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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

■EADV 2011in Lisbon,Portugal 21 ポルトガルからの帰国

早朝のポルトガルの空港は、人があまりいませんでした。

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朝日が上がる前にブリティッシュエアウェイに乗り込みます。

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とんぼ返りのポルトガル出張でしたが、無事EADV(ヨーロッパ皮膚科学会)に参加して帰ることができました。

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これで今回の新国際学会周遊記 ポルトガル編2011はおしまいです。


■EADV 2011in Lisbon,Portugal20 サン・ジョルジェ城の日の入り

ここは本当に急な坂。

やっとの思いでサン・ジョルジェ城にたどり着きます。

こちらはユリウス、カエサルのローマ帝国時代にローマ人によって要塞として建設された場所。

現在は公園になっています。

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日の入りに、まさに数分のところで間に合いました。

大西洋に沈んでゆく太陽。なかなか観られないですよね。

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しかし、本当のリスボンの美しさを見たのは、日の入り後でした。

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ご覧ください。町全体が紫色に変わってゆくのです。

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城のある丘を降りるときにはもう薄暗くなっていました。

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素晴らしい景色ですね。

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登りの時には急いでいて写真を撮れませんでしたが、こちらが城門です。

もう日が暮れてしまいました。この日はタクシーを拾ってホテルに帰りました。

わずか48時間余りのポルトガル滞在でしたが、本当に良い天候と景色に恵まれましたよ。

明日は早朝、ロンドンに移動です。


■EADV 2011in Lisbon,Portugal⑲サン・ペドロ・デ・アルカンタラ公園

ラザーニャを食べた後に移動したのは、サン・ペドロ・デ・アルカンタラ公園。ちょうどリスボンの西の丘にあたる場所で、夕暮れ時に訪れると良いと勧められたのです。

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アウグスタ通りを歩いて地下鉄の駅に向かいます。

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路上には大道芸人が沢山いましたよ。

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Ducatiを見つけました。

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小さなケーブルカーに乗って、丘の上を目指します。

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前を並んでいる人を見ると、EADVのコングレスバックですね。学会の後に寄ったのでしょう。

ケーブルカーを降りると、すぐ右手がサン・ペドロ・デ・アルカンタラ公園でした。

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展望台に向かいます。

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見えた景色がこちら。夕暮れ時の見事なポルトガルの街です。

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さらにこの公園の裏手には1584年に苦難の航海ののちにリスボンにたどり着いた、日本の天正遣欧少年使節が1か月滞在したといわれるサンロケ教会があります。

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こちらも扉が閉まってしまい、中を観ることはできませんでした。

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東の丘にあるサン・ジョルジェ城から見ると、夕日が沈むのが見えるのではないかなとふと思いたち、ここで路面電車に乗り、東の丘に向かいます。

途中

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途中、アルファマ地域のカテドラルに寄り道します。

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こちらのピエタ像も素晴らしかったですよ。

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カテドラルを出て、丘の上に向かいます。

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途中、おいしそうな海鮮料理屋さんが並んでいますが、日の入りが迫っています。


■EADV 2011in Lisbon,Portugal⑱コメルシオ広場にてラザーニャ

ファティマからの帰り、リスボンの地下鉄に乗って、河沿いのコメルシオ広場に向かいました。

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この広場はもともとマヌエル1世の宮殿のあった場所。1755年の大震災で破壊されてしまったそうです。

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さらにこの広場は、1908年に衝撃的な歴史の舞台になります。

当時のポルトガル国王カルルシュ1世とルイス・フィリペ皇太子が狙撃されたのです。

カルルシュ1世は即死。さらに皇太子のルイスは襲撃され負傷してから死亡するまでの約20分間に王位に就いていたとされており、2011年時点で世界一王位に在位していた時間の短い国王であるとギネスブックに認定されているのだそうです。

なんだか悲しい話ですね。

ちなみにカルルシュ1世は、イタリア国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の孫にあたる人です。ヨーロッパの王族は血族ばかりです。

河沿いの広場でしたので、リスボンの海の玄関口とも言われています。

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皆思い思いに海(正確には河ですが)を楽しんでいます。

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僕はこの広場の一角のレストランで遅い昼食を取ることにしました。

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ワインを片手に楽しんでいる家族もいます。

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ここでワインと一緒に食べたラザーニャ?

おいしかったなあ。

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席からは路面電車が見えて、ちょっと楽しかったですよ。


■EADV 2011in Lisbon,Portugal⑰ 聖地ファティマへ

ファティマという地名をご存知ですか?

第一次世界大戦中の1917年5月13日に、リスボンから北東のファティマという土地に住む、3人の子供たちが荒れ地で遊んでいると、彼らの前に聖母マリアが現れました。

今後5か月の間、同じ13日にこの場所に現れると言い残すとマリアは消えたのです。

翌月の6月13日に多くの村人が3人とともにこの場所に集まりましたが、再びマリアの声が聞こえたのは3人の子供たちのみ。

しかしながら、この噂は村から村へと伝わり、最後の10月13日には奇跡を見ようと7万人の人が集まったのだそうです。

その際に、マリアは3人だけに聞こえる声で、この地に礼拝堂を建てよと指示をしました。さらに3つの予言を残したのです。

これが有名なファティマの予言です。

ひとつ目は第一次世界大戦の終結。

二つ目は子供たちの死に対する予言でした。

ところが、ファティマ第三の予言は、あまりに衝撃的で、ローマ法王とこの3人の間で口外しないという約束があり、予言を聞いた際にローマ法王が恐ろしさのあまり失神したなど、さまざまな噂と憶測を呼びました。

この1917年のファティマ第三の予言は、法王が生命の危機に瀕するというものだったようで、結局2000年に、1981年のヨハネパウロ二世が5月13日にヴァチカンでの狙撃を意味したものだったのだろうと発表されました。

1917年というと、わずか94年前。

キリスト教の聖地として認定されている場所の多くが紀元前後に設立された場所ですから、伝承によって、事実がすり替わりつつあるとはおもいます。

しかし、わずか100年前に予言がなされたという、現役の聖地に、ぜひ訪れてみたいと思っていました。

リスボンに着き、このファティマへは5時間あれば日帰りできると知って、行ってしまいました。

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ファティマにはどう行けばいいか、ホテルで聞くと、バスに乗るのがよさそうだとわかりました。

バスステーションまで地下鉄を使い、

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ファティマ行のバスのチケットを買います。

バスは高速道路に乗り、一路ファティマを目指します。

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ファティマに向かう途中はこんな景色が続きます。

このファティマという土地は、元々オリーブの木の生える単なる荒地だったのです。

2時間ぐらい走ったでしょうか。

ファティマのバスステーションに着きました。

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最初に着いた時には、

ここがあのファティマか? 

と驚くような風景。

違う場所に降りたかと、確認に行ったぐらい。

しかしながら、道を歩いてゆくと宗教関係のお店がたくさんあることに気づきます。

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このような商店街を超えるといきなり視界が広がります。

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白いバジリカが、青い空に対してコントラストがあって、綺麗ですね。

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上の写真の左手には、出現の礼拝堂があります。

こちらはちょうどミサ中。

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土曜日だったのもあるのでしょうが、かなりの人出です。

聖歌が流れ、荘厳な雰囲気。

まさに宗教を肌で感じる、現役の聖地です。

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新しい教会ですので、綺麗ですね。

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内部には奇跡に立ち会いながらも幼くして逝った二人の子供たちフランシスコとジャシンタのお墓がありました。

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バジリカの前は、大きな広場です。

5月13日と10月13日の大祭の日には、この広場に今でも10万人規模の人が集まるそうです。

広場のバジリカの対面には、新しくできた教会もあります。

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もちろん中身のデザインも素晴らしかったのですが、僕が気に入ったのは、この建物から出るときの建築デザイン。

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遠くに見える純白のバジリカを観ながら、空を飛ぶような感覚でしたね。

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ファティマでは、バスの時間の関係で、実際には1時間ほどの滞在しかできませんでしたが、百聞は一見にしかず。

実際に歩き、目にしてスケール感を体感できてよかったです。


■EADV 2011in Lisbon,Portugal⑯ O Faiaにてファドを聴く

リスボン一日目の晩。

ヨーロッパの企業の方に、ファドハウスに行かないかと誘っていただきました。

ポルトガルに来たら、やっぱりファドは聴きたいですよね。

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このO FAIAはファドの名店なのだそうです。

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この日はこのお店は8時半に始まりましたが、すでに予約で満席です。

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この日の歌手は全部で4人。

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ポルトガルの白ワインとともに、料理を食べながらの観賞。

白身魚のスープですが、美味でした。

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最後の歌手が歌い終わった時には12時を過ぎていましたね。

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再度は、お店の入り口でファドの演奏でお見送りをしてくれました。

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ところが、一歩外の路地に出ると、細い路地が驚くほどの人出です。

店に入った時には人通りがほとんどなかったのに...。

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金曜日とは言え、夜の12時過ぎです。

それこそ、10代前半の子供からお年寄りまで街に出ています。

僕も全くタクシーが拾えず、かなり歩くことになりましたが、それにしてもポルトガル。

大丈夫なんでしょうか…。


■EADV 2011in Lisbon,Portugal⑮ 夕暮れのリスボン、サンカルロス劇場

一夜明けて、僕は今日から台湾へ。

ブログのほうは引き続き、ポルトガル出張記です。

台湾から無事アクセスできそうだったら、また状況を御報告していきますね。

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リスボンに着き、夕暮れの街を歩いてみました。

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こちらは町の中心にあるロシオ広場。

ドナ・マリア2世国立劇場があります。

何か観ることができないかと聞いたのですが、滞在する2日間の夜はもうチケットが完売でした。

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ちょうど日が沈み、リスボンの街が紫色に包まれていきます。

その幻想的なこと。

フォトジェニックな場所も多かったので夢中でシャッターを押しましたよ。

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ワイン屋さんもところどころで見ました。

かなり年代物のワインを置いているんですよね。

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そして面白かったのが7つの丘を持つリスボンの街ならではの、サンタ・ジェスタのエレベータといわれるもの。

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この街中にあるエレベーターで丘の上に登れます。

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エレベーターに乗るのは大変混雑しています。

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皆、列を作って順番を待っていました。

EADVのコングレスバックを持っている人も多かったですね。

丘の上に上がると、この通り見事な夜景です。

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先ほどのロシオ広場とドナ・マリア2世国立劇場。

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正面の丘の上にあるサンジェルジェ城も綺麗にライトアップされています。

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こんなに綺麗にライトアップされていると、明日行きたくなりますよね。

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ちょうど金曜日でしたので、街行く人々も楽しそうです。

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サン・カルロス国立劇場まで歩きましたよ。

内装が素晴らしいと聞いていたのですが、残念ながら中を見る見学ツアーもありませんでした。

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公演日程を見ると、現在はドンカルロの公演中。

ドンカルロは、僕も6月に観たばかりです。

残念ながら僕がポルトガルに滞在した二日の夜だけ公演がありません。

リスボンの、サン・カルロス劇場でドンカルロを観たら記憶に残っただろうなあ。

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こちらは国民的詩人を祝ったカモンイス広場

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路面電車も通っています。


■EADV 2011in Lisbon,Portugal ⑭ 魔法の街シントラ

おはようございます。

今日11月5日(土)はクリニックFの診療日です。今日は土曜日ということもあって、おかげさまで朝から晩まで予約で一杯。集中力を切らさず、技術力高い診療を行っていきたいと思います。

僕のほうは明日から3日間、台湾は台北に出張です。高濃度ビタミンC療法についてのディスカッションに参加してきます。台湾でビタミンCを作っている企業の見学も予定しています。

来週の診療日は、9日の水曜日のみとなります。翌日10日(木)から今度は北京に出てしまいますので、何かお急ぎの診療が御必要な方は今日または来週水曜日に御連絡・御来院ください。御迷惑おかけして申し訳ありません。

さて、新国際学会周遊記は、先週訪れたポルトガルについてアップしてゆきますね。

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ロカ岬を2時間ばかり散策し、今度は北上するバスを待ちます。

このままバスで30分ばかり北上すると、イギリスの詩人バイロンが「この世のエデン」と称したとされるシントラという町に到着します。

こちらの文化的景観も、世界遺産に登録されています。

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バスで終着駅のシントラにて降り、中心街に向かうとこのような街並み。

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市庁舎なのだそうです。

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この市庁舎から緑の森の中を20分ほど歩きます。

谷の向こうに見えるのがシントラの中心街。

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なんだか、ハリーポッターに出てくるような風景ですよね。

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このような汽車型観光バスも走っています。

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さらに山の上には7から8世紀にムーア人によってつくられたとされる城壁が見えます。

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こちらが王宮から見た景色です。

本当に綺麗な街ですね。

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この王宮は14世紀にジョアン1世によって建てられた夏の離宮なのだそうです。

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調度品や彫刻、タイルなどがとても品があるのです。

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窓から見える眺望も美しい。

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こちらの部屋の天井も素晴らしかったですよ。

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こちらのシャンデリアは27匹のそれぞれ違った白鳥の彫刻が飾られているのだそうです。

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この王宮を見学した後に、街の頂上にあるぺーナ宮殿を見ようとバスで移動したのですが、残念ながら到着したのは17時半で、目の前でゲートを閉められてしまいました。

頂上から見ると絶景が広がっているようなのです。残念でした。

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気を取り直して帰りのリスボン行の電車に乗ります。

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リスボンに着いた時には日が暮れていました。


■EADV 2011in Lisbon,Portugal ⑬ ヨーロッパの最果て

今日11月4日は、クリニックFの診療日です。

文化の日はいかがお過ごしでしたか?

僕は来週からの招待講演に向けてプレゼンを作って終わってしまいました。

ブログでは先週訪れたポルトガルはリスボンで開催されたEADVでの話をアップしてゆきますね。

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ジェロニモス修道院近くの駅、ベレンから西に向かって電車に乗ります。

こんな落書きだらけの電車でした…。

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リスボンを流れるテージョ河の河口を超えると、先は大西洋です。

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終着地であるカスカイスまで30分程度の電車の旅。

カスカイスの手前には、以前F1が開催されていたエストリルの駅もありました。

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カスカイスから路線バスに乗ってロカ岬を目指します。

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バス旅は20分ぐらいだったでしょうか。

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街中から離れて徐々に草原地帯に入ってゆきます。

バス停を降りると簡単な観光所がありました。

最西端の地到達証明書なるものを売っていましたが、こちらはパス(笑)。

ロカ岬を目指します。

遠くに塔が建っていますね。

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この地がユーラシア大陸最西端の地です。

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この塔の下には、カモンイスの詩

「ここに地終わり、海始まる」

の石板があります。

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見ての通り、断崖絶壁。

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丘の上には、灯台の建物もあります。

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柵を乗り越えて写真を撮っている人もいたので、僕も行ってみました。

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足がすくみますね(笑)。

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帰りのバスは2時間後です。

ロカ岬に一軒だけあるレストランで本を読むことにしました。

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ポルトガルワインが並んでいます。

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ポルトガル上陸後、初ワイン。

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軽食とともにいただきました。

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こちらリスボン地域の拡大図ですが、まさに最果ての地に来たといった感じですね。


■EADV 2011in Lisbon,Portugal ⑫ 発見のモニュメントとベレンの塔

ジェロニモス修道院から河に向かい歩くと、発見のモニュメントという塔があります。

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ちょうど太陽が南天を迎えるときでしたが、1960年にエンリケ航海王子の500年忌を記念して造られたのだそうです。

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この塔の目の前には世界地図があります。

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この大理石の地図に、大航海時代に到達した地域の年号が書かれています。

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日本の下には、見えにくいですが、1541年と書かれていますね

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横から見ると、帆のような形をしています。

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先頭に立つのがエンリケ航海王子、二番目がバスコ・ダ・ガマなのだそうです。

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塔の中にはエレベーターがあり、登ってみました。

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ジェロニモス修道院がよく見えます。

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眼下には先ほどの世界地図があります。

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綺麗に世界地図が見えますね。

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さらに西を向くと、ベレンの塔が見えます。

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こちらもマヌエル1世によって16世紀に建てられた世界遺産のようです。


■EADV 2011in Lisbon,Portugal ⑪ ジェロニモス修道院

おはようございます。

タイの洪水によって、バンコクで開催予定だったIFSCCでの学会発表が延期になりましたので、今日11月1日(火)と明日2日(水)はクリニックFの診療日となりました。

今週末までは通常診療ですが、6日より8日まで台湾。

10日より12日朝まで再び北京の美容形成外科学会で講演です。

後半は15日より21日までイギリスとイタリアの出張です。

今月は海外出張がとても多く、ご不便をおかけしますが、世界最新のレーザー情報を勉強して帰ってきますので、よろしくお願いいたします。

さて、僕のブログでは先週滞在したポルトガル出張記の続きです。

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学会会場から30分近く歩いたでしょうか?

遠くに突然姿を現した白い巨大な建物。

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目指す世界遺産のジェロニモス修道院が、見えてきました。

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装飾が本当に見事ですね。

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入り口から中に入るとすぐ左手に

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バスコ・ダ・ガマのお墓がありました。

「1498年、バスコ・ダ・ガマがインド南西のカリカットに到達」

と、中学生の時でしたか習いましたよね。

彼の功績であるインド航路の開拓によって、ポルトガル海上帝国の基礎が築かれ、香辛料その他の貿易による巨万の富が、このジェロニモス修道院を作ったのです。

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修道院の雰囲気は、素晴らしかったですよ。

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この修道院の最も素晴らしい点は中庭の回廊といわれています。

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こちらには別料金を払って入りましたが、細かい装飾も見事でした。

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二階に上がって上からも景色を楽しめます。

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ふと広場に目を落とすと中央の噴水に虹が見えます。

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写真でわかりますか?

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こちらは二階からの景色です。

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西の窓のステンドグラス。

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ヴァスコ・ダ・ガマによるインド航路開拓と、エンリケ航海王子の偉業を称え、1502年にマヌエル1世によって着工されました。マヌエル様式の最高傑作といわれています。

1511年に回廊など大部分が完成しましたが、最終的な完成には300年かかったそうです。

石灰岩による白亜の彫刻が本当に素晴らしく、大航海時代の栄華を代表する建築物ですね。

いつか訪れたいと思っていただけに、本当に良かったです。

素晴らしかったですよ。


■EADV 2011in Lisbon,Portugal ⑩ ポルトガルの伝統菓子エッグタルト

ジェロニモス修道院に行く道すがら、人だかりのあるお店がありました。

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何だろうと思ってみてみると、1937年創業のナタの老舗パステイス・デ・ベレンと書いてあります。

日本でもエッグタルトとして有名になったポルトガルの伝統菓子であるパステル・デ・ナタのお店のようです。

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窓から見てみるとおいしそうなエッグタルトが見えます。

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二つばかり食べてみましたが、これは本当に美味しい。

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なんでも創業当時より同じ配合で作られているそうですよ。

平日なのに、人だかりができるわけです。


■EADV 2011in Lisbon,Portugal ⑨ テージョ川沿いを歩く

EADVリスボンの学会会場の前を流れるテージョ川

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橋の向こうに見える十字架は、ブラジルのリオデジャネイロのキリスト像を模して1959年につくられたものなのだそうです。

ブラジルの宗主国はポルトガルでしたものね。

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このテージョ川のほとりは地域住民の憩いの場でもあります。

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三輪車に乗った孫と一緒に歩いているおじいさんとかをみると、日本と風景が一緒ですね。

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ヨットが出ていたり

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船を引き揚げるクレーン車でしょうか?

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この学会会場のあるベレンという土地は、リスボン市内からちょっと離れているのですが、ジェロニモス修道院があることで有名です。

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修道院に向かって3kmぐらい歩きました。

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街並みも綺麗です。

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国旗が飾ってあるレストランも見つけました。


■EADV 2011in Lisbon,Portugal⑧ Ellipse I2PLの新機種

今回のEADVで参加したセッションの一つが、デンマークのEllipseという光治療器のメーカーが新しく出したEllipse MultiFlex +(エリプス マルチフレックス プラス)です。

今回は、ドイツのミュンヘン技術大学皮膚科レーザー部門(The laser unit of the department of dermatology, Technical University of Munich)で Haut & Laser Clinicの開設者であるProf. Michael Drosnerが講演を引き受けていました。

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エリプス社は、本家イスラエル・ルミナス社のフォトフェイシャル(IPL)を超えるという目的で作られた、「I2PL」という光治療器を製造しています。

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I2PLは、国内にもファンが多く、非常に評価が高い光治療器ですよね。

レーザー機器と違い、フォトフェイシャル、I2PL、パルストライト、フラッシュランプ、APLなどと呼ばれる光治療器は、レーザーとは違って単一波長ではないので、どの機種が性能的に優れているか評価が難しいです。

I2PLが、ほかのIPLと違って優れた特徴を持つ点としては、

二枚のフィルターを使用することで光源の波長の上下を区切っていること。(これはパロマ社も同じ技術を利用しています。)

Ellipse

さらに、火傷をおこす可能性があるオーバーパワーになるパルス時間を、照射エネルギーを均一にすることでなくしたこと。

I2pl

という記載がWEBあります。

思えば1999年のフォトフェイシャルの発売以来、10年が経過していますので、光治療器の技術自体は各社肉薄しています。

どちらかというと、光治療器はその機器を使い慣れた職人のような医師が使用するかどうかで、治療効果が大きく変わる施術と言えるでしょう。

もともとフォトフェイシャルに代表される光治療器はシミを取るために使用されてきた機器ですが、現在は脱毛や組織のタイトニング(コラーゲンやエラスチンの増加作用)に使用される機会が多くなりましたね。

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このI2PLをベースに血管治療用のロングパルスNd:YAGレーザーを付加したのがこの新しいEllipse MultiFlex +です。

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新しく血管治療用に付加されたNd:YAGレーザーの解説をしていましたが、

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「同じ波長のNd:YAGレーザーでも、メーカーにより照射時に形成されるパルスに違いがある」という点が強調されていましたよ。

全く同じスペックのレーザー機器が、各社で違う反応をする現象がよくあるのは常識とも言えることですが、同じ機種を使用していても、複雑な構造だけに、機器に劣化が起こっている可能性が非常に高い。

つまり、レーザー機器は製造年月日で性能が変わると考えたほうが良いのです。

クリニックFでは機種によっては、2年以内に機器を丸ごと買い替えますが、それもそのような意味合いがあるのですよね。


■EADV 2011in Lisbon,Portugal⑦ EADV学会会場にて

学会会場にあった看板は、この様に大きなものでした。

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開場時間とともに会場に入ったのですが、とにかく人が多かったですね。レジストレーションをするのにも1時間待ちといった感じです。 

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列に並んでいたときも、何人もの人が「ドクターフジモト!」と声をかけてくれました。

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ポルトガルで開催されたのもあって、展示場はそんなに大きくはなく、

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このようなホールで行われました。

さっと見たのですが、新しいレーザー機器はあまりありませんでしたね。

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そんな中、深紅の展示場を作っていたイタリアDEKA社。

欧州系のレーザー会社ですので、このヨーロッパ皮膚科学会では、大きなブースを出していましたよ。

工学博士でデカ社のレーザー機械を設計しているマウロに会いました。

「疲れたらいつでもブースに来てもらっていいよ。」

と言ってくれました。

実はマウロとは今後、フランス語で書かれたレーザーの教科書を翻訳して出版する仕事を一緒にするかもしれないので、その進捗状況などについても情報交換をしました。

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今回学会会場講演ブースは、写真を撮るのが禁止になっていました。

こうしたことは年々厳しくなっています。

学会に行くとき、興味深かった講演内容を写真に残せると、後々の見直しが出来るのですが、ちょっと残念でしたね。

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それにしてもこの学会会場は、リスボンを望むテージョ川の目の前にあり、素晴らしい立地にありました。


■EADV 2011in Lisbon,Portugal⑥ 学会会場へ

今年のEADV、リスボンの学会会場は、ダウンタウンから離れた場所にありました。

宿泊したホテルのスタッフに聞くと、会場までは地下鉄と市電を乗り継いでいくことができるようです。

初めての街を把握するのに良さそうなので、そのアクセス方法でトライしてみることにしました。

まだ薄暗いうちにホテルを出発し、歩き始めます。

間もなく、青い空が。

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坂の多いリスボンの街を歩いていると

なんだか以前に来たことのある国のどこかに似ているなあ

・・・という感覚がやってきました。

考えてみれば、そう

香港の横にあるマカオです。

マカオはポルトガル領でしたものね。

1kmぐらい歩くと、リスボンの街が見渡せるエドゥアルド7世公園に出ました。

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ここの地下から地下鉄に乗ります。

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こんなクーポンを0.5ユーロで買い、お金をチャージします。

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リスボンの地下鉄の路線は4本。

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地下鉄は、この四つの図形と色で、観光客にもわかりやすく色分けされています。

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まずは青路線に乗り、緑路線に乗り換えます。

海沿いの緑路線の終着駅で降り、

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さらに市電に乗り、

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学会会場まで揺られること15分。

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地図によると、この橋のふもとにコンベンションセンターがあるはずです。

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ようやく今年のヨーロッパ皮膚科学会(EADV)会場にたどり着きました。


■EADV 2011in Lisbon,Portugal⑤リスボンの日の出

おはようございます。

今日10月27日(木)はクリニックFの休診日です。

いつもはこの木曜日を使って大学院に行くのですが、ここ一年でかなりまとまったデータが揃いましたので、いよいよ工学博士論文に向けての論文書きをスタートしようと思い、朝から資料などまとめるために東京の自宅で作業しています。

これからどこに籠るのか、考え中です(笑)。

大安の明日28日は、通常であれば診療を行う金曜日なのですが、クリニックF開業当時から手伝ってもらっているナースの結婚式が横浜でありますので、臨時休診を頂いています。すみません。これから主賓のスピーチも考えないとなあ...。

そして、タイのバンコクで開催される予定だった学会が延期になりましたので、29日の土曜日からはまた通常診療となりますので、またよろしくお願いいたします。

さて、2011EADV in ポルトガルブログ、続きを上げてゆきますね。

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ポルトガル到着翌日。

時差の関係もあって、目が覚めたのは日の出前。

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昨日は真っ暗だった窓の外には、美しいオレンジ色の屋根がたくさん見えます。

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本当に素晴らしい夜明けで、幸先の良いスタートを切ることができました。

リスボンでは、きっと良いことが起こるんではないでしょうか?


■EADV 2011in Lisbon,Portugal④ポルトガルへ

おはようございます。

今日10月26日もクリニックFの診療日です。

先週訪れたポルトガルのブログをすこしづつアップしてゆきますね。

出発時の成田の天候はあいにく曇り。今回はロンドン・ヒースロー経由でポルトガル・リスボンに向かいます。

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空を飛ぶのは本当に爽快ですね。

吸い込まれそうな青い空が広がります。

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ヒースローに着いたのは13時間後。夕方です。

さすが世界のハブ空港。各社の飛行機が並んでいます。

トランジットのため空港に降りると、壁に大きく二人のF1ドライバーの写真が。

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2008年に当時の史上最年少でF1ワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンと2009年のF1ワールドチャンピオンであるジェイソン・バトンです。

ワールドチャンピオンを取ったF1ドライバーが国に二人も現役でいるなんて、すごい話ですよね。

思えばモータースポーツはイギリスのいわば国技の1つ。

F1のコンストラクターは半分以上がイギリス国籍です。思いつくだけでもブラバム、ティレル、ロータス、ベネトン、マクラーレン、ウィリアムズ、ブラウン・・・など名門ばかりです。

さらにイギリス人のF1ワールドチャンピオンも沢山輩出されています。

マイク・ホーソン、ジム・クラーク、ジョン・サーティース、、ジェームス・ハント、中でも2度のチャンピオンを取ったグラハム・ヒル、さらに3度のチャンピオンを取ったジャッキー・スチュワートもいます。

自分がF1を観るようになってから印象深かった「情熱のレッドファイブ」のナイジェル・マンセルや、グラハム・ヒルの息子のデイモン・ヒルもチャンピオンを獲りましたよね。

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空港にはハロッズもあります。

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こちらで小さな飛行機に乗り換え、さらにポルトガルのリスボンまで3時間の道のり。

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機内からは、ポルトガルの夜の街がきれいに見えました。

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リスボンの空港にはポルトガル航空の飛行機がありました。

スターアライアンスで行けばこれに乗れたのになあ。

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ともかく、出国してからすでに20時間以上。

やはりヨーロッパ最西の地、ポルトガルは遠いですね。

タクシーを拾い、何とかホテルまでたどり着きます。

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リスボンに行くことを決めたのが直前だったため、学会で提示されていた主なホテルはすでに満室。

エクスベディアで見つけた市内のホテルに宿泊したのですが、こんな新しいホテルでした。


■EADV 2011in Lisbon,Portugal③ここに地終わり海始まる

ポルトガルはリスボンの学会会場目の前にある「ベレン」という駅から。“カスカイス”という終着駅までおよそ40分。

さらに、そこから20分程バスに揺られると、ユーラシア大陸の最西端 ロカ岬に着きます。

地理が好きな僕としては、ポルトガルに行くからにはどうしてもこの場所に行きたくて、ついつい学会の後に訪れてしまいましたよ(笑)。

ちなみに2008年には喜望峰にも行きましたっけ。

こちらが、ロカ岬です。

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大航海時代、真っ先に大西洋に出て行ったのはポルトガル人でしたが、この最西端のロカ岬に来てみると、地理的な影響が大きいのだなあ・・・と、改めて思いました。

ヨーロッパ大陸から他民族に攻め込まれると、まさに背水の陣。

その先には大西洋しかないのです。

ロカ岬にはポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンイスの叙事詩「ウズ・ルジアダス」第3詩20節の一節

「ここに地終わり海始まる(Onde a terra acaba e o mar começa)」

を刻んだ石碑が立っています。

カモンイスの棺はジェロニモス修道院で、インド航路を初めて発見したバスコ•ダ•ガマの横にありましたが、国民的英雄なのでしょう。

「ここに地終わり海始まる」のフレーズで僕が思い出すのは、最後の文士と言われた宮本輝の小説の題名なのですが、皆さんこの小説を読んだことがありますか?

僕は高校生のときまで、ある作家の全ての著作を読むということが趣味で、三島由紀夫や谷崎潤一郎、夏目漱石など気になる作家については全集読みました。

現代の人の書いた小説はあまり読まなかったのですが、村上春樹と宮本輝だけはそのとき出ていた全編を大学生のときに読みました。

宮本輝の中では「錦繍」や「優駿」、「泥の川」、「避暑地の猫」といった作品が好きで、すばらしい文章を読んでとても感激した覚えがありますよ。

「ここに地終わり海始まる」は、宮本輝にしては文体が軽いなあと思った記憶がありますが、とても綺麗なストーリーでした。でしたが、僕にとってはこの作品が宮本作品を読む分岐点となり、この作品以降なんとなく宮本輝から遠ざかるようになってしまったんですよね。

最近は、文献や教科書ばかりであまり小説を読む時間がないのですが、ロカ岬のイメージがあるうちに、この本を読み返してみようかなと思いました。


■EADV 2011in Lisbon,Portugal②学会会場

リスボンの学会会場です。

リスボンの市内からはちょっと離れていてアクセスはしにくかったのですが

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今年もヨーロッパ皮膚科学会の参加者は多いですね。

このヨーロッパ皮膚科学会も、ほぼ毎年出席していますので、レジストレーションをしようと列に並んでいたり、会場を歩いていると

「ドクターフジモト!」と言って、向こうから声をかけてくれる人も多くなりました。

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会場目の前の景色はこちら。

すばらしい天気に恵まれています。

学会会場でのことはまたブログでお知らせしますね。


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新国際学会周遊記

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