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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

2011年IMCAS シネロン社の新製品

さて、今年のIMCAS学会会場では、気になる治療機器を二つ見つけました。

一つは、これ。

シネロン/キャンデラ社のePrimeです。人だかりがありました。

昨年末に、シネロン/キャンデラ社の社長のルイスが来日した際に、正式に発表があった機器ですが、かなり前から噂は聴いていたんですよね。

僕もようやく実物を目にすることができました。

もちろん、本邦初公開です。

この機器は、ちょうどジェイシス社のイントラセルのようにRFの入るハリを使用して、組織をリフトアップするという、Ablative Fractinal RF機器の1種。

反対にNon-Ablative Fractinal RF機器は、現在クリニックFでも使用しているe2(e-matrix)というわけです。

イントラセルもePrimeも、肌に針を刺し、そこから電流を流すことで肌のタイトニングを行うというもの。イントラセルは、ニキビ跡の治療など、肌質の改善により効果を発揮します。

イントラセルが垂直に針が刺さるのに対して、ePrimeは 針の刺さる方向です。

ePrimeの方が、皮下に斜めに貫通し、電流を入れる形式ですので、リフトアップ効果が高いのでしょうか?

いろいろと質問をしたのですが、ぱっと判断した感じでは、

「イントラセル」は「フラクセル」 の対抗器

「ePrime」は「サーマクール」 の対抗器

として位置づけられそうですね。

肌に対して針を刺し、さらにその先端からRFを流すという特許は、ジェイシス社もシネロン/キャンデラ社も申請しているはずですので、特許は両社の持ち合いになりそうだとジェイシス社のスタッフの方が言っていました。

いずれにせよ、この商品。日本のデビューが待たれますね。


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