時差ぼけもあって、早朝(というか深夜未明)に目が覚めます。
窓の外はまだ真っ暗。
しばらくホテルでせっせと学会の準備をして、朝食です。
パリは当たり前ですがコーヒーが旨くて、毎回朝から気分も上がりますね。
僕は甘いものをあまり好んで食べないのですが、実は「ジャム(コンフィチュール)好き」で(笑)、特に海外で滞在するホテルの朝食の席に小さな瓶に詰められたこの類のものがあると、嬉しくなってしまいます。
美味しいコンフィチュールや蜂蜜があると、バゲットやトースト、クロワッサンなどいつのまにかぺろっと食べてしまって、危険・危険(苦笑)。
フランスでは香ばしいコーヒーがさらに食欲を増進させますから、食後は運動も兼ねて散歩に出かけることに。
とりあえず、メトロをパレ・ロワイヤル・ミュゼ・デュ・ルーヴルで降り、
ルーヴル美術館の中を突っ切って、
サン・ジェルマン・デ・プレを目指します。
セーヌ川を超えるためにカルーゼル橋を渡っている途中で、粉雪が牡丹雪に変わり視界が真っ白になってきました。
傘を持たずに出てきたので、束の間雨宿りならぬ「雪宿り」をしようと、目の前の画材やらしき店に入ってみることにしました。
中を覗いてみると絵の具やクレヨン、色鉛筆、筆などが薬局で薬を並べるように並んでいるので、ちょっと興味を惹かれたのです。
店の人と身振り手振りも交えながら話してみると、由緒正しい店のようです。
後で調べたところ、ピカソなども訪れたと言われる画材やさんでした。
この後サン・ジェルマン・デ・プレ界隈を歩きました。
リュクサンブール宮殿は、この通り、雪が積っていました。
パリでは雪が降ることはあるのですが、積ることは珍しいそうで、ホテルの人には
「ある意味、こんなパリを見られてあなたはラッキーだ」
と言われましたよ。