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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会27 クレムリン散策

ロシアの政治、宗教、文化の中心であるクレムリン。

実際に見てそのスケール感がはじめて分かりました(笑)。

かなり広大な敷地ですが、このような三角形に近い形の城壁に囲まれている土地を「クレムリン」といいます。

モスクワのクレムリンの原型となる城塞は12世紀に築かれたと考えられています。

外部からクレムリン内部に入る入口は二つだけ。

僕は最初に地図の写真で言うと左手城壁中央に見える、トロイツカヤ門から入りました。

この塔の下部がトロツカヤ門です。

まずトロツカヤ門をくぐると目の前に現れたのが、クレムリン大会宮殿。

本当に巨大な施設です。

このクレムリン大会宮殿の正面に見えるのがこちら。

ロシア連邦大統領府の国会議事堂とも言える元老院です。

元老院の右手には、

現在ちょうど修復中の大統領官邸があります。

ドミートリー・メドヴェージェフ大統領も、ウラジーミル・プーチン元大統領も、初代ボリス・エリツィン大統領この建物の中で執務を取ったと思うと、興味深いですね。

この大統領官邸の対面に、官邸に向かって大きな砲台が置かれています。

見学者の身長と比べてもらえればいかに巨大か分かります。目の前でみると見上げる様な高さです。

しかし、この砲台が官邸の方向に向かって設置されているのは、何か意味があるのでしょうかね(笑)。

さらに歩みを進めると、その横には高さ6m重さ200トンの世界最大級の鐘が展示されいます。

しかし、この写真の通り割れていて、一度も音が鳴らされたことがないのだそうです。

何でもこの鐘を鋳造製作中に火災が発生し、水をかけたため、壊れてしまったのだとか。

どんな音がするのか、一度、聴いてみたいですね。

さらにクレムリン内部を前に進みます。

クレムリン中央部には教会や聖堂がいくつも並んでいる広場がありました。

写真の中に小さく見える人の大きさを比較してもらえれば、この広場の広さが推測できますよね。

上の写真で中央に見えるのがイワン雷帝らの棺が置かれている1508年建立のアルハンゲルスキー聖堂。

その左手にちらっと見えている建物の影が、この写真の聖堂が1479年に再建されたウスペンスキー大聖堂。

こちらはロシア帝国の国教大聖堂です。

一番右奥に見えるこちら、皇帝の個人礼拝堂であった1489年建立のブラゴヴェシチェンスキー聖堂。

写真が撮れませんでしたが、内部の装飾は素晴らしかったですよ。

この三つの聖堂が三大聖堂と呼ばれています。

そして、この広場の写真の左に見えているのがこの鐘楼。

モスクワ・ロシアの初代ツァーリであった16世紀に活躍した1508年建立のイワン雷帝の鐘楼です。

この当時、モスクワにはこれ以上背が高い建物を造ることは禁じられていました。

この塔の内部では、クレムリンの歴史の映像ツアーがあったので、別料金を支払って参加してみました。

指定された時間にこの場所に行くと、最初に英語の音声ガイド機器を渡され、首にかけます。

塔の内部はこのように白く、この内側に映像を映写しながら、クレムリン設立の歴史の説明が加えられるのです。

一段落の説明が進むごとに、見学者は階段を登り階を上がってゆきます。

約一時間半にわたる説明の後、

最後に鐘楼の最上階で外に出られるのです。

上から聖堂を観る景色も素晴らしかったですね。

モスクワ河をバックに、スターリン・クラシック様式の芸術家アパートもよく見えました。

このツアーは別料金を支払う価値があると思いましたよ。

クレムリンを訪れる方は、お奨めします。

結局クレムリン内部には約3時間ぐらいいたでしょうか。

再び高い壁の外に出ました。

 


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