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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

Religious Tour 1

一夜明けた翌朝。窓の外には、ジャカルタの街がきれいに見えます。

目の下には熱帯雨林らしき木々も見えます。

考えてみれば、このジャカルタは赤道のすぐ真下の南半球にあるのです。

一体、100年前はどんな景色だったのでしょう(笑)。

インドネシアは2億4千万人を超える、世界4位の人口を擁する国家です。

もともとオランダの植民地であった地域に住む多くの人種の人々が、スカルノ大統領のリーダーシップの元独立をしたため、多種多様な民族と、世界で最も多い言語が存在する国となっています。

ジャカルタを訪れるのは3回目ですが、いつも仕事ばかりでこれまで観光に行ったことがありませんでした。

ホテルで観光ツアーを探したところ、「Religious Tour」という一風変わったツアーがあることに気付きました。

小学生の頃は、鎌倉の神社仏閣を回るのが趣味だった僕(笑)。このツアーがとても興味深く思えてしまって、帰国便までの待ち時間に参加することにしました。

ホテルのロビーで待つことしばし。やってきたのはガイド一人と大型タクシーのような乗り合いバン。

他にどんな人がこのツアーに参加するのだろう??・・・と楽しみにしていたのですが、参加者は僕ひとりでした・・・(苦笑)。

気を持ち直して、出発です。

インドネシアの人口のほとんどはイスラム教徒が占めますが、キリスト教や仏教などとの関係が非常に良いらしく、宗教庁のもとにこれらが統合されているそうです。

こちらの建物が宗教庁の建物。ジャカルタの中心にあります。

まず訪れたのは、インドネシアの独立記念塔です。

綺麗な白い建物で、高さは132m。

この塔の地下には、インドネシアの独立までの歴史がジオラマ形式の48の模型でわかりやすく説明してありました。細部までよく作られていましたが、子供に国の歴史を教える教材としては素晴らしい仕上がりだと思いましたよ。

エレベーターで塔に登ることができます。ここはほぼジャカルタの中心にあるので、東西南北が見渡せるのです。

はるか遠くまで高層ビルが見えます。

そして、1891年に建てられたカトリックの大聖堂。

残念ながら月曜日は閉まっていて、外からの見学になりました。

目の前には、1953年に建てられた東南アジア最大の(世界3番目に大きい)イスラムモスク。

この広い広場の奥にモスクがありますが、広場を含めると20万人の人を収容できるのだそうです。

地面を見ると、このように平行な線があることに気付きますが、このラインは南北のラインを示しています。

イスラム教徒は日に5回、メッカに向かってお祈りをしなければなりません。

つまり、このラインに沿って左向きにに座ると、正確にメッカのある西方向を向けるというわけです。

建物の中にも入りましたが、こちらも10万人の人が入れるそうです。人が写っていますが、米粒のようですね。

こちらがモスクのドームになりますが、巨大なものでした。

ちなみにこのモスクを設計した建築士はクリスチャンなのだとか。

インドネシアでは多くの宗教が、共存しているのがわかりますね。

次は中華寺院に向かいます。


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