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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

ワシントンDC・桜の名所

話はレーザーから飛んでしまうのですが、ワシントンDCには見事な桜の樹があると聞いたことはありませんか?

ワシントンDCのほぼ中心のオベリスクの南に位置する、ジェファソン記念館のあるタイダル・ベイスンは、ちょうど東京・上野の桜の名所=不忍池の4倍ぐらいある大きな池。

その周りを大きく桜並木が囲んでいるのです。

僕が到着した日は、幸運なことにまさに桜が満開を迎えていました。

DCの桜が有名なことは聞いていましたが、これほど広範囲に渡って桜の樹があるとは思いもしませんでした。

以下、写真をクリックすると画像が大きくなりますので、ご堪能ください。

この桜は1910年、ポトマック公園建設の際に、日米友好の証として苗木が贈られたのが始まりなのだそうです。その数2000本。

ちなみに写真の中で向こう岸に見えるのは、ジェファソン記念館です。

最初の苗は害虫の被害にあって壊滅してしまったそうなのですが、

1912年(大正元年)に再度贈られた3000本の苗木は大きく成長したのだそうです。

1935年からワシントンでは、この桜が咲く約一週間の間、「サクラフェスティバル」が開催されるようになりました。

とはいっても日本のように、茣蓙を敷いて、花見酒とはいかないようですね。

州にもよりますが、アメリカでは公共の公園で、お酒を飲むのは禁止されているのです。

ワシントンのオベリスクとも、桜は不思議に合いますね。昨年の上野公園の桜のブログにも書きましたが、桜を思う気持ちと、その魅力は、どの国でも変わらないのでしょう。

皆思い思いに桜を楽しんでいます。

ところで、このソメイヨシノは全ての木が一つの木のクローンだというのをご存知ですか?

ソメイヨシノは二つの種の交配種ですので、自分で実や種子をつくる事ができません。つまり、サクランボができないのです。

職人さんが接ぎ木をして苗木を増やす事で、木を増やしているのです。

ソメイヨシノが、桜前線と言うように、同じ天候と温度の元では、全く同時期に開花するのは、そのため。

日本の全てソメイヨシノも、大陸を渡ったこのワシントンのソメイヨシノも、グローバルな単位で考えたら、大きな一本の桜の樹ということになるのです。

ちょっとびっくりしますよね。

晴天の下、ワシントンのオベリスクもよく映えます。

こちらはリンカーン記念館。

広い芝生の遠くに桜が見えます。

ジェファソン記念館からホワイトハウスまで歩くまで、約1時間ぐらいでしょうか。

素晴らしい散歩道でしたよ。


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