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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

ヘイロー マドンナリフト フラクセル3DUAL 1540XD 最新フラクショナルレーザー機器の違いについて 

年末ご要望の多い、肌質を改善し、ニキビ跡や毛穴を縮小する「フラクショナルレーザー」機器。

ずらっと並べてみました。

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フラクショナルレーザー治療法(fractional laser skin resurfacing:)は,2004年にMansteinらが報告した新しいレーザー照射概念です。

Manstein D, Herron GS, Sink RK, et al: Fractional photothermolysis: A new concept for cutaneous remodeling using microscopic patterns of thermal injury. Lasers Surg Med 34:426- 438, 2004.

この機器はレーザー光線を分離し、皮膚表面に1cm2あたり約2000個の、直径70μm前後の凝固柱を作るもので、創傷が非常に小さいため炎症が少なく、治癒が早い。

さらに、確実に真皮まで創傷を作るため、コラーゲン産生量が多く、小じわが改善し、かつ凝固した表皮が再生し新生の皮膚に入れ替わる為、皮膚表面が若々しい状態変化させることを可能としたのです。

僕は2004年のダラスの米国レーザー医学会でこの機種を初めて見て衝撃を受け、世界のレーザー治療はこの理論によって大きく変わると確信した医師の一人です。

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先日も美容皮膚科学会誌でフラクショナルレーザー機器の総論論文の執筆を依頼され、最終原稿を投稿させていただいたばかりですが、ずっとこの機種理論の進化を見守ってきました。

クリニックFのFの文字も、Fujimotoの頭文字と共に、フラクショナルレーザー機器の頭文字「F」の意味を込めたつもりです。

それほど思い入れのある機種であるため、クリニックFには多くのフラクショナルレーザーがありますが、現状のラインナップではこちらでしょうか?

■サイトン社 ヘイロー(Halo)

■バリアント社(旧ソルタメディカル社) フラクセル3 DUAL

■DEKA社 スマートサイドスクエア(マドンナリフト)

■サイノシュア/パロマ社 スターラックス1540XD

この四機種が、2014年の年末現在クリニックFのトップ4フラクショナルレーザーになります。

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今日はそれぞれの機器の違いについて改めて触れたいと思います。

まずは

① サイトン社 ヘイロー(Halo) 

◆こちらは1470nm(凝固)と2940nm(蒸散)の役割を持つ二種類の波長のレーザー光を同軸に照射するという世界初のハイブリッドフラクショナルレーザー機器。

1470nmを利用することで、皮下100-700ミクロンメーターの表皮と真皮に熱刺激を加え、コラーゲンの再生によりタイトニング効果を引き出し、2940nmを利用することで0-100ミクロンメーターの表皮を蒸散させる効果があります。

照射後のダウンタイムは3日間程度。

フラクショナルビームが細かいため、目視できません。施術3日後には肌が脱皮をするかのように、古い角質層をはがします。

タイトニング、引き締め効果も高いので、表皮のきめが細かい35歳以上の人に適しています。

次は

② バリアント社 フラクセル3 DUAL です。

◆こちらの機種はフラクショナルレーザーの元祖、リライアント社(旧ソルタメディカル社、現バリアント社)の開発した機器。

1927nmのツリウムグラスと、1550nmのエルビウムグラスレーザーの複合機器ですが、アブレイティブとノンアブレイティブの中間にあたるツリウムグラスの波長が、ちょうどアジアンスキンにはぴったりでダウンタイムも少ないことからこの機種を選択する人が多いです。

三番目は

③ DEKA社 スマートサイドスクエア(マドンナリフト)

◆CO2レーザーとラジオ波を複合させた、フラクショナル機器。

非常に優れたスキャナ機能を持ち、空中照射が可能なため、疾患や部位に影響なく使用できるのが特徴です。さらに、蒸散能力が高いため、深いニキビ跡や毛穴の様に立体的な構造を治療するためにはとてもメリットがあります。この4機種の中では、唯一空中照射が可能な機器です。

また、上眼瞼下眼瞼のゆるみやしわを治療するマドンナアイリフトの施術と合わせることが可能ですので、肌全体の若返りには良いですね。

最後に

④ サイノシュア/パロマ社 スターラックス1540XD

◆業界唯一のコンプレッション・フラクショナル機器。

クリスタルグラスを肌に押し付けて、皮膚を牽引させて照射が出来ます。皮膚を延ばすことで、コンタクトクーリングの効果をより高め、ターゲットに対してより近くなりますので、より効率よく治療が出来ます。

フラクショナルレーザーと言っても数多くの機種がありますが、これらはどの機種も代替が考えられません。

光治療機器も、フラクショナルレーザー機器も、RF機器も、HIFU機器も、

どれも組み合わせ治療が可能な時代になったということですね。


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