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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

ブルガリアの首都・ソフィア

さて、夜の遅くにブルガリアの首都につきました。

ブルガリアといえばヨーグルトの生産国。そして、世界の香水や香料に使う薔薇の70%を作っているというバラ大国でもあります。

このブルガリアの首都ソフィアは、アドリア海と黒海を結ぶ交通の要所であったことから古くから交易が栄えました。民主化から20年近くが経過して、旧ソ連や共産党にかかわる建物や銅像が撤去され、2007年1月にはECに加入。

通貨の統合はまだですが、人々の意識も急速に変わってきているようです。

ソフィアはとても小さい街で、3時間もあれば歩いて完全に回りきってしまえます。

遠くには万年雪が見えますが、やはり季節が良いのか、新緑が映えますね。

ホテルが遠くだったので、街の中心まで歩いて30分ぐらいかかりましたが、見えてきたのは丸屋根が特徴的なブルガリア正教のネデリャ教会です。

僕は初めてブルガリア正教の教会を見ました。

ちょうどミサの最中だったようで、中では男性の聖歌隊の声が響き渡り、それが教会のドームによって反響し、すばらしい音楽空間となっています。

この正面奥に見える多くのイコンで飾られた壁は、「イコノスタス」と言うそうです。

これらは“聖壁”とも言われて、ブルガリア正教会を含む東方正教会系の教会にはなくてなならないものです。

この聖壁の奥にあるのがいわゆる天国を意味する「至聖所」。

写真をクリックしてもらえれば、中央の扉が開いているのがわかりますが、この壁から先が至聖所で、ミサのときには扉から、天国が見えるというわけです。

この場所は、聖職者でなければ入ることができません。

こちらはアレキサンダー・ネフスキー寺院 。5000人が収容できるブルガリア最大の、最も美しい寺院といわれているそうです。

黄金に輝くこの屋根は、かなり遠くからでも目視できます。

内部はこの様。素晴らしく大きなシャンデリアがありました。

ミサではなかったので、聖壁の中央の壁は閉じられています。

実はこれらのブルガリア正教の教会は、1398年からのオスマン朝トルコによる占領時代には、一切建てられなくなりました。

これらの教会は18世紀以後に建てられたものがほとんどです。

 


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