パリのセーヌ川には多くの橋がかかっていますが、どれも魅力的なのです。
その中でも好きな橋は、まずこのソルフェリーノ橋(現レオポール・セダール・サンゴール橋)。
チュイルリー公園の真ん中から、オルセー美術館に抜ける橋・・・と言ったらお分かりの方もいるでしょうか?
マルク・ミムラム設計によるこの橋、鋼鉄で造られた橋を木材で覆う、という技術が採用されています。そして、良く観ていただくとわかると思うのですが、両端は二階建てなのです。
つまり二重にアークがあるのです。
これが階下から撮った写真。
対岸にはこの様にオルセー美術館を臨むことができます。
この角度から観る景色も好きなんですよね。
この橋の成功でミムラムは、1999年フランスの権威ある建築の賞である「銀の定規賞(Équerre d’Argent)」を受賞した、とされています。
いくつもの楽しみ方がある橋で、どんな季節であってもどんな天気であっても、ひとりでも大勢でも、急いでいるときもゆっくり歩きたいときも
渡るだけで毎回満足してしまう橋です。
鍵をかけるのが流行っているらしく、
多くの願いがかけられていましたよ。