さて、コンサートも終えて帰りの列車の時間までの間の1時間。
ブリュッセルといえば、そういえばEU委員会本部があったなあと思いだして、見に行ってきました。
地図を見てみると、街の中心からはちょっと離れていますが、地下鉄で一時間以内に帰ってくることができそうです。
最寄りの駅はシューマン駅。
良い名前ですね(笑)。
改札を上がってすぐにEU委員会本部が見えます。
本部入口はこんな感じでした。
ヨーロッパを統合するために発足されたEU。その組織の中心がブリュッセルにあるというのは、実際にこうして訪れてみてもアジア人の僕からは感覚的にすぐにピンと来ないものがあります。それでも、ベルギーのブリュッセルはヨーロッパの心臓と呼ばれていますし、ヨーロッパの中にある様々なしがらみを考えても、ここにあるべくしてある、ということなのでしょうね。
ベルギーという国家はベルギーの南半分がラテン系ワロン人。北半分がゲルマン系フランデレン人。
つまり、ヨーロッパを代表する「ラテン」と「ゲルマン」という二大民族が見事に調和した国なのだ、ということを世界史で習ったのを思い出しました。
現在のEUも、オランダとベルギー、そしてルクセンブルクのベネルクス三国の団結力が基盤になっていると聞いています。
さらにドーバー海峡を超えてロンドンとも鉄道で結ばれましたので、よりブリュッセルの地理的価値が上がったと言えますよね。
最後にブリュッセルのシャンゼリゼ通りといわれるルイーズ広場を歩いてみました。
エルメス、グッチ、カルティエなどのブランドショップが軒を並べていました。
地下鉄駅に降りる装飾。これには感動してしまいました。
素晴らしかったですね。
ブリュッセル駅では列車のディレイがありましたが、無事にパリに着きました。
明日がパリの事実上最終日です。