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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

■EADV2013 10月トルコ〜イタリア出張⑬ 切り絵 地下宮殿 土台になったメデューサ 肝硬変の深達度

おはようございます。

今日は11月19日(火)クリニックFの診療日です。

平日の午前中からお昼にかけてのクリニックには、お子さん連れでお越しになる患者さんも多数おいでになります。

お母さんの施術中、お子さんは受付周りでDVDを見たり、おもちゃで遊んだりして待っています。

小児科の経験があるナースも何人かいますので、時間があるとこんな切り絵をその場で作ったりして遊びながら一緒に待っているようです。

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フリーハンドで切っているとのこと。我がスタッフなので手前味噌ですが結構上手ですよね。

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昨日11月18日は満月でしたね。

月明りで見える雲。

不思議な情景なので写真に撮りましたが、思いの外綺麗に写りました。

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中央に小さく細く見えるのはスカイツリーです。

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スカイツリーがそびえ立つ景色にもだいぶ慣れてきました。

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さて、僕のブログは先月滞在したトルコのブログ。

続きを上げてしまおうと思います。

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トルコの「地下宮殿」。

現在このように言われていますが、東ローマ帝国の貯水槽なのだそうです。

先まで続く天井のアーチを見ていると、宮殿という名前が正しいように思いますね。

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現存する東ローマ帝国の貯水池としては最大のもの。

1980年代から一般公開されたのだそうです。

公園横の小さな入り口から地下に降りると、こちらの景色が目に入ります。

普通の公園の下にこのような施設があるのは驚きます。

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この宮殿の最も奥。

一部水が張っていない場所があります。

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そこにはこんなに恐ろしい像が。

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なんだかわかりますか?

ギリシアの神殿のメドューサの彫刻を、移築して、柱の土台に使っているのです。

メデューサは宝石のように輝く目を持ち、見たものを石に変える能力を持ちます。

オリンポス12神のひとり、アテナ(知恵、芸術、工芸、戦略を司る女神)を怒らせたことにより、髪の毛をすべて蛇に変えられてしまいました。

オリンポス12神については、2006年にギリシアのロードス島で開催された欧州皮膚科学会のブログで触れましたよね。

そういえば、お腹に「メデューサの頭」が出来るという医学的所見があるのを思い出しました。

肝硬変などの病変の時に、腸間膜から栄養を肝臓に戻す門脈(静脈の一種)の圧力が高くなる時があります。

こうした際に、門脈の血液が何とかして心臓に戻ろうとすることによって別の通路(側副血行路)を作るのですが、そのうち腹壁を通る静脈が発達すると、ちょうどメデューサの頭の蛇のように見えるというものです。

初診時に肝硬変の深達度が一目で診断がつくのですよね。

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メデューサの顔が横向きであったり逆さまであるのは、ギリシアの神々が、異教徒であるためなのでしょう。

こちらの地下宮殿の泥を洗う工事中に、偶然見つかったのだそうです。

歴史を感じますね。


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