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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

●2013年9月 ドイツ・イタリア出張④イタリアはマントヴァに着きました 

おはようございます。

僕は昨日ミラノでビジネスミーティングを終え、宿を取ったイタリアはマントヴァに電車で移動してきました。

マントヴァの街は古くは紀元前6世紀にエトルリア人により築かれ、紀元前3世紀にはローマ帝国に編入されたとても古い街です。

1328年に芸術に理解のあるゴンザーガ家が支配を始めたため、盛期ルネッサンスにはミラノ、フェラーラと並ぶ北イタリアの三大文化都市となりました。

街並みはローマ時代の遺跡に加え、バロック、ルネサンス様式が彩りを加え、美しい景観を作り出しています。

この土地は画家のマンティーニャの出身地である事で知られています。

ゴンザーカ家の宮廷画家も勤めており、フレスコ画が沢山ありました。

そして、今年生誕200周年を迎えたヴェルディ中期の傑作オペラ「リゴレット」の舞台のとされる街なのです。

街を歩くと、ゴンザーガ家の造り上げた宮殿と、その離宮。

現在の田舎町には、ふさわしくない立派なファサードを持った大聖堂。

見所が沢山ありました。

「リゴレットの家」なるものもありました。

もちろんリゴレットは空想の人物ですので実際ここに住んでいた訳ではありませんが、昨年二度も観たリゴレットの舞台を、この街のイメージと重ねて想像するだけでわくわくしてきます。

欧州にいると、文化と芸術が街と密接しているのが感じられるのが良いですね。

 


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