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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

フラクショナルレーザー照射後に臍帯血再生因子

今日も宮下宏紀先生の外来です。
お盆目前、クリニックFではダウンタイムのあるフラクショナルレーザーの照射が増えてきました。
夏休みを利用してカサブタを形成するパワフルなレーザーを打つという発想ですね。
クリニックFにあるフラクショナルレーザーは
マドンナリフト
ヘイロー
フラクセル
XD
などとなります。
この中でも特に高い効果を期待できるのはマドンナリフトです。
こちらはイタリアDEKA社が開発したフラクショナルCo2レーザーSmart Xide シリーズのレーザーです。
マドンナリフトは中空からの非接触型照射なので、眼球をコンタクトレンズで保護しながら両まぶたに照射できるという特長があります。
今まで外科手術でしか改善の難しかった眼瞼下垂や目周りのアンチエイジング効果を期待できますね。
1回の照射で自前の肌が10%弱入れ替わります。
5~7日程度でカサブタが取れた暁にはむきたまごのようなツルツルの肌を得られます。以前のブログでもマドンナリフト照射の様子を動画で紹介しました。
もし宜しければご覧ください。
http://clinic-f.com/blog/laser/smartxide2/post_16663/
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マドンナリフトにはその効果をさらに引き上げるためのオプションがあります。
それがHSCMです。

 

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これは臍帯血再生因子すなわち臍帯にある幹細胞を培養した液から抽出した純度の高い再生因子製剤です。
ここにはTIMP-1、SCF、MCP-1、IGF-1、MIP-1、RANTES、IL-8などの重要な再生因子が含まれており、アンチエイジング、発毛、アトピー性皮膚炎の改善などの効果が期待できます。
マドンナリフトのレーザー照射により皮膚には小さな穴が無数にあくので、そこにHSCMを塗布して注射針を使うことなく効率的に皮膚全体に均一に再生因子を届けることが可能です。
この施術も一緒に行えば夏にダメージを受けたお肌を強力に回復させられそうですね。
ドラッグデリバリーの意味を肌でわかるメニュー。ご興味のある方は気軽にお問い合わせください。


2017 AAD Summer Meeting

2017 AAD Summer Meeting。

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レーザーのセッションを聞き終えました。

米国皮膚科学会でもお馴染みのドクターで、僕のFB友達でもある Arisa Ortiz, Eric F. Bernstein, MD, Kimberly J. Butterwick, Neil S. Sadick, Robert A. Weissによるセションでした。

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議題は以下の6つ。

1)血管系疾患を最高効率で治療するにはどうしたら良いか?

2)フラクショナルレーザーによる観血もしくは非観血リサーフェシング施術を、Energy-Based Devices と組み合わせる施術。

3)色素斑をターゲットとした新しい戦術

4)スキンタイトニングの新製品。

5)非観血の脂肪溶解機器及びセルライトに対する新たな治療法

6)レーザー光治療機器をいかに安全にフィラーと組み合わせするか?

 

日本では少し廃れた感じのあるフラクショナルレーザー機器は、米国では未だに第一線の機種。

クリニックFでは、ヘイローやスマートサイドスクエア、フラクセル3デュアルなどの機種が一線で動いていることを考えると、日米の違いというよりも機器の使用方法の違いなのではないかと思います。

日本人の患者さんは、まだ肌質を若々しく入れ替える「リサーフェシング」という言葉にピンと来ていないのではないかと思います。

脂肪やセルライトによる痩身機器は、日本で評判の良い機器が必ずしも評価が高いとは言えないようで、人種差によるものもあるのでしょうね。

ただ、色素系レーザーと違って、この分野の治療法も治療機器も未だ完成したとは言えず、新たな機種がどんどん開発されているのも事実。

 

 

日本の学会であれば、この分野に臍帯血由来の幹細胞上澄液を加える話が出てきますし、クリニックFでもレーザーアシストのドラッグデリバリーは最も得意とする分野でもあるのですが、こちらは一部の商材しかFDAでは認可されておらず、ディスカッションには至りませんでした。

むしろアジアの方が進んでいる分野ですね。

 

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やはり、情報も機器も人も自分の足と目、耳、頭を使って取材するに限ると、当たり前のことですが改めて思いました。

 


宮下宏紀先生 マドンナリフト

今日のクリニックF、外来は宮下宏紀先生です。

 

 

 

 

春が近づいてきたせいか、マドンナリフトやフラクセルなどの施術が最近また増えてきました。

 

http://clinic-f.com/laser/smartxide.html


ハースト婦人画報社RichesseリシェスNo.17に掲載されています

今季号のリシェスに載せていただきました。

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眼瞼下垂のマドンナアイリフト。

クリニックFでは随分前からのメニューですが、他に替える施術が無いだけに、息の長い治療ですね。

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今季はクロアチアの特集でした。

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ヘイロー マドンナリフト フラクセル3DUAL 1540XD 最新フラクショナルレーザー機器の違いについて 

年末ご要望の多い、肌質を改善し、ニキビ跡や毛穴を縮小する「フラクショナルレーザー」機器。

ずらっと並べてみました。

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フラクショナルレーザー治療法(fractional laser skin resurfacing:)は,2004年にMansteinらが報告した新しいレーザー照射概念です。

Manstein D, Herron GS, Sink RK, et al: Fractional photothermolysis: A new concept for cutaneous remodeling using microscopic patterns of thermal injury. Lasers Surg Med 34:426- 438, 2004.

この機器はレーザー光線を分離し、皮膚表面に1cm2あたり約2000個の、直径70μm前後の凝固柱を作るもので、創傷が非常に小さいため炎症が少なく、治癒が早い。

さらに、確実に真皮まで創傷を作るため、コラーゲン産生量が多く、小じわが改善し、かつ凝固した表皮が再生し新生の皮膚に入れ替わる為、皮膚表面が若々しい状態変化させることを可能としたのです。

僕は2004年のダラスの米国レーザー医学会でこの機種を初めて見て衝撃を受け、世界のレーザー治療はこの理論によって大きく変わると確信した医師の一人です。

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先日も美容皮膚科学会誌でフラクショナルレーザー機器の総論論文の執筆を依頼され、最終原稿を投稿させていただいたばかりですが、ずっとこの機種理論の進化を見守ってきました。

クリニックFのFの文字も、Fujimotoの頭文字と共に、フラクショナルレーザー機器の頭文字「F」の意味を込めたつもりです。

それほど思い入れのある機種であるため、クリニックFには多くのフラクショナルレーザーがありますが、現状のラインナップではこちらでしょうか?

■サイトン社 ヘイロー(Halo)

■バリアント社(旧ソルタメディカル社) フラクセル3 DUAL

■DEKA社 スマートサイドスクエア(マドンナリフト)

■サイノシュア/パロマ社 スターラックス1540XD

この四機種が、2014年の年末現在クリニックFのトップ4フラクショナルレーザーになります。

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今日はそれぞれの機器の違いについて改めて触れたいと思います。

まずは

① サイトン社 ヘイロー(Halo) 

◆こちらは1470nm(凝固)と2940nm(蒸散)の役割を持つ二種類の波長のレーザー光を同軸に照射するという世界初のハイブリッドフラクショナルレーザー機器。

1470nmを利用することで、皮下100-700ミクロンメーターの表皮と真皮に熱刺激を加え、コラーゲンの再生によりタイトニング効果を引き出し、2940nmを利用することで0-100ミクロンメーターの表皮を蒸散させる効果があります。

照射後のダウンタイムは3日間程度。

フラクショナルビームが細かいため、目視できません。施術3日後には肌が脱皮をするかのように、古い角質層をはがします。

タイトニング、引き締め効果も高いので、表皮のきめが細かい35歳以上の人に適しています。

次は

② バリアント社 フラクセル3 DUAL です。

◆こちらの機種はフラクショナルレーザーの元祖、リライアント社(旧ソルタメディカル社、現バリアント社)の開発した機器。

1927nmのツリウムグラスと、1550nmのエルビウムグラスレーザーの複合機器ですが、アブレイティブとノンアブレイティブの中間にあたるツリウムグラスの波長が、ちょうどアジアンスキンにはぴったりでダウンタイムも少ないことからこの機種を選択する人が多いです。

三番目は

③ DEKA社 スマートサイドスクエア(マドンナリフト)

◆CO2レーザーとラジオ波を複合させた、フラクショナル機器。

非常に優れたスキャナ機能を持ち、空中照射が可能なため、疾患や部位に影響なく使用できるのが特徴です。さらに、蒸散能力が高いため、深いニキビ跡や毛穴の様に立体的な構造を治療するためにはとてもメリットがあります。この4機種の中では、唯一空中照射が可能な機器です。

また、上眼瞼下眼瞼のゆるみやしわを治療するマドンナアイリフトの施術と合わせることが可能ですので、肌全体の若返りには良いですね。

最後に

④ サイノシュア/パロマ社 スターラックス1540XD

◆業界唯一のコンプレッション・フラクショナル機器。

クリスタルグラスを肌に押し付けて、皮膚を牽引させて照射が出来ます。皮膚を延ばすことで、コンタクトクーリングの効果をより高め、ターゲットに対してより近くなりますので、より効率よく治療が出来ます。

フラクショナルレーザーと言っても数多くの機種がありますが、これらはどの機種も代替が考えられません。

光治療機器も、フラクショナルレーザー機器も、RF機器も、HIFU機器も、

どれも組み合わせ治療が可能な時代になったということですね。


年末はダウンタイムのある施術ばかり

年末にかけてご予約を頂くのは、数日ダウンタイムのあるものばかりになります。

例年の事ですが、お正月は家の中で人に会わずとも済みますから、どうしてもこの時期に集中してしまいますね。

中でも

〇ヘイロー(日本には2014年に登場した最新鋭ハイブリット・フラクショナル)

〇マドンナリフト(おなじみアーティストのマドンナが惚れ込んだ肌の入れ替え)

〇マドンナアイリフト(レーザーによる上眼瞼挙上)

を希望される方がほとんどです。

目の上に関しては、マドンナアイリフト もしくは サーマクールアイしか選択できませんので、

顔全体の施術をされる方は

1)ヘイロー + マドンナアイリフト

もしくは

2)マドンナリフト + マドンナアイリフト

の二つの選択を取られる方がほとんどです。

どちらの選択かは、僕が診療して決めていますが、

年末にかけて、肌を入れ替えて、綺麗に生まれ変わらせたい人は 1) を。

ニキビ跡があり、肌を平滑にしたい人は 2) を。

選択する場合が多いですね。

 


Dr.ニコラ・ゼルビナッティの来日 モナリザタッチ

今週の木曜日と金曜日は、日本美容外科学会が東京国際フォーラムで開催されています。

この会に合わせてイタリアはパヴィアから、Dr.二コラ・ゼルビナッティが来日しました。

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日本美容外科学会のランチョンセミナーと、青山外苑前のDEKA JAPAN本社にて、限定された医師の間でレクチャーのための来日です。

僕が彼とこうして会うのは、ちょうど2011年にパヴィアのクリニックを訪れて以来です。

DEKA社マドンナリフトの機器を利用した「モナリザ・タッチ」という新たな手技を講義してくれました。

この手技についてはまた別の機会に触れたいと思います。

その後、この日の夜は銀座に場所を移し、中華料理店で会食となりました。

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ご一緒させて頂いたのは、いつもお世話になっている先生ばかり。

写真左より

〇クロスクリニック 石川浩一先生

〇林原医院 林原伸治先生

〇東海大学形成外科 河野太郎准教授

〇Dr.二コラ・ゼルビナッティ

〇河田外科形成外科 河田真一先生

〇クリニックF 藤本幸弘

〇イタリアDEKA社マウロの大学生のお嬢さん

〇DEKA社技術開発マウロ・ガリ博士

英語を交えての楽しい会談となりました。

ゼルビナッティの今回日本での滞在はわずか2泊。とんぼ返りだそうです。


「スマートサイド」と「スマートサイド・スクエア」~マドンナリフト機器による使い分け

クリニックFでも利用している、皮膚を入れ替える施術が可能なマドンナリフト。

フラクショナルCO2レーザー機器です。

今年になって僕のクリニックでも眼瞼周囲だけではなく、顔全体を施術する患者さんが増えました。マドンナリフトのデビューはもうだいぶ前になりますが、年末も見えてきた今日この頃、間違いなく今年度の日本におけるアンチエイジング・レーザー業界のトレンドを象徴し、この業界を牽引した機器のひとつであると言えるかと思います。

さて、そんなマドンナリフトですが、実は使用できる機器が二つあるのを御存知でしたか?

僕の左手にあるのが「スマートサイド」

右手にあるのが「スマートサイド・スクエア」

と呼ばれる機器です。

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クリニックFでは、この二つの機器を患者さんによって使い分けています。

スマートサイドの発振管は、ガラス製です。

対してスマートサイド・スクエアの発振管はRF製で、すべてコンピューター制御されています。

二つのCO2フラクショナル機種は、似たようで非なるもの。

言ってみれば、アナログレコードとデジタルコンパクトディスクの違いのようですが、ガラス管のスマートサイドの方が、実際の患者さんの仕上がりが良い場合もあります。

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クリニックでも開院前にはこのように出力チェックしています。

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上記写真の照射野の微妙な違いが分かりますか?

パワー設定と、パルス持続時間、そして照射間隔を一定にして、黒い紙に照射したパターン。

患者さんの症状によって、どちらの機器を使ったほうが良いかが決まります。

●一つはスマートサイドで照射した場合。

●一つはスマートサイド・スクエアのSPモードで照射した場合。

●一つはスマートサイド・スクエアのDPモードで照射した場合。

なのですが、

上記のうち一つだけ、二回照射したものがあります。

どのドットが同じ設定で照射したかわかりますか?

僕はすぐわかりますよ(笑)。


フラクセル マドンナリフト フラクショナルレーザー機器の適切なパワー設定

おはようございます。引き続き今日も朝から晴天に恵まれましたね。

今日6月4日(火)もクリニックFの診療日です。

このところ患者さんから続けて同じご質問がありましたので、レーザーのパワーについてすこし今日は書いてみたいと思います。

レーザーの照射をするとき、パワーをあげる方が効果が上がるのでは?

と考えている患者さんは依然多いようで、例えば施術中にぎりぎりまで我慢できるのでパワーを目一杯上げてほしい、と実際おっしゃる患者さんも少なからずいらっしゃいます。

サーマクールなどのRF(高周波)機器は、パワーを上げるほうが効果が上がる、というのはある程度真実であり、表皮に火傷をつくらない限り、ハイパワーで照射したほうが良い結果が得られるでしょう。

しかしながら、レーザーにもその理論が当てはまるとは限りません。

※※※※※

まず大前提としてレーザーには

① 波長

② パルス幅

③ フルレンス(照射強)

④ 照射直径

⑤ 皮膚温度

という5つのパラメーターがあります。

これら5つの設定がその患者さんにとって最適であれば、より効果の高い治療ができることになります。

ここ数年突出して人気のある「フラクショナルレーザー」の場合は、これに

⑥ 照射密度

という新たなパラメーターが加わります。

これらの組み合わせのパターンは、それこそ無限大。医師のセンスと経験が問われるところです。

医師の方はこれらすべてに気を配り、バランスを見極めながら照射しなければなりません。

この前提を踏まえた上で、今回はフラクショナルレーザーについて考えてみましょう。

※※※※※

フラクショナルレーザーはパワーだけに依存しない代表的な機器です。

その理由をいくつか説明しますね。

まずは、生物学的な話。

例えばここ数年に出てきた英文論文では、フラクショナルレーザー施術後に、組織再構築が行われる際には、皮下のサイトカインが誘導されることが報告されています。

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これらのサイトカインは、強いパワーで照射された場合、むしろ発生が抑えられるという研究発表が多いのです。

ちなみに創傷治癒過程に関与するサイトカインとその主な機能
サイトカインには、以下の様々なものがあります。

その中の一部を挙げていきますと

○TGF-β=トランスフォーミング増殖因子β 

・マトリックスタンパク質(コラーゲンなど)を刺激する

・プロテアーゼ産生を阻害する

・有糸分裂を促す

・マクロファージおよび顆粒球の走化性を活性化する

・向炎症性サイトカイン(インターロイキン1、インターロイキン6 および腫瘍壊死因子α)を放出する

○bFGF =塩基性線維芽細胞増殖因子 

・血管形成活性および有糸分裂誘発活性

・内皮細胞の遊走および増殖の初期刺激を与える

・コラーゲン産生を阻害し、コラーゲン束の攻勢を助長する

○EGF=内皮増殖因子

・再上皮化活性(すなわち、角質細胞増殖、角質細胞周辺化、過剰増殖創傷表皮など)

○PDGF=血小板由来増殖因子

・単球、マクロファージおよび好中球に対する走化活性

・in vitro での線維芽細胞および平滑筋細胞有糸分裂誘発活性に対する

・線維芽細胞を刺激して、細胞外マトリックスを産生し、コラーゲンマトリックスを引き締める

○VEGF=血管内皮増殖因子

・脈管形成及び血管新生を調節する

○ビメンチン

・線維芽細胞タンパク質:マトリックスおよび細胞間物質の産生に関与

・・・といったものがあります。

これらが複雑に絡み合って肌を再生しているのですから、高出力によってこれらサイトカインの生成が減ってしまっては肌の再構築などできませんよね。

皮下にダメージは与えても、生体の反応を考えると元に戻る以上のパワーで照射されてしまっては、意味がないということです。

※※※※※

もう一点は工学的、物理学的な話。

照射密度についてです。

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一般にフラクショナルレーザーを照射すると、パワーを上げればあげるほど、深達度は深くなります。

しかしながら、安価な機種の中にはビームの焦点がずれていたり、精度が悪いものもあって、単にエネルギーが分散し、ヒートショックゾーン(熱変性)を幅広くしてしまうだけの機種があるのは事実です。

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フラクショナルレーザー機器間の性能違いについては、僕も英文論文やこのブログで述べてきたつもりです。

フラクショナルレーザーとニキビ跡治療の関連性

ニキビ跡治療に最も適したフラクショナルレーザー

また、機種によってはパワーが上がるとやけどを防ぐために、照射密度が荒く設定されなおすものもあります。

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実際にビーム照射径70µm前後だと、24時間以内に肌の再上皮化が行われますので、非常に適切だと思いますが、オーバーパワーで照射してしまうと、それ以上にダウンタイムがかかる。

さらに深いニキビ跡を治したいのか、毛穴を治したいのか、肌のきめやテクスチャーを治したいのかによって、それに適した深さや照射密度がありますので、対応してパワーを変える必要があることがわかりますよね。

※※※※※

こうしたパラメーター設定は、きわめて職人技的で、レーザーを実際に照射した医師の経験によってしか得られないものだと思います。

そして、一人一人の肌を診察し、より治療効果が上がるように機器を選び、一人一人照射方法を変えながら工夫し、結果を出すのが、この仕事の醍醐味の一つでもあるのです。


サーマクールアイ フラクセルアイ マドンナリフトアイ の違い 眼の周りのレーザー施術の話

おはようございます。

今日は5月24日クリニックFは休診日です。

今日は暑くなりそうですね。

僕はレーザー工学の大学院の研究室に顔を出し、実験をしてこようと思っています。

さて、今日は眼の周りのレーザー施術の話。

眼の周りと言っても、上瞼のたるみ。下瞼のゆるみやシワやクマ。目尻の笑いジワなどいつの悩みがあるとおもうのですが、レーザー医療の進化により、解決の糸口が見えてきました。

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初対面の人と会って、最も記憶に残る顔のパーツはどこだかご存知ですか?

ある統計によると、初対面の場合、記憶に残るのは目が70%以上を占めていると言います。

僕がカウンセリングをしていても、

「目を大きく見せたい」

「目の周りを引き締めたい(引き上げたい)」

「目の周りの皺をなくしたい」

「目の際にあるシミが気になって仕方がないので、どうにかしたい」

・・・などなど

男女問わず、やはり目の周りのことを気にされて御来院される方は、とても多いのです。

特にクリニックFにお越しくださる方は、美容整形手術やヒアルロン酸などの注入をできるだけ選択したくない、というある意味「ナチュラル志向」(?)の方や、レーザーを最新工学に裏打ちされた皮膚を鍛える機械という認識を持たれている方がほとんどですので、

「レーザーで出来るところまで頑張りたい」

と思われるのでしょうね。

実際、目の周りのレーザー施術をすることで、劇的な効果がありますし、それにより初対面の印象を良くもできますから、良い時代になったものです。

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約10年前までレーザー照射と言えば、シミ(メラニン)やあざ(ヘモグロビン)をとる治療で、色素に反応する波長が開発されていました。

眼球内には、虹彩や網膜など、黒い組織(いわゆる黒目)が沢山あります。

このため、特に眼球の周りの治療は難しいとされていました。

しかしながら、この10年で進化したレーザー医療技術により、目の上、まぶたの上を照射することができる機器が開発されてきたことはご存知だと思います。

このうち、もっとも古くから眼球まわりに対する治療を推奨し始めたのがサーマクールを販売するサーメージ社(現ソルタメディカル社)でした。

2005年ぐらいのことだったでしょうか。

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サーマクールは、メラニンに反応する波長のレーザーではなくRF(ラジオ波)を使用しますので、メラニンに対する危険度が低いことがわかっていたのです。

サーマクールのかなり初期段階で、まぶたの上の施術ができる「サーマクール・アイ」チップ(上部スライド緑)を発売したのは見事な戦略だったと思います。

追って、目の周りに対して施術を始めたのは、後に吸収合併することとなるフラクセルの開発会社(リライアント社)でした。

サーマクールが目のたるみを治療するために開発されたのと比較して、フラクセルは目の周りの皮膚を、新しく生まれ変わらせる(リサーフェシングする)ことによって、テクスチャーの改善を狙ったものでした。

Tip

特にメラニンの反応性の低い、1927nmのツリウムグラスを利用した「フラクセル3 DUAL」が開発されてからは、目の周りの浅い部位にできた色素斑をとるのにとても適しています。

特に1927nmの波長は、「フラクセル3 DUAL」以外には搭載されておらず、代わりがありませんのでクリニックFでは、とても重要な機器です。

ここ数年で注目を浴びるようになった目の周りの施術は、なんといってもイタリアのレーザーメーカ―(DEKA社)の作り上げたマドンナリフト・アイの施術でしょう。

今年の米国レーザー医学会では、数々のフラクショナルレーザー機器を比較使用して、目の周りの施術の比較演題を発表してきました。

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もしも目の周りのたるみや老いを感じたら。

ダウンタイムを望まないならばファーストチョイスは「サーマクール・アイ」を

色素をより効率よく治療したいのであれば、特にフラクセル3の1927nmの波長を利用した「フラクセル・アイ」を

眼瞼拳上の手術を考えるほど、たるみが気になるのであれば「マドンナリフト・アイ」を

選択するのが良いと思います。

フラクセル・アイであれば4日間。マドンナリフト・アイであれば6日間で完全に元通りになりますし、女性であれば化粧は次の日からできますよ。


マドンナリフト:眼瞼下垂のための上眼瞼拳上術がレーザー治療で可能か?

クリニックFでも大人気のマドンナリフト。

イタリアはフィレンツェにあるレーザー会社DEKA社の開発したフラクショナルCO2レーザーによる治療ですが、上まぶたのたるみを取るレーザー治療として認知度も上がってきました。

本物のマドンナがWEBに出てきたりと話題性も抜群なんですよね。

今回YOUTUBEで動画が新たに上がったようなのでご紹介しますね。

モデルは、皮膚科医ならだれでも知っている、とても著名な皮膚科の先生です。

Millions of patients have benefited from fractional resurfacing since its introduction and FDA clearance in 2004.

Advances in this technology have been refined to such an extent, that it now mimics the results previously realized only through eyelid surgery.

Fractional eyelift, better known as the Madonna lift, a procedure which is a safe and effective alternative to traditional eyelid surgery.

2004年にフラクショナルレーザーリサーフェシング(ソルタメディカル社 フラクセル)が米国FDAで認可されて以来、数百万人の患者が恩恵を受けてきましたが、レーザーの技術によって、上まぶた拳上術に代わる治療となり得るレベルに達しました。

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数年前であればここまでの結果を出すためには、手術以外に選択肢がなかったのですが、メスを入れずに眼瞼下垂の治療が可能となったのです。

治療技術の進化は素晴らしいですよね。


まぶたのたるみにマドンナリフト 医学と工学の研究の違い

おはようございます。

今日も天気が良いですね。気温も上がるようですよ。

今日2月24日(金)もクリニックFの診療日です。

昨日は木曜日の休診日。僕はいつものように、工学の勉強をする日。大学院の研究室にいました。

医学と工学とでは、レーザーに対する研究のアプローチが全く違います。

工学の分野では、精度と理論の素晴らしさが論文の取捨選択基準になりますが、これが医学ではいかに臨床利用に役立つかという基準で論文が書かれます。

そのため、医学博士論文を書いていた頃とは全く違ったアプローチを要求されますので、頭が活性化されますね。

ちなみに、僕が今回ここで研究しているテーマは、新しいレーザー機器開発の可能性について。

具体的には、ファイバーデリバリー形式のレーザーに対し、そのファイバー先端部を加工することで、レーザーを熱エネルギーに変換し、生体で利用してゆく機器の理論を解明し、臨床に応用できないかと考えているのです。

先端部が加工されたファイバーデリバリー形式のレーザーは、生体において蒸散系のレーザーとして応用できるのです。

ところが、この「加工」というのは、一言で言うと、ファイバー先端に、ある細工をして傷を付けることで、ヒューズ現象を人為的に起こすための加工であり、ここに今までは課題がありました。

ヒューズ現象が通常のファイバーレーザーで起こってしまいますと、正しい情報が伝達されなくなりますし、ファイバーを構成している主要素であるシリカを熱破壊し、ファイバーが融解するばかりか、逆行したエネルギーにより、レーザー機器本体にも害を及ぼすことにもなります。

工学部出身者のレーザー開発者は、この

「ヒューズ現象を起こさないため」

の研究を繰り返して行ってきたともいえるのです。

しかしながら、医学の観点でこのファイバーヒューズ現象を観察すると、ファイバーは消耗品として患者ごとに使い捨てれば良いです。

つまり、医療施術に利用・応用しやすい形で

人工的に 「いかにヒューズ現象を作り上げるか?」

ということが研究の論点になるのです。

こうした思考は、工学だけをバックグランドにした研究チームでは絶対に生まれない発想ですよね。

時に医学をバックグラウンドにするか、工学をバックグラウンドにするかでアプローチが正反対になってしまうということなのですが、そこがまた理系の研究の楽しいところ。

いよいよこの4月から、3年間の工学部博士課程も、後半のセメスターに入ります。

残りの1年半の期間で、より良い論文を書いてゆこうと思います。

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前置きが長くなってしまいましたが、今週の日曜日 東京マラソンの日に御殿山ガーデンホテルラフォーレ東京で医師を対象に開催される、イタリアのレーザー機器メーカーDEKA社のワークショップの講師に呼んで頂いています。

レーザー治療でも著名な先生方も多数ご参加されると聞いていますので、少し緊張します(笑)。

講演の内容はマドンナリフト。

「まぶたのたるみ」をとるために2010年頃から米国で始まった全く新しい施術ですが、昨年1年だけでも多くの論文が出てきて、技術的にも精度が上がりました。

眼球や、それを覆う瞼は、そもそも球体です。

僕も昨年から、数多くの施術をしてきたことで、球体に綺麗にレーザーを照射し、より効果を上げるコツを自分なりにつかんできました。

また、今年の米国レーザー医学会(ASLMS)で発表するフラクショナルCO2レーザーのまぶたの照射への比較演題も、少しご紹介してゆこうと思います。

そして、昨日米国のWEBを観ていて、驚いたのが一つ。

このマドンナリフトの命名者で、僕と同じ米国レーザー医学会の専門医であるNYCのブルース•カッツ医師とともに、マドンナがこの施術の説明のためのWEBに出ているのです。

この施術をマドンナが施行したという噂は聞いていましたが、このような形で本人がメディアに出てくるとは…..。

ここがマドンナの懐の広さなのかわかりませんが、施術について、本人が効果を感じて気に入っていることは、まず間違いないようですね(笑)。

ワークショップに参加希望の先生は、既に30名を超えていると聞いていますが、まだ枠に若干余裕はあるようですよ。


ヨーロッパ皮膚科学会誌2月号でもマドンナリフト

クリニックFに毎月海外から届く雑誌のうちの一つ、ヨーロッパ皮膚科学会誌(Journal of EADV)。

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届いたばかりの今月号のページをめくっていると、Eyelid skin tightening の投稿がありました。

目の周りのフラクショナルCO2レーザー施術は、世界的な流行だなあと思って、投稿者の名前を見ると、なんと知り合いのフィレンツェ大学のボナン教授です。

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昨年の7月にフィレンツェに行った際にもディスカッションさせていただきましたが、今まで対処ができなかった目の周りのレーザー施術ができるようになったことは、とても意義があることですよね。

Dr.ボナンは、この論文で、まぶたの拳上と目の周りの細かいしわに関して、過去に行われた施術との比較を表にしていました。

グリコール酸によるケミカルピーリング、トレチノイン酸、ディープピール、ダーマアブレーション、ボツリヌス注射、RF治療などなど。

これらの利点と弱点を述べたのちに、フラクショナルCO2レーザー治療による施術の利点が述べられており、圧倒的な有利な施術が開発されたことに触れています。

僕も全く同感ですね。

クリニックFでも、マドンナリフトを希望される患者さんがとても増えてきています。

最初から目の上にレーザーを照射するのは怖がる方が多く、弱いパラメーターで施術を始めるのですが、二回目にいらしたときは、

「前回の効果が非常によかったので、もっと強く打ってもらえばよかった。」

とおっしゃる方がほとんどです。

目の周りの小じわや、まぶたのたるみに悩んでいらっしゃる方にはお勧めできますよ。


大阪から戻りました

おはようございます。今日10月17日もクリニックFの開院日です。

昨日は大阪のメルパルク大阪で開催された、イタリアはフィレンツェにあるレーザー会社であるDEKA社のハンズオンワークショップで、招待講演の出張でした。

僕はここで、眼瞼拳上レーザー照射術である「マドンナリフト」の照射法について講演とデモを行いました。

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宿泊先は新大阪駅の目の前だったのですが、前日の雨が上がり、快晴。

気持ちのいい朝でした。

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マドンナリフトの講演と実践は、先月末の博多の日本美容外科学会でも行いましたが、特に表皮の薄いまぶたの施術は、レーザーのパワー設定が難しく、一つ間違うと大きな事故につながります。

その点DEKA社のスマートサイドドットや、スマートサイドスクエアは、論文も数多く発表され、施術に適したパラメータが決まってきました。

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ワークショップで実際に施術をしましたが、参加された先生方も、思ったよりも痛みもなく簡単に行える施術なんですねと話されていたのが印象的でしたよ。


博多開催の第34回日本美容外科学会

おはようございます。

今日9月30日は、現在僕は日本美容外科学会の招待講演のため、博多にいます。クリニックFは休診日です。

クリニックに電話番のスタッフを残していますので、ご予約、ご質問などありましたらクリニックにご連絡くださいね。

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昨日は博多で開催された日本美容外科学会の第1日目。

僕は、イタリアDEKA社の依頼で

「フラクショナルレーザーによる上眼瞼挙上術、マドンナリフト」

「CO2フラクショナルレーザー+バイポーラーRFの同時治療が可能なスマートサイドスクエア」

の講演と

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ハンズオンワークショップを行ないました。

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Deka

おかげさまで、このセッションはこの通り、非常に多くの先生方がご見学され、ご好評を頂きました。

レーザー医学会は原則として海外で参加、というのが僕のこの10年ぐらいのスタイルで、あまり国内の学会に参加していなかったのですが、今回のシンポジウムは多岐にわたってとてもバランスが良く、特に内科系のアンチエイジングの薬効の理論など、自分としてはもう少し知識を得ておきたいものも多く、自分の講演時間以外は、ほとんど講演会場にいました。とても勉強になりましたよ。

今日は学会2日目。

これから講演会場に向かおうと思いますが、午後から「マドンナリフト」のハンズオンワークショップがもう一度あり、夕方に、本学会最後のシンポジストとして医療経営学の話をさせて頂く予定でいます。

題目は

「医療機関の株式会社化とアンチエイジング治療を含む病院経営の強化策について」

です。

がらっと講演内容も変わりますが、医療経営学は、医師、医学博士でありかつ経営管理学修士号(MBA)をもつ僕の、もう一つの専門です。

健全な質の高い医療を普遍的に患者さんに提供するためには、現在では医療経営の基盤が盤石でなければなりません。

頭を切り替えて、僕のような若輩者に与えられたチャンスを生かし、精一杯の講演をさせて頂こうと思っています。

本日の最終便で東京に帰りますので、明日10月1日のクリニックFは通常診療となります。

では今日も頑張ってきますね。


イタリアDEKA社 技術開発トップのマウロ博士の来院

おはようございます。今日は木曜日ですが、クリニックFの臨時診療日です。

通常は休診を頂いている木曜日に、ご来院希望の方もいらっしゃるので、昨日の水曜日をお休み頂いた代わりにテストケースで開院します。

本日の予約の空きもありますので、ご希望の方は03-3221-6461までご連絡くださいね。

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火曜日に、クリニックFにイタリアからの来客がありました。

イタリア、フィレンツェのレーザー機器メーカーのマウロ・ガリ博士(工学)です。

DEKA社の開発したレーザー機器のほぼ全てに彼の頭脳が関わっています。

■脂肪溶解レーザーのスマートリポであったり、

■フォトシルク(IPL)であったり、

最近は 

■フラクショナルCO2レーザー + バイポーラーRF の複合機器であるスマートサイドドット2(スマートサイドドット•スクエア)

・・・などなど、アメリカ系のレーザー会社とは全く違った発想の機器を作り上げてきました。  

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マウロとは、今年の6月にフィレンツェに会社見学に行かせていただいた際に、とてもうまが合って仲良くなり、大変お世話になりました。

その後、7月の同じ時期にロシアの別の学会に参加し滞在したので、ホテルのフロントを介して書類の受け渡しなどもしましたが、再会はイタリア以来です。

フィレンツェでは、DEKA社本社を訪れ、さまざまなディスカッションをしたり

上まぶたの縮小施術であるマドンナリフトを実際にしているドクターボナンのクリニックを訪れさせていただきました。

今回の来院目的は、いよいよ今月末に迫った日本美容外科学会でのDEKA社のCO2フラクショナルレーザー機器=スマートサイドドットによる上眼瞼挙上レーザー施術である「マドンナリフト」と

RF(ラジオ波)との複合機器であるスマートサイド2(スクエア)による施術の医学的、工学的な事項の打ち合わせでした。

機器の細かい情報全てが日本に来るわけではないので、自分でも分かりにくかった点を直接質問することができました。

今月末の美容外科学会ではまとまったデータを供覧できると思います。

イタリアDEKA社本社訪問のことは、宜しかったら新国際学会周遊記の2011年 6月 7月のバックナンバーをご覧ください。

フィレンツェとミラノ滞在中には、美しいトスカーナの自然と料理が堪能させていただきました。


目の下のたるみを取るレーザー機器

おはようございます。今日9月7日も良い天気ですね。

今日もクリニックFの診療日です。

今月末に福岡のグランドハイアットホテルで開催される、日本美容外科学会。

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この学会は日本で開催される最も大きな美容外科学会のひとつなのですが、

僕はこの学会で、合計3つの講演を行うことになっていて、休日や診療の合間を使いながら準備をすすめています。

学会会長である福岡大学 大慈弥(おおじみ)教授招待のシンポジストとして、まず

●シンポジウム7       「美容外科の医療安全管理:患者と医療者を守る」 

の枠で 「美容診療と医療経営学」の招待講演 を

そして

イタリアの医療レーザー機器メーカーDEKA社のサテライトミーティングで

●最新フラクショナルCO2レーザー機器スマートサイドドットを使用した上まぶた収縮のための施術であるマドンナリフト の講演と実際の公開施術(ハンズオン)

●RFとフラクショナルCO2機器を組み合わせた世界最初の技術を持つ機器 「スマートサイドドット2(スマートサイドドット スクエア)」の理論講演

をさせていただくことになっているのです。

お声を掛けていただき、大変光栄に思っています。

昨日DEKA社のスタッフの方と打ち合わせを行いました。

その時に話題に上がったのが、こちらの目の下のたるみをとるレーザー機器開発です。

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写真は何度か僕のブログでも登場していますが、米国皮膚科学会(AAD)学会員に毎月送られてくる専門誌「Journal of the American Academy of Dermatology」です。

僕も米国皮膚科学会の認定医なので、この本は必ず毎月チェックしています。

ちなみに、こちらは今年の4月号です。

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この号に

「Treatment of lower eyelid rhytids and laxity with ablative fractionated carbon-dioxide laser resurfacing:Case series and review of the literature」

  という論文が掲載されました。

これは、目の下のたるみを、フラクショナルCO2レーザー機器による2から3回の施術で改善するというもの。

目の下のたるみを取るのは、今まで「ブレファロプラスティー」という目の直下にメスを入れる手術が必要でした。

しかし、皮膚にメスを入れてしまうと結果は良くても数週間のダウンタイムは起こりますので

これがレーザーで改善されるとなると非常に魅力的ですよね。

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論文に掲載されている写真を供覧すると、目の下のたるみが綺麗にとれているのがよくわかります。

2007年以降、数多くのCO2フラクショナルレーザーが発売されてきましたが、それぞれの機器の能力は大きく違い、得意不得意があるとこのブログでも述べてきました。

この研究は、クリニックFでも使用しているDEKA社のスマートサイドが使用されていますが、たるみが取れる効果は、スマートサイドの持つ他のフラクショナルCO2レーザーよりも「皮膚の収縮力が高い」というレーザー特性によるもの。

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スマートサイドドットは、レーザーの照射時間を、通常のレーザーの様にパルス幅とするのではなく、Dwell timeという新しい概念で設計されているので、「レーザー光による皮膚収縮」を重要視した設定ができるのです。

特に海外のドクターの間で、目の周りの収縮治療にDEKA社のスマートサイドドットが使われているのはこの特徴があるからなのです。

現在、フラクショナルレーザー機器間の違いによる比較論文を手に入れてもらっていますので、美容外科学会では機器の違いも含めた、より詳しい情報を発表できると思います。

この目の下を施術するパワー設定は、目の上を直接施術するマドンナリフトに比べて非常に高いエネルギーを使用しますが、目の周りという、初対面で最も印象に残る部位がレーザーによって施術できるとなると、非常に魅力的な施術ではありますよね。


2011年6月イタリア出張32 フィレンツェ大学教授による施術

さて、1時間ぐらい走ったでしょうか…。

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こんな地域にフィレンツェ大学レーザーユニット皮膚科教授のDr. Paolo Bonanの働くクリニックがありました。

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マウロが先だって歩きます。

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珍しいネオンサインのクリニック名が。

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新旧のスマートサイドドットが二台並んでいます。

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Paolo Bonan教授は、ちょうど今月、僕も会員のヨーロッパ皮膚科学会誌(JEADV)にまぶたのフラクセルレーザー照射でタイトニングを行うマドンナリフトの方法がパブリッシュされたばかりなのです。

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Eyelid(上まぶた)に限定した施術方法はこのDEKA社のスマートサイドドットしかありませんので、興味深い論文になりますね。

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患者さんを用意していただけたので、施術を見せてくれることになりました。

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施術のパワーは、想定していたよりもはるかに高かったですが、ダウンタイムは短そうです。

そしてもう一人、DEKA社の好意で、イタリア在住の日本人女性を一人モニターとして呼んでいただいていました。

欧米人とアジア人ですとレーザーのパラメータが全く違ってしまいますので、この細かい配慮には感謝しましたね。

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Dr. Paolo Bonanと共に。

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10月にリスボンで開催されるヨーロッパ皮膚科学会(EADV)での再会を約束して、彼のクリニックを出ました。


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新国際学会周遊記

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