学会に来ていた米国のドクターとの会話で、この話題が上がっていました。
ピコ秒レーザーを初めて開発したサイノシュアが、宣伝ほど刺青が取れないとして、シカゴの皮膚科医に訴えられたのです。
僕も医学も工学も修めましたので、どちらの気持ちもわかりますが、新たな機器を検討するにあたり、僕が基準とするのは、キードクターの宣伝や、メーカーのプレゼンはなく、やはり理論です。
臨床症例の中にはホームラン的症例がありますので、その症例が宣伝とともに利用されますが、実際にそこまでの効果を出すのには熟練も必要です。
レーザー機器は単なる道具であって、使いこなすのは医師ですから、経験が必要ですよね。
どれだけその機器について周知熟練したかが論点なのだと思います。