サンクトペテルブルグでは、この時期、もう一つ皮膚科学会が開催されていました。
「2nd Continental Congress of Dermatology of the International Society of Dermatology」と名づけられています。
世界皮膚科学会開催の第二回大陸皮膚科会議という、ロシアとヨーロッパの医師たちが集まる会議です。
僕はこの学会の情報を、直前のイタリア出張で仕入れたので、学会の開催場所を見に行くことにしました。
日本では全く情報がありませんでしたね。
場所は「タウリヤ宮殿」という、サンクトペテルブルグ市内の施設でした。
地下鉄の駅から歩くと、タウリーチスキー公園という大きな市民公園の中を通ってこの会場に行けそうです。
タウリーチスキー公園は、観光客がいかないような場所にありますが、とても綺麗な公園でした。
地元の人たちがベビーカーに子供を乗せて行く場所なのでしょうね。
すこしニューヨークのセントラルパークに似ていますね。
公園を通り抜けて、このような大通りを歩いてゆきます。
通りの向こうには、ロシア教会風の綺麗な建物も見えますね。
この大通りを歩いて15分ぐらい
通り右手に宮殿のような施設が見えてきました。
どうやらここが学会会場のようです。
こちらのテントがレジストレーションでしたが、ちょっと登録して入る残り時間はなさそうでしたので、ここで引き返すことに。
受付に立っている人たちに、英語で話しかけたのですが、僕らは英語は話さないので他の人を呼んでくると言われました。
国際学会なのに....(苦笑)。
英語が話せる人に、日本から来た医師だけれど、ちょっと中を見せてくれないかと交渉しましたが、レジストレーションが必要だと言われてしまいました。
まあその通りなんですが、1時間も中にいることの出来る時間が無かったので、諦めました。
多くの医師たちが会場に入ってゆきましたが、彼らが話している言葉はスラブ系の言語でした。ラトヴィアやベラルーシ、ウクライナなどの旧ソ連の国々の医師も含まれているのでしょう。
ただ、発表の演題は英語で行われている様子。
皮膚科系の学会ですので、来年にでも演題を出して参加してみようと思いました。