ところでこのロッジで、サファリツアーを待っているときに、大発見をしてしまいました。
今回僕が持っていったカメラはキャノンのIXYデジタルと、いつ買ったかわからない古い小さな双眼鏡だったのですが、望遠レンズのないカメラでサファリの動物を撮るとどうしても迫力に負けてしまいます。
せっかく来たのだから、良い写真を撮って帰りたい。
あれやこれやと考えてみました。
そこでひねり出した案が、こちら。
わかりますか??
こうやって双眼鏡にカメラのレンズを密着させて、カメラの方の光学レンズを拡大すると、800㎜級の高級カメラに匹敵する拡大画像が撮れるのです!
光学的にはカメラのレンズの口径が、双眼鏡の口径よりも小さければ、理論上はこういった撮影が可能です。
しばらく使っていると、慣れてきて、ついでに片手で双眼鏡のピントを合わせるなんてこともできるようになってしまいました。
この組み合わせで撮影すると以下のようになります。
まずはこのカメラのみで撮影した場合。28mmのレンズですので、このように写ります。
中央にある丸い木に注目してください。
次にカメラの拡大を使うと光学の3倍ズームでここまで撮れます。
でも、これだと遠くのサファリの動物の表情まではわかりませんよね。
そこで双眼鏡の登場です。
カメラのレンズを等倍に戻し、まずは双眼鏡側でピントを合わせるようにします。
次にカメラのレンズのズームを使用すると…。
最後はここまでズームできます。
ちょっとすごくないですか??
今回のサファリジープツアーは、オーストラリア人の60代のリタイア夫婦。南アフリカの50代の教師夫婦。カルフォルニアの50代の結婚25周年記念にサビサビに来た夫婦と僕の7人構成でした。
僕がジープの上からこうやって写真を撮っていると、
「Great!!」 「Oh, What a Smart!!」
と言われて、やり方を教えてほしいと皆にせがまれ、たった一人の東洋人が、あっという間に人気者になりました(笑)。