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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

感触的老化

「皮膚の老化を考えるとき、シミやくすみなどの“色彩的老化”とたるみやシワなどの“形状的老化”この2方向に対してアプローチが必要である」と、僕は学会に呼ばれるたびに話してきました。

しかし、今は第3の老化ファクター=「感触的老化」に対するニーズが高まっていることを日々の診療から感じています。

「感触的老化」とは、女性にわかりやすい言葉で言うと「キメや弾力」ということになりますね。英語では「キメ」を指す「テクスチャー」という言葉をよく使います。

シミやくすみがいくら改善されて白くなっても、たるみやシワがいくら改善されても、プチ整形あるいは美容整形手術で顔の形態をいくら変えても、肌自体が「弾力や瑞々しさ」を感じさせるものでないと若さを出すのにも限界があることに、美容IQの高い人たちが気付き始めた証なのでしょうね。

フラクセルⅡやアファーム・マルチプレックス、パールといった「キメを整える」「毛穴レス」のための新世代のレーザーの登場は、まさにこの時代、そしてマーケットのニーズに非常に合っていると言えます。

ただしこの「感触的老化」を真の意味で改善させるためには、皮膚の内側をまず鍛える必要があります。僕はよく、感触的老化の治療は、「ゆで卵の薄皮を剥く作業」だと表現しています。

先にほかのレーザーを利用して、シミやくすみを抜き、たるみやシワを改善させ、ゆで卵をいわば”真っ白でプリプリ”にした後に、薄皮をむくととても手触りのよい瑞々しい肌になるというわけです。

レーザーも使い方次第ですね。


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