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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

DCからの帰国・アメリカンアイドル

ワシントンDCの国際空港ではさすがにお膝元だけあって、オバマ大統領のグッズが充実していました(笑)。

世界総不況の中、アメリカの景気回復がいつになるかは、オバマ大統領とそのブレインたちにかかっているといえます。

Yes, we can!の実践が楽しみです。

ところで、今回のアメリカ滞在では、時差ぼけもあって、テレビを観る時間があったのですが、アメリカで最も人気あるテレビ番組の一つ「アメリカン・アイドル」を初めて観ました。

この番組、タレント発掘番組の一つなのですが、視聴者からの情報で集められた参加者をワンクール3ヶ月かけてテストし、ふるいにかけ、最後は視聴者投票により優勝者を選ぶというもの。

今年の予選参加者は10万人、毎週の電話による投票数は6400万票を数え、いまやアメリカの国民的行事として定着しているのです。最終候補者10人による夏の全米ツアーは毎年ソールドアウト、3人のファイナリストが出身州に凱旋すると州知事と大群衆が出迎え、アイドル候補者の誕生日を州の記念日に制定するぐらいの熱狂ぶり。優勝者は全米ネットワークのニュースや全国紙で伝えられるので、優勝の時点で、知名度は国民的レベル。優勝者にはタレントデビューが約束されています。

候補者の中には、素人目に見てもうまいとは言えないのに、本当に自信ありげに歌やダンスを踊る人あり、

パッとしないおじさんが、皆が感動する見事なアリアを歌ったり、

選考者とのやりとりに怒り出してしまったり、

超ポジティブシンキングで、ひとりひとり確固とした自負を持つアメリカ人の国民性がよくわかります。

このところ、英語を母国語に持たないアメリカ人が増えていますが、英語も平易なので、ノンネイティブの僕でもほとんどすべてが聞き取れます。そういったところも人気なのでしょう。

この日のUSA TODAYでも、こんなに大きな扱いでした。

この不況時における、数少ないアメリカン・ドリームをつかむ、一つの社会現象ということなのでしょうね。

帰国にはユナイテッド航空を使いました。

これで僕の 2009年の米国レーザー医学会(ASLMS)ワシントンDC出張の報告は終わりです。


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