パリで行なわれるIMCASは今年で13年目です。
この学会は年始に行なわれるので、欧州における美容医療のその年のトレンドやニュース、業界を取り巻く空気感などもわかり、毎年参加するようにしています。
まだネット状況のせいで画像が上げられないのは残念ですが、今年の状況をかいつまんでお話しておきましょう。
ざっと学会会場を俯瞰したところ、今年もトレンドは、フラクショナルレーザーに傾倒していると言って間違いはないようです。フラクショナル機器がほぼすべてのレーザー会社より販売され、この種の機器の優位性は不動といった感じですね。
この欧州でも、フラクショナルレーザー機器を持たないクリニックは、レーザークリニックとは言えない時代になりつつありますね。
さらに、イスラエル・シネロン社のe2(e-matrix)や、今学会で初めて機器デビューした同シネロン社のePrime。さらには昨年から僕も注目している韓国JEYSIS社のイントラセルなどを中心としたフラクショナルRF機器も、もうひとつのトレンドを作り上げているかんじがひしひしと伝わってきました。
DEKA社もRF+フラクショナルCO2+ダイオードレーザーの複合機を出しました。RFが数年前のレーザーやIPL(フォトフェイシャル)に代わって台頭してくるのでしょうか。
これらの機種も写真を撮ってきましたので、帰国後にアップしますね。
そして、今年学会会場でまず耳にした噂は、新興米国レーザー会社による、高い技術力をもった某米国レーザー会社の買収です。
本当にそうなったら、業界に激震が走りますね。
ここ数年間は、不況もあってレーザー会社の合併買収は多く行なわれる感じです。
このあたり、確かな情報を得たらこのブログでも報告しますね。