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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

帰って来ました!!

カルフォルに比べると、気温はそれほど変わらないのでしょうが、日本は湿気がすごいですね。成田についた瞬間、違いを感じました。まるで蒸し風呂にいるようです。でも肌にとって紫外線と乾燥は天敵。湿気によって日本人の肌は守られているのですね。

コントロバーシーは、朝早くから始まります。大体7時半には学会に医師が集まります。セッションは8時からです。時間毎に、IPL、スキンタイトニング、脂肪溶解、新技術など細かい分野に分かれてセッションが組まれており、そこでレーザーのメーカーごとの、いわば、遠慮の無い効果比較実験や、この新技術は実際に効くのか?などといった、医師の本音が語られるのです。

この学会はもともとハーバードコントロバーシと呼ばれていて、レーザー治療の先駆者であるハーバード大学、ロックスアンダーソン医師の主催するウェルマン研究所出身の医師たちの、いわば同窓会のようなものだったらしいのです。いつか、ハーバードの名前が取れ、何年か前から、コントロバーシー アンド カンバセーションという名前に変わったようです。

今年は世界から、200人以上の医師が参加しました。参加者全員の名簿が住所付で配られるという、いわば仲間意識の下(それもどうかと思いますが)、議論をするのですが、○○会社のレーザーの、照射時間を測定してみたら、事実は全く違ったよ、とか、こんな技術は効かないのじゃないの?とか、医師たちがファーストネームで呼び合って、談笑するという感じで、本音の激論は痛烈です。

それを聴きながら、休み時間に実際に質問したりして、この機械は買っちゃいけなのだなとか、来年はこの技術の入った機械を買おうとか思うわけです。こういった情報は、医師として、患者さんに最も優れたレーザー治療を提供できるわけですし、経営者にしてみれば、時価にして数千万円以上の価値があると思いますよ。


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