ファティマからの帰り、リスボンの地下鉄に乗って、河沿いのコメルシオ広場に向かいました。
この広場はもともとマヌエル1世の宮殿のあった場所。1755年の大震災で破壊されてしまったそうです。
さらにこの広場は、1908年に衝撃的な歴史の舞台になります。
当時のポルトガル国王カルルシュ1世とルイス・フィリペ皇太子が狙撃されたのです。
カルルシュ1世は即死。さらに皇太子のルイスは襲撃され負傷してから死亡するまでの約20分間に王位に就いていたとされており、2011年時点で世界一王位に在位していた時間の短い国王であるとギネスブックに認定されているのだそうです。
なんだか悲しい話ですね。
ちなみにカルルシュ1世は、イタリア国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の孫にあたる人です。ヨーロッパの王族は血族ばかりです。
河沿いの広場でしたので、リスボンの海の玄関口とも言われています。
皆思い思いに海(正確には河ですが)を楽しんでいます。
僕はこの広場の一角のレストランで遅い昼食を取ることにしました。
ワインを片手に楽しんでいる家族もいます。
ここでワインと一緒に食べたラザーニャ?
おいしかったなあ。
席からは路面電車が見えて、ちょっと楽しかったですよ。