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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

フラクセル

フラクセルという機械の理論が初めて発表されたのは2004年のダラスの米国レ-ザ-学会でした。

毎年4月の上旬に開催される米国レーザー学会では常に多くの新技術が発表されるため、ダラスの学会ではどのような新しい技術が発表されるのだろうと思っていたところ、開発されたフラクセルの話を聞いたときは衝撃でした。

美容レーザー分野では、1983年よりレーザーの技術の追求ばかりがなされてきましたが、レーザーや光治療は茶色や赤の色素に対して効果が認められています。

つまり色彩的な老化に対しては治療効率が高いといえるのです。

反対にシワやたるみなどの形態的老化に対してはあまり効果がないと考えられていました。

2002年にシワやたるみなどの形態的老化に対して効果があるRF機器(オーロラやポラリス、サーマクール)が発売され、その後もLEDやプラズマといった新しい技術が開発されたため、ちょうど2004年のこの時期は、業者のレーザー離れが始まりつつあったのです。

今までも肌を入れ替えようとするレーザーリサーフェシングという治療が施術されてきましたが、これは半年間以上も治療期間がかかるという一般人には程遠いものでした。

かのエリザベステーラがスイスのレマン湖のほとりに半年間こもって、肌を入れ替える治療をしたという話は伝説です。

フラクセルは肌に70マイクロメーターという小さな穴を空けて、肌のターンオーバーを改善することで、14-17%の肌を入れ替えてしまおうという考えなのです。

しかも5日間ぐらいのダウンタイムで肌の入れ替わりの治療が可能になります。

この治療を6回ぐらい繰り返せば、肌が一通り生まれ変わることになります。


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