今回ロバート・ワイス医師のクリニックに来たのは、米国パロマ社の新製品である、脂肪溶解レーザー「スリムリポ」の機能評価でもありました。
このレーザーは、脂肪吸引のように皮膚に小さな穴をあけて、レーザーを照射するのですが、その時に使用する波長が924nmと975nmという脂肪組織に最も吸収がよいと言われている波長なのです。
まずは患者さんの肌を測定し、データを収集します。
この患者さんの施術部位は首だったので、首のどの部分から脂肪を取るか、検討します。
ワイス医師は手術着に着替え、準備が始まりました。
施術の様子はこんな感じです。首の中からレーザー光が光っているのが見えます。
ワイス医師は、
“This is real sculpturing!”
と言っていましたよ。
脂肪を溶かして、くびれを作ったり、顎をシャープにしたりするのが、実際の彫刻のようだということなのですが、確かにアメリカ人の半端ではない量の脂肪を溶解すると、美しい曲面が浮かび上がってきます。
バンディングをして施術は終了です。
注射器の中にたまった脂肪に、レーザーを入れてみてもらえないかとワイス医師にお願いすると、見せてくれました。
ほら、脂肪が蒸発していくのが見えるのです。インパクトありましたよ。
施術が終わった後に、過去の症例写真を見せてもらいましたが、このように、脂肪を吸引することで刺青が小さくなっているのには驚きました。
ロバート・ワイス医師には、米国のレーザー事情や経済状況なども、いろいろと教えていただき、とても感謝しています。
帰るときにこのビルの表札を見たのですが、医師の名前だけでもこんなにたくさん。
メディカル複合ビルなのですね。
約1時間かけてホテルに戻ります。
ポトマック川に沈む夕日をちょうど見ることができました。