ワシントンD.C.開催の全米皮膚科学会より無事に帰国しました。
向かい風飛行で14時間はさすがに長かったです。
これからクリニックFに出勤です。
カテゴリー: 北米 ワシントンDC編
ワシントンD.C.開催の全米皮膚科学会より無事に帰国しました。
向かい風飛行で14時間はさすがに長かったです。
これからクリニックFに出勤です。
今回3月の米国皮膚科学会に参加して思ったことは、FDAの呪縛から米国美容医療は離れられなくなってきているということです。
1月末に参加したパリ開催の美容外科学会IMCASでは、多くの新商品が登場し、今年は熱気があるなと思ったのですが、わずか一月後に開催されたこちら米国AADではFDA認可がない製品は原則展示ができませんので、今年は新しい商材の展示はほぼ一切ないという寂しい学会となりました。
欧米の展示における大きな違いに改めて驚きましたね。
特許などに縛られて、米国FDAでいつまでも認められない機器商材の分野は、世界展開ができないこともよくわかりました。
例えば高密度焦点集中超音波であるHIFUは、アジアや欧州の学会では多くの後発機器を見ます。
しかしながら、米国ではメルツ社のウルセラ以外の展示は全く見られません。
同様に氷結して脂肪を融解する機器も、アジアや欧米では多くのコピー機器を見ることになりますが、米国ではゼルティック社のみが認められています。
話題としては多くのピコレーザーも登場しましたが、いわゆる機器を無料や低価格で手に入れた太鼓持ちドクターの言葉ほどには実際効果はないことが一般の医師に理解されつつあり、過熱感も落ち着いた感があります。
一方で、高周波ラジオ波の機器は多くの機器が開発されており、今後はEBMD(Energy Based Medical Device)の中心機器としてさらなる発展を遂げると思いました。
写真はご存知、ワシントンDCにあるアブラハム・リンカーンの像です。
米国史上最高の指導者だったとの誉れも高いリンカーン。
暗殺されたことで国家の殉教者となったために、短い米国の歴史の中の神話のひとつになったのでしょうね。
いよいよあと1時間でホテルから出発です。
今回のクリニックFへのお土産はこちら。
建築家フランクロイドライトの写真集。
チェコの画家ムハの画集。
そしてスミソニアンの過去20年のフォトグラフ集。
桜のワシントンDCを期待していたのですが、ちょっと早かったようです。
移動中にちょっと寄ったワシントンD.C.のモニュメント。
全ての国旗が半旗に掲げられているのが印象的でした。
ワシントンD.C.で開催された米国皮膚科学会でしたが、多くの学びと縁を得て、いよいよ帰国になりました。
本年のトレンドもよくわかりました。
明日からの診療に生かして行きたいと思います。
また帰国後にブログで報告しますね。
ワシントンD.C.滞在中。
レーガン大統領夫人のナンシーレーガンが94歳で亡くなりました。
ワシントンD.C.の全ての国旗が半旗にされていましたよ。
強いアメリカを彷彿させる大統領をサポートする姿が印象的でした。
御冥福をお祈りします。
ワシントンD.C.での実働最終日です。
今日も忙しく日程いっぱいです。
スミソニアン博物館に行きたかったなあ。
ホワイトハウスでアメリカ国旗が掲げられていますので、オバマ大統領は在宅です。
思えば前回ワシントンD.C.開催の米国レーザー医学会に来た時はオバマ大統領がこの家の主人になったばかりでした。
皆希望に満ちたコメントをしていましたね。
スーパーチューズデーを超えたばかりの新聞を見ていると接戦の様に見えますが、実際には、すでに誰かが書き終えたシナリオ通りになるんでしょうね。
凄いです!
ワシントンD.C.でアルビノのリスを見ました。
アルビノは古来から神聖な生物として知られてますが、リスは初めて見ました。
しかも望遠で撮影成功。
今年はきっと運が上がりましたね。
今日は昼食も食べる間もなく、医師や企業との打ち合わせ。
最後の打ち合わせで呼ばれた場所はこちら。
ホワイトハウスがまさに目の前。
こちらホワイトハウスに最も近いバーなのだそうです。
学会3日目。
ホテルの朝食です。
ちょっと疲れも溜まってきました。
折り返し点なので、今日も頑張ります。
講演からも数多くの学びがありました。
僕がこうして欧米の学会に毎年出る様になって14年目となりましたが、数多くのレーザー企業が生まれては消えて行きました。
大きな企業から技術者がスピンアウトして魅力的な機器を作り、それがまた次世代の機器の礎になってゆくのを肌身で感じながら見ることができるのも楽しみの1つですね。
それと、今年は驚くほど日本人に会いませんでした。
国内レーザー輸入企業の方々が数名といった感じでしょうか。
機器として伸びしろがあると思ったのは、高周波ラジオ波の機器。
そしてドラッグデリバリーの技術も確立されつつあり、ダーマスタンプの様な導入機器も増えました。
導入する薬剤は、米国ではかなり限られ、塗布だけのもの注射のものなど細く分けられています。
幹細胞どころかヒト由来のグロースファクターもFDAで未だに認可されていません。
こうした治療ができる日本の医師は、これをチャンスと考えて積極的に治療すべきか、認可を待って安全を取るか、功罪考えなければなりませんね。
米国の学会なので、FDAの承認機器しかありません。
驚いたのは、アジアの学会で何機種も発売されたHIFU(高密度焦点集中超音波)機種が全く見当たりません。
わずかにメルツ社に買収されたウルセラのみです。
AAD会場。
2日目です。
懐かしい友人にも再会しました。
狭い世界なので、幾つかのレーザー企業を渡り歩いている関係者が沢山いるのですが、他企業を比較した客観的な意見が聞けてむしろありがたいです。
今後のトレンドを考えても、実際に学会に来なければわからない温度感みたいなものがありますね。
こちらのメーカーの友人からI have something for you at the booth.とFBでメッセージ貰ったので、ブースに会いに行ったら、happy birthday! と言ってハロッズのネクタイ貰いました。
ちょうどイギリス出張帰りだったようで、FB見ていてくれたんですね。
アメリカ人の粋な演出だなあ。
surprise present でした。
今日はこれを締めて学会に参加しようと思います。
今日食事をした中華料理店。
政治家やミュージシャンの御用達だった様です。
沢山の写真が飾ってありました。
オバマ夫妻。
いま話題のヒラリー・クリントン。
スティービー・ワンダーに…
ローリンストーンズのロン・ウッドまで。
真のセレブリティばかり。
さすがワシントンD.C.ですね。
賑わう店内。
仔豚の丸焼きを頂きましたよ。
アラガン社の脂肪溶解注射。
カイベラの企画です。
日本ではしばらく承認されないだろうなあ。
AAD2016学会会場を一望する場所から。
会場は大きいですが、ブースの数は、例年より2割減ですかね。
AAD会場です。
外は寒いですが、中は熱気にあふれています。
AAD参加中です。
アルマレーザー社ピコクリアーいよいよ登場しました。
キュテラ社ピコレーザーのエンライトンですが、532nm 1064nmに次ぐ第3の波長670nmが登場しました。
メラニンの吸収率を考えるとちょうど2つの吸収率の中間点になりますので三波長揃うと理想ですね。
その他、興味深い機種も沢山ありましたね。