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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

ASLMS2006

今年も米国レーザー学会の季節がやってきました。レーザー学会としては世界最大の規模を誇る学会で、新しい機械のデビューや、適切な使用法などの検討が行われます。ボストンはまだ寒いです。

レーザーの展示場は相変らず人でにぎわっています。今年も新しい機械がいくつか出たのですが、超音波と吸引を使って、脂肪組織を破壊するまさに本物の痩せの機械のコンセプトが発表されました。これはすごいかもしれません。まだ製品化はされていませんが。。。

これが学会の発表会場です。今日はレーザーによる血管腫の発表や、プラズマの発表がありました。あと、偶然隣に座っているドクターから話しかけられて、その人が去年に僕がこの学会で発表した論文を読んでいるということが分かりました。”あの論文はお前だったのか!!”といわれて、ちょっと嬉しかったです。こういうのは努力して発表をしている医者の醍醐味ですね。

メンバーの証の名札です。

アメリカ人は、学位という、クオリフィケイションをとても重んじるんですよね。僕は自分の名前の次に、MD(医師) PHD(医学博士) MBA(経営学修士)と3つの学位がついているので、結構この話題だけでいろいろな人に話しかけられます。アメリカではMDの資格を取るために、他の学位をとってからでないとならないので、最低8年かかるのです。日本でも6年ですから医師の資格は修士扱いですよね。

アメリカ人はさらに2年でMBAを取るか、3-4年で医学関係のPHDを取るかで、経営を専門とするか、医学を専門にするか、どちらかに分かれるのです。

今回、なんと、サウジアラビアにレーザーの講演に来てくれないかと頼まれました。名誉なことなので、スケジュールが合えば行くよと伝えましたが、またクリニックを留守にすると言ったら、うちのスタッフはどんな顔するだろう??? 言い出すのがおっかないな。(笑)

ボストンの学会会場の外です。とても寒いけれど、ちっちゃくまとまった街ですね。


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