これはレーザーセッションの講演でした。
僕は主にアメリカのレーザー学会に参加していますので、ヨーロッパの学会の発表を聞いていると、少し遅れているとは感じます。
でも、皆工夫してレーザーを使うんですよね。新しいものにこだわらず、古いものを工夫して、大切に使うというヨーロッパの文化を引き継いでいると思います。良いことです。
ここで、マックスピールで有名な、MAXエンジニアリング社の秘密兵器を見つけま した。
今までベールに隠れていたフラクセルを越える最新機器、MOSAICの実物が来ていたのです。
先月に韓国に行ったとき、MAXエンジニアリング社の社長であるHaelyungに、とても自信作だと言われました。
映像は本邦初公開だと思います。
この機械はまず、顔を両頬と鼻、前頭部、口周りの5つのパートに分けます。
各々の面積 を測定して、それに見合った面積だけ1550NMのエルビウムグラスレーザーを照射するのです。
各々のパートごとに強さを変えられるのが特徴です。
フラクセルでも、口の周りや、目元の外側など、炎症や色素沈着が起こりやすいところがあり、この部位に照射するのを、施術する医者が経験的に避けてきたのですが、そういったトラブルは減るはずです。
かなりしっかり出来ていますね。世界的に売れるのではないでしょうか。
MAXエンジニアリング社の営業部北米担当のジミーと写真を撮りました。
ジミーはアメリカ で育った韓国人で、非常に流暢な英語を話します。機械の性能を誇らしげに語ってくれました。
最後に、しっかりとCertificateをもらってきました。
クリニックの壁に飾ろうと思います。明日はいよいよ帰国です。