ロンドン・ナショナルギャラリーでは、もちろんフェルメールも見てきました。
僕はフェルメールの絵が好きなのです。
フェルメールの絵は、確認されているもので(諸説あるのですが)世界に37枚あるとされており、イギリスにはその内の5枚があります。
1枚はエジンバラ。残り4枚がロンドン、その内2枚が、ここナショナルギャラリーにあるのです。
ちなみに残り2枚のうち1枚は、バッキンガム宮殿の横にあるクイーンズギャラリー(コレクションは毎年入れ替わるため毎回見られるわけではないのですが)に、もう一枚はロンドン郊外のケンウッドハウスにあります。
さて、ロンドン・ナショナルギャラリーにあるフェルメール。
ひとつは、「ヴァージナルの前に立つ女」。
画質が悪かったので、この写真は僕の持っている画集からです。
もうひとつは、こちらの「ヴァージナルの前に座る女」。
この絵はどちらかが留守のこともけっこうあるのですが、今回は両方とも観ることができました。
この「ヴァージナルの前に座る女」は、フェルメール最後の作品といわれています。
そして、絵の構図の中で右上に飾ってある画中画が、ディルク・ファン・バミューレンの「取り持ち女」 です。
フェルメールの妻の実家に飾ってあったとされる絵。
この絵は、昨年10月に、ドレスデン滞在のフェルメールのブログでも鑑賞した、フェルメール自身の作品である「取り持ち女」にも多くの影響を与えたことは、フェルメールファンなら有名な話ですよね。
最後にショップでクリニックに小さなお土産を買って、ギャラリーを後にしました。