TakahiroFujimoto.com

HOME MAIL
HOME PROFILE BOOKS MUSIC PAPERS CONFERENCES BLOG MAIL CLOSE

BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

■2013年7月 IMCAS ASIA⑲バンテアイ・スレイ 東洋のモナリザに会いに

おはようございます。

今日は8月12日。

クリニックFにスタッフは出勤していますが、僕の外来は19日まで休診です。

今日は、成田からロイヤルベビー誕生に湧くイギリスはロンドンに向かいます。

僕のブログ国際学会周遊記ですが、今回は次の出張までに前回の出張ブログが上げきれませんでした。

先月末に滞在したカンボジアのブログです。

***********************

さて、翌朝のカンボジア滞在最終日。

この日の夜の便でシンガポールに移動予定なので、早朝に一度ツアーに行くことができます。

レーザー医療界の大先輩の宮田成章先生にfacebookで教えてもらい、郊外のバンテアイ・スレイに行ってみることにしました。

距離もシェムリアップの中心街より、60km近くある場所なので、車で移動です。

途中沢山の旗を持った人たちとすれ違いました。

なんでも翌日選挙があり、最後の選挙活動がなされていたようです。

バンテアイ・スレイ は967年にジャヤーヴァルマン5世が建立した寺院だそうです。

アンコールワットやアンコールトムよりも300年ばかり古い遺跡です。

途中の田舎道がまた素敵で、朝日に照らされたいくつかの遺跡を横目に移動します。

景色は日本の水田のような田園風景。

牛を使った農業がなされています。

ところどころに見える、カンボジアの人々の住まい。

1時間近くかかったでしょうか?

こちらの遺跡にたどり着きました。

他の遺跡と違って、赤色砂岩の色が美しいですね。

こちら、カンボジアの警察官。

遺跡の警備をやっているのだそうです。

ふと地面を観たら、観たことのない蟻がいました。

要所にクメール文字が残されています。

こちらの祠堂の横に彫られたデバター像の彫刻、何体かあるのですが、これが「東洋のモナリザ」として有名な彫刻。

フランス人作家で、ド・ゴール政権で長く文化相を務めたアンドレ・マルローが若かりし頃、あまりの美しさにこのレリーフを盗み出してしまいます。

1924年プノンペンで逮捕され、3年の禁固刑の判決を受けました。

仏柬(柬埔寨:カンボジア)の国際問題に発展したのですよね。

この話は彼の小説「王道」の題材になりました。

彫の深い、いわば黄金律に合致した美しい顔立ちですね。


カテゴリー