ワーグナー作曲で
「さまよえるオランダ人The Flying Dutchman(Der fliegende Holländer )」
という僕のお気にいりのオペラがあります。
ドイツの詩人ハインリッヒ・ハイネの作品から着想を得て、ワーグナーがオペラにしたもの。
この序奏を聴いたことがある方は多いのではないでしょうか。
神の罰によって永久に海をさまよい続けなければいけない、幽霊船のオランダ人船長のお話。
7年に1度だけ許された上陸のとき、船長のことを本当に愛する女性に出逢うことができれば、天寿を全う出来ると言うストーリー。
ワーグナーのオペラでは、ゼンタという女性が身を挺してこのオランダ人を救うこととなるのです。
ジョニー・デップの映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズは、このさまよえるオランダ人からモチーフを得たと言われていますよね。
「Flying」という言葉の日本語訳を「さまよえる」と訳したのは秀逸だと思いますが、この「The Flying Dutchman」は、エールフランスの統合前まで、オランダKLM航空のマイレージサービスを表す言葉で使われていました。
ウィットが効いていますよね。
そんなことを思い出したのも、この自転車をスウェーデンで見つけたからです。
ヨーテボリの街で見つけた、どうやらパブレストランの宣伝のようです。
スコットランド人のお店でしょうか(笑)