的な構造を治療するためにはとてもメリットがあります。この4機種の中では、唯一空中照射が可能な機器です。

また、上眼瞼下眼瞼のゆるみやしわを治療するマドンナアイリフトの施術と合わせることが可能ですので、肌全体の若返りには良いですね。

最後に

④ サイノシュア/パロマ社 スターラックス1540XD

◆業界唯一のコンプレッション・フラクショナル機器。

クリスタルグラスを肌に押し付けて、皮膚を牽引させて照射が出来ます。皮膚を延ばすことで、コンタクトクーリングの効果をより高め、ターゲットに対してより近くなりますので、より効率よく治療が出来ます。

フラクショナルレーザーと言っても数多くの機種がありますが、これらはどの機種も代替が考えられません。

光治療機器も、フラクショナルレーザー機器も、RF機器も、HIFU機器も、

どれも組み合わせ治療が可能な時代になったということですね。


年末はダウンタイムのある施術ばかり

年末にかけてご予約を頂くのは、数日ダウンタイムのあるものばかりになります。

例年の事ですが、お正月は家の中で人に会わずとも済みますから、どうしてもこの時期に集中してしまいますね。

中でも

〇ヘイロー(日本には2014年に登場した最新鋭ハイブリット・フラクショナル)

〇マドンナリフト(おなじみアーティストのマドンナが惚れ込んだ肌の入れ替え)

〇マドンナアイリフト(レーザーによる上眼瞼挙上)

を希望される方がほとんどです。

目の上に関しては、マドンナアイリフト もしくは サーマクールアイしか選択できませんので、

顔全体の施術をされる方は

1)ヘイロー + マドンナアイリフト

もしくは

2)マドンナリフト + マドンナアイリフト

の二つの選択を取られる方がほとんどです。

どちらの選択かは、僕が診療して決めていますが、

年末にかけて、肌を入れ替えて、綺麗に生まれ変わらせたい人は 1) を。

ニキビ跡があり、肌を平滑にしたい人は 2) を。

選択する場合が多いですね。

 


Dr.ニコラ・ゼルビナッティの来日 モナリザタッチ

今週の木曜日と金曜日は、日本美容外科学会が東京国際フォーラムで開催されています。

この会に合わせてイタリアはパヴィアから、Dr.二コラ・ゼルビナッティが来日しました。

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日本美容外科学会のランチョンセミナーと、青山外苑前のDEKA JAPAN本社にて、限定された医師の間でレクチャーのための来日です。

僕が彼とこうして会うのは、ちょうど2011年にパヴィアのクリニックを訪れて以来です。

DEKA社マドンナリフトの機器を利用した「モナリザ・タッチ」という新たな手技を講義してくれました。

この手技についてはまた別の機会に触れたいと思います。

その後、この日の夜は銀座に場所を移し、中華料理店で会食となりました。

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ご一緒させて頂いたのは、いつもお世話になっている先生ばかり。

写真左より

〇クロスクリニック 石川浩一先生

〇林原医院 林原伸治先生

〇東海大学形成外科 河野太郎准教授

〇Dr.二コラ・ゼルビナッティ

〇河田外科形成外科 河田真一先生

〇クリニックF 藤本幸弘

〇イタリアDEKA社マウロの大学生のお嬢さん

〇DEKA社技術開発マウロ・ガリ博士

英語を交えての楽しい会談となりました。

ゼルビナッティの今回日本での滞在はわずか2泊。とんぼ返りだそうです。


「スマートサイド」と「スマートサイド・スクエア」~マドンナリフト機器による使い分け

クリニックFでも利用している、皮膚を入れ替える施術が可能なマドンナリフト。

フラクショナルCO2レーザー機器です。

今年になって僕のクリニックでも眼瞼周囲だけではなく、顔全体を施術する患者さんが増えました。マドンナリフトのデビューはもうだいぶ前になりますが、年末も見えてきた今日この頃、間違いなく今年度の日本におけるアンチエイジング・レーザー業界のトレンドを象徴し、この業界を牽引した機器のひとつであると言えるかと思います。

さて、そんなマドンナリフトですが、実は使用できる機器が二つあるのを御存知でしたか?

僕の左手にあるのが「スマートサイド」

右手にあるのが「スマートサイド・スクエア」

と呼ばれる機器です。

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クリニックFでは、この二つの機器を患者さんによって使い分けています。

スマートサイドの発振管は、ガラス製です。

対してスマートサイド・スクエアの発振管はRF製で、すべてコンピューター制御されています。

二つのCO2フラクショナル機種は、似たようで非なるもの。

言ってみれば、アナログレコードとデジタルコンパクトディスクの違いのようですが、ガラス管のスマートサイドの方が、実際の患者さんの仕上がりが良い場合もあります。

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クリニックでも開院前にはこのように出力チェックしています。

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上記写真の照射野の微妙な違いが分かりますか?

パワー設定と、パルス持続時間、そして照射間隔を一定にして、黒い紙に照射したパターン。

患者さんの症状によって、どちらの機器を使ったほうが良いかが決まります。

●一つはスマートサイドで照射した場合。

●一つはスマートサイド・スクエアのSPモードで照射した場合。

●一つはスマートサイド・スクエアのDPモードで照射した場合。

なのですが、

上記のうち一つだけ、二回照射したものがあります。

どのドットが同じ設定で照射したかわかりますか?

僕はすぐわかりますよ(笑)。


フラクセル マドンナリフト フラクショナルレーザー機器の適切なパワー設定

おはようございます。引き続き今日も朝から晴天に恵まれましたね。

今日6月4日(火)もクリニックFの診療日です。

このところ患者さんから続けて同じご質問がありましたので、レーザーのパワーについてすこし今日は書いてみたいと思います。

レーザーの照射をするとき、パワーをあげる方が効果が上がるのでは?

と考えている患者さんは依然多いようで、例えば施術中にぎりぎりまで我慢できるのでパワーを目一杯上げてほしい、と実際おっしゃる患者さんも少なからずいらっしゃいます。

サーマクールなどのRF(高周波)機器は、パワーを上げるほうが効果が上がる、というのはある程度真実であり、表皮に火傷をつくらない限り、ハイパワーで照射したほうが良い結果が得られるでしょう。

しかしながら、レーザーにもその理論が当てはまるとは限りません。

※※※※※

まず大前提としてレーザーには

① 波長

② パルス幅

③ フルレンス(照射強)

④ 照射直径

⑤ 皮膚温度

という5つのパラメーターがあります。

これら5つの設定がその患者さんにとって最適であれば、より効果の高い治療ができることになります。

ここ数年突出して人気のある「フラクショナルレーザー」の場合は、これに

⑥ 照射密度

という新たなパラメーターが加わります。

これらの組み合わせのパターンは、それこそ無限大。医師のセンスと経験が問われるところです。

医師の方はこれらすべてに気を配り、バランスを見極めながら照射しなければなりません。

この前提を踏まえた上で、今回はフラクショナルレーザーについて考えてみましょう。

※※※※※

フラクショナルレーザーはパワーだけに依存しない代表的な機器です。

その理由をいくつか説明しますね。

まずは、生物学的な話。

例えばここ数年に出てきた英文論文では、フラクショナルレーザー施術後に、組織再構築が行われる際には、皮下のサイトカインが誘導されることが報告されています。

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これらのサイトカインは、強いパワーで照射された場合、むしろ発生が抑えられるという研究発表が多いのです。

ちなみに創傷治癒過程に関与するサイトカインとその主な機能
サイトカインには、以下の様々なものがあります。

その中の一部を挙げていきますと

○TGF-β=トランスフォーミング増殖因子β 

・マトリックスタンパク質(コラーゲンなど)を刺激する

・プロテアーゼ産生を阻害する

・有糸分裂を促す

・マクロファージおよび顆粒球の走化性を活性化する

・向炎症性サイトカイン(インターロイキン1、インターロイキン6 および腫瘍壊死因子α)を放出する

○bFGF =塩基性線維芽細胞増殖因子 

・血管形成活性および有糸分裂誘発活性

・内皮細胞の遊走および増殖の初期刺激を与える

・コラーゲン産生を阻害し、コラーゲン束の攻勢を助長する

○EGF=内皮増殖因子

・再上皮化活性(すなわち、角質細胞増殖、角質細胞周辺化、過剰増殖創傷表皮など)

○PDGF=血小板由来増殖因子

・単球、マクロファージおよび好中球に対する走化活性

・in vitro での線維芽細胞および平滑筋細胞有糸分裂誘発活性に対する

・線維芽細胞を刺激して、細胞外マトリックスを産生し、コラーゲンマトリックスを引き締める

○VEGF=血管内皮増殖因子

・脈管形成及び血管新生を調節する

○ビメンチン

・線維芽細胞タンパク質:マトリックスおよび細胞間物質の産生に関与

・・・といったものがあります。

これらが複雑に絡み合って肌を再生しているのですから、高出力によってこれらサイトカインの生成が減ってしまっては肌の再構築などできませんよね。

皮下にダメージは与えても、生体の反応を考えると元に戻る以上のパワーで照射されてしまっては、意味がないということです。

※※※※※

もう一点は工学的、物理学的な話。

照射密度についてです。

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一般にフラクショナルレーザーを照射すると、パワーを上げればあげるほど、深達度は深くなります。

しかしながら、安価な機種の中にはビームの焦点がずれていたり、精度が悪いものもあって、単にエネルギーが分散し、ヒートショックゾーン(熱変性)を幅広くしてしまうだけの機種があるのは事実です。

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フラクショナルレーザー機器間の性能違いについては、僕も英文論文やこのブログで述べてきたつもりです。

フラクショナルレーザーとニキビ跡治療の関連性

ニキビ跡治療に最も適したフラクショナルレーザー

また、機種によってはパワーが上がるとやけどを防ぐために、照射密度が荒く設定されなおすものもあります。

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実際にビーム照射径70µm前後だと、24時間以内に肌の再上皮化が行われますので、非常に適切だと思いますが、オーバーパワーで照射してしまうと、それ以上にダウンタイムがかかる。

さらに深いニキビ跡を治したいのか、毛穴を治したいのか、肌のきめやテクスチャーを治したいのかによって、それに適した深さや照射密度がありますので、対応してパワーを変える必要があることがわかりますよね。

※※※※※

こうしたパラメーター設定は、きわめて職人技的で、レーザーを実際に照射した医師の経験によってしか得られないものだと思います。

そして、一人一人の肌を診察し、より治療効果が上がるように機器を選び、一人一人照射方法を変えながら工夫し、結果を出すのが、この仕事の醍醐味の一つでもあるのです。


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