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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

スタンフォード大学訪問

サンフランシスコの最後の日には、心臓外科医の友人が留学しているスタンフォード大学を訪問しました。スタンフォード大学は1891年に設立され、カリフォルニア州にある、東のハーバード大学と並ぶ全米トップレベルの大学です。7つの学部と65の学科、そのほか30以上の付属の研究機関及び研究所を持つ私立大学です。数多くのノーベル賞・ピュリッツァ賞受賞者を多数輩出し、ヤフー、ヒューレット・パッカードの創始者やクリントン前大統領もスタンフォード大学で学びました。いわゆるシリコンバレーの発祥の地ですね。

学内で記念撮影です。僕は大学の医局時代に目標とした3つの夢がありました。1つは臨床で専門医をとること。1つは研究で博士号をとること。もう1つは留学することでした。そして、留学だけは大学に在籍したうちには果たせないで終わってしまったので、未練があるんですよね。アメリカでは社会的に成功した後に、50代で大学に戻るなんて事はよくあるので、まだまだチャンスはあると思っています。

学内で最も高いタワーであるフーバー(元アメリカ大統領寄贈の)タワーより学内を望みます。このあたりは牧草地だったようですが、キャンパスの周辺には、スタンフォードリザーブと呼ばれる、見渡す限りの広大な遊休土地があります。こんなに土地があれば、この大学はいくらでも成長できるでしょう。

留学中の友人の話によると、この大学は、大陸横断鉄道の建設者リーランドスタンフォードが15歳で病死した一人息子を追悼するために設立したそうです。彼は当初、ハーバードに校舎を1つ寄贈するつもりだったらしいのですが、その見積もりを見て、あまりの安さに、これなら大学を全部作れると言って、この大学を作ってしまったそうです。なんともスケールの大きな話です。

キャンパス内にはこのように大きな教会もあります。ステンドグラスが美しかったです。

これが医学部の研究棟です。僕の大学院の研究室は、地震で倒壊しそうな古い建物だったので、その違いに驚愕しました。こういった恵まれた施設の中で、多くのノーベル賞の研究がなされたのでしょう。

そうそう、国が滅びる前に、文化の爛熟期がおこることを以前、ブログに書きましたが、国が滅びる前にノーベル賞が増えると聞いたことがあります。確かにそうかもしれませんね。


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