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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

2011年レーザー治療器総括その1

おはようございます。今日9月17日(土)もクリニックFの診療日です。

9月も後半になりましたが、来週はいよいよ香港の招待講演。月末は福岡のグランドハイアットで開催される日本美容外科学会の招待講演・・・と出張の予定が続きます。

9月の診療日は、本日含めてあと6日となります。月内に診療ご希望の方はクリニックにご連絡くださいね。

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2011年9月に開催されたカンヌの5大陸レーザー会議が終わり、怒涛のように続いた本年度のレーザーアンチエイジング学会の国際学会も、そろそろ終わりとなります。

カンヌはお声がけくださる方もいて、直前まで行こうかどうしようか悩んでいましたが、いくつかの理由で今年は出席をやめました。終わってみれば今年は200人くらいしかドクターが集まらなかったようです。

さて、例年の様に、各国の国際医学会に足を運び、ディスカッションして得た知識をまとめて、

「2011年のレーザー機器の総括」

をそろそろ始めたいと思います。

ブログで徐々に上げてゆきますね。

2011年のレーザー光治療機器の分野では、3つの進化があったと思います。

●フラクショナルCO2レーザー機器の世代交代

●フラクショナルなRF機器や付随した新技術

●赤み(ヘモグロビン)に効果のある機器の世代交代

そして、施術の点では

●ニキビ跡の治療方法がほぼ完成/確立

●眼瞼(まぶた)まわり、特に上まぶたのレーザーによる施術方法の進化

●脂肪溶解のための、レーザー/冷凍凝固/RF施術方法の進化

・・・という点に論点がまとまりますので、その説明をさせていただきますね。

まずはフラクショナルCO2レーザー機器の世代交代から。

2007年にソルタメディカル社から発売された、フラクショナルCO2レーザー機器「フラクセルリペア(国内未導入)」。

クリニックFでも、ルートロニック社の「エコツー(eCO2)プレミアム」を販売当初から使用してきました。

既にこの技術は公開後5年が経過し、安価な追従器もひと揃いしました。アブレイティブなレーザーリサーフェシング機器として、ニキビ跡や毛穴の治療などに使用されることが浸透し、実際結果を出しその効果が学術的にも臨床的にも認められ、「レーザーによるアジア人の肌のリサーフェシング(肌の入れ替え)」という市場が、いよいよ本格的に確立したと言えます。

CO2レーザーは技術的にもハードルが低いため、多くの会社が参入することとなりましたが、各社が作り上げるCO2レーザーのビーム特性や、スキャニング(連続照射)の技術に違いが現われています。

このため、各社CO2フラクショナル機器の性能や効果の違いに対する論文や発表が少しづつですが出てくるようになりました。

Fractional

Photo2

下図は僕の2011年の米国レーザー医学会(ASLMS)の発表演題です。

各社CO2フラクショナルレーザー機器のスキャナやビームモードの開発も進み、そろそろ世代交代の機器が揃い始めたところです。

その中でも注目すべきは、イタリアDEKA社から本年1月にデビューしたバイポーラ―RFとCO2フラクショナルレーザー機器を複合した「スマートサイドスクエア(SMARTXIDE2)」

2(スクエア)は二乗という意味です。

Deka

RFとCO2フラクショナル機器の複合機は初めてですので、タイトニング(引き締め)能力は当然高いと考えられます。

僕は目の下のたるみ(アイバッグ)の施術などに使用できるのではないかと期待しているのですが、今後の使用方法の研究に期待ですね。

もう一つ優れたスキャナ装置を持ったCO2フラクショナルレーザー機器として注目を浴びている機器に、シネロン/キャンデラ社のCO2REがあります。

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このCO2フラクショナルレーザーは、二つの深さのCO2ビームを利用した、優れたスキャナ装置を持つ機器。

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現状はリサーフェシングよりも、傷跡修正などの用途に使われることが多いようです。

新興シネロン社は、古くはオーロラ、ポラリス。最近はトリニティ、eマトリックス・・・など魅力的な機器を世に送り出して来たイスラエルの会社です。

老舗レーザー企業キャンデラを2009年に買収したことで、キャンデラ社についていた多くのレーザー専門医達の研究開発のバックボーンを手に入れました。

今後更なる飛躍が期待できる会社です。

2011年レーザー医療機器総括のブログはまだまだ続きます。


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