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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

世界最先端のレーザー医学会

コントロバーシーズ&カンバセーションズの朝は、毎年早いのです。

まだホテルの人もあまり活動していない、朝7時に会場が開きます。

レジストレーションは済ませてあるので、ファーストネームの書かれた名札とパンフレットをもらって会場に入ります。

アメリカだけでなく、世界中から集まってきたレーザー皮膚科を専門とするドクター達。

簡単な軽食をビュッフェスタイルで取ります。

だんだん人数が増えてきました。近況を知らせ合うのです。

懐かしい面々と再会を喜んでいると間もなく、8時のディスカッション会場の時間になります。

会場の前でコーヒーを片手に記念写真です。

アメリカ西海岸の朝8時というと、ちょうど日本時間の翌日深夜12時からの開催。

時差ボケで眠い目をこすりながらの参加なのです。

この学会は、もともとハーバード大学ウェルマン光医学研究所のレーザー医療を専門とする医師の同窓生たちが始めました。

なのであくまで“同窓会”扱い。

同窓会的で面白いところは、出席者の学位や現在の勤務先、電子メール、住所などがすべてリストになって配られるのです。

今年の参加者は150人程度でしょうか。僕の名前もありますよね。

こんな席で三日間にわたり発表を聞き、ディスカッションに加わるのですが、会場の席に思わぬ大物がいたりで面白いのですよ。

僕の前の席に偶然座ったのが、ブライアン・ゼリクソン医師とヴィクター・ロス医師。

横に座ったのが、エリザベス・タンジー医師。

そしてひとつ前の司会者席には顔だけ見えていますが、ロックス・アンダソン教授。

世界的に有名なレーザー医師達が、あそこにもここにもいる、という状態はやっぱり毎年楽しいのです。

僕はこの学会を、医師の本音が聞ける会として、参加を楽しみにしているのですが、最近、この学会であまりに本音が出てしまうので、数あるレーザー企業も営業マンや技術部門のスタッフが来るのではなく、トップの社長たちが顔を出すようになりました。

今回のトピックは、

初日が、「手術をしない痩身機器」「フラクショナルレーザー機器の比較」「すべてのヒアルロン酸フィラーは同一なのか?」

二日目は、「ホームケア用機器」「スキンタイトニング機器」「傷をいかになおすか?」「ボトックスとディスポートの比較」

三日目は「FDAへの機器認可」「レーザー・光治療でいかに効果を出すか?」「血管疾患に対してのレーザー治療」「PDT療法」

などなどがディスカッションされ、非常に有益でしたが、今年もトークは、ちょっとパワーダウンしている感じでしたよ。

サイトン社も、社長ともどもの参加でした。

先日までキュテラ社の営業にいた、林さんにも会いました。

サイトン社のパロアルト本社勤務の営業職に転職したのだそうです。

経緯はどうであれ、海外のレーザー会社で働く日本人は応援したいと思いますね。どんどん増えてくれるといいとおもいます。

会場のホテルのロビーに飾られていた花です。

このホテルは、数ヶ月前にハイアットグループに入りましたが、この花の選択を見て、フォーシーズンズホテルのマインドが生きているのかなと、ふと思いましたよ。


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