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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

ASLMS終了 クライオ(氷結)機器による色素斑の治療

2018年ダラスのヒルトン開催の米国レーザー医学会が終了しました。

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本年の新しい話題と言えば、やはりレーザーや光治療機器以外のエネルギーベースの研究や検証論文が増えたことでしょうか?

特にクライオ(氷結)機器による色素斑の治療や、RF機器による加齢性色素斑などの治療機器の研究発表などがあり、興味深いものでした。

第四世代のサーマクールFLXなどの目を引く新機種も登場し、レーザー以外のエネルギー機器の注目度は上がって来ています。
反対にここ数年来話題の中心にあったピコレーザーも演題が減り、新たな波長の登場はありましたが、1時の過熱感はすっかり無くなった感じです。

僕の工学博士の専門であるレーザーが元気がないのはとても残念ですが、ピコレーザーに関しては当初の予想通り、入れ墨以外の色素斑に関しては、革命ではなく進化レベルの違いこそあれ、一定期間が経過したのちの治療効果に関しては、際立った有意差は無いと判断されたようです。

日本と違って米国ではピコは評判は良く無いですね。
レーザー医療界の第一人者であるハーバード大学ロックスアンダソン教授の言葉を借りると、ピコレーザーは80年代から皮膚科での研究がスタートしているのに、各社の導入が遅らせたのはそれなりの理由があるのだろう。

現在はフェムト秒機器も出来ているので、より短いパルス幅の機器での効果を探る必要があるだろうということでした。

パルス幅が短くなることで、当然安全域が減るので、使用法にはより注意が必要になりますが、ここは今流行りのAI (ロックスはロボットと言っていましたが)による同時診断技術の開発が大切なのでしょうね。


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